私の不採用投稿集2

私の新聞などへの投稿で不採用になったものです。2重投稿はいけませんが、地方新聞で不採用になっても、同じ文面で全国紙で採用になったこともあります。新聞にはクセがあるようです。

減税より健康保険税、消費税を減らして

今月より所得税の減税があるらしいが、私達低所得者にはほとんど恩恵がない。減税の代わりに、国民健康保険税や消費税を減らしてほしいと思う。

私は、年老いた身体障害の両親を扶養し、その上子供も扶養している。所得から障害者控除、扶養控除、社会保険料控除、損害保険料控除、基礎控除等を差し引いた課税所得はマイナスになる。つまり所得税は零なのだ。その上住宅取得控除もあるのだが、差し引く税額がない状態なので、減税の恩恵が全くない。

しかし、この所得でも国民健康保険税は、上限に近い金額を支払わなければならないし、日々の食料品、水道光熱費等の生活費には、容赦なく消費税がかかってくる。

今、平成9年分の確定申告書を書きながら、日本の税制の不公平さを痛感する。

読売大阪本社 気流係 1998年2月25日

所得減税より消費税減税を

首相は九十八年度の所得税・住民税の特別減税を二兆円上積みして計四兆円とする意向を表明したとの報道を聞きひとこと。

私は所得税は所得に応じて負担する税金であり国民として負担するのは当然のことと考えている。また今は国の財政が苦しい時でもあり、減税している場合ではないはず。

しかし、景気回復、消費拡大の為に減税する必要があるなら、消費税減税の方がすじが通っている。もともと今の不景気は消費税アップが原因のひとつになっているのだから。

低所得者層にとって、今回の所得税減税は、ほとんど恩恵がない。つまり所得税を納める程の所得がない人にとっては返ってくる税金がない上に、その人が納めた消費税は、トータルで考えれば、中高額所得者の減税に使われるのだから。

弱者の立場にも配慮した政治をお願いしたい。

読売大阪本社 気流係 1998年4月10日

マイナス成長時代の私の夢

何もかもが上向きの時代には、成長があたりまえと、大量生産大量消費を繰り返してきた。その結果大量のごみ、ダイオキシン等の有害物質の発生等の諸問題が起きてきた。

ここらで、右肩上がりの成長があたりまえという考えを、根底から変えてみたい。つまり、現状維持あるいは、景気後退を前提に、私の夢を描いてみた。

毎日の仕事は定時で終了。夜形生活をやめテレビを見る時間は短くして、暗くなったら寝る。朝は明るくなったら起きる。田舎に住み、休日農業で食料は出来るだけ自宅の田畑で自給する。生活用水は井戸。風呂は太陽熱温水器で沸かし、昼間の電気は太陽電池でまかなう。し尿と生活排水は合併浄化槽で処理。

つまり健康で文化的で、出来るだけ自然に近い 自給自足楽天 生活をするのである。そうすれば、エネルギー消費は自ずと少なくなるし経費も少なくて済む。

私の夢である。一部実現していることもあるが、完全実現は無理だろうか。

読売大阪本社 気流係 1998年6月25日

合理的で安い電話料金に

不可解なNTTの電話料金に関して一言。まず基本料金が事務用と住宅用で違うのはなぜか。事務用は無料で職業別電話帳に載せられるからか。それなら電話帳に載せなくても料金が安くならないのはなぜなのか。また電話局によって基本料金が違うのはなぜか。

次にプッシュ回線はパルスダイヤル回線よりなぜ料金が高いのか。高くするからいつまでもパルスダイヤル回線のままの契約者が残り、両方の回線を管理する交換機が必要となる。これを同一料金又はプッシュ回線を安くすれば、パルスダイヤル回線は自然になくなると思うのだが。そうすればNTTにとっても、利用者にとっても有利になると思う。

次にナンバーディスプレイの料金がなぜ別に必要なのか。PHSや携帯電話でも掛かってきた電話番号は表示されるが、この料金を別には払っていない。ナンバーディスプレイ対応の電話機を持っていても、この料金を払ってまで利用したくないという利用者がかなりいるのも事実である。

色々なサービスをすべて受けると電話料金はかなりの額になる。せめて電話料金を合理的にして、多くの利用者が安く様々なサービスを受けられるようにしてほしい。

読売大阪本社 気流係 1998年8月15日