ミニレーザーレベルの特徴と使い方
従来、墨付けをするには、水準器などを使って墨出しをして墨付けをしなければなりませんでした。壁などには墨付けをすると汚れてしまうので、鉛筆などで薄く小さく墨付けをする必要がありました。レーザーレベルを使えば、実際に墨を付けることなく墨出し線やレーザーポイントを表示できます。
ミニレーザーレベルの特徴
この写真のようなミニレーザーレベルは水平や垂直のレーザーマーカーを表示できる電子式の墨出し器です。日曜大工やDIYでの製作には便利なもので1つは備えておきたいものです。
これはレーザー光線を使った電子機器で、水準器や 墨出し器楽天 などと呼ばれる従来からあるものと比べると、実際に墨付けをすることなく墨出し線やレーザーポイントを表示できます。
この写真の機種(GLL1P)では、ウォールホルダーが標準で付いています。また、本体の両側からレーザー光線が出るようになっています。
片側からはポイントレーザー(約20m)が出て、もう一方からはラインレーザー(約5m)が出ます。低価格でコンパクトな大きさなので、水平、垂直の墨出し機として日曜大工やDIYなどで手軽に使えます。
ウォールフォルダーが便利
このミニレーザーレベル(BOSCHのGLL1P)の本体の背面にはマグネットがついています。ウォールホルダーに取り付けることにより、独りでも作業をすることができます。
壁にビスをねじ込み、これにウォールフォルダーを取り付ける事もできます。また、ウォールフォルダーを三脚にも取り付け可能ですので、作業の幅が広がります。
ウォールホルダーには簡単なレベル調整ダイヤルが付いているので、細かい水平垂直の調整も簡単にできます。
BOSCHレーザーレベルGLL1Pの主な仕様や使い方
BOSCH レーザーレベル楽天 GLL1Pの主な仕様は次の通りです。
光源:レーザーダイオード、波長:635nm、出力:1mW以下
照射範囲:ライン5m、ポイント20m
指示精度:プラスマイナス0.5mm/m
電源:単4アルカリ電池*2、連続照射時間:約15時間
本体サイズ:30*154*24mm、質量:100g(電池含む))
水平気泡管と垂直気泡管があります
水平気泡管と垂直気泡管の両方があるので、設置物の水平、垂直の確認に便利です。ウォールフォルダーの取付け方向によって使い分けもできます。
ラインレーザーの使い方
ラインレーザーは、水平、垂直ライン(線)の照射により、棚の取付けや絵画や写真を貼る場合などの水平の位置合わせや、垂直位置の揃えなどに便利です。目分量に比べると格段の差です。
また、勾配ラインを照射することにより、階段などの傾斜に合わせた展示位置や、手すりなどの取り付けに便利です。
ポイントレーザーの使い方
ポイントレーザーの照射は、同じ出力パワーならラインレーザーよりも届く距離が長いので、遠く離れた場所の水平や垂直合わせに便利です。
屋外用のものは高価ですが便利です
屋内用のレーザーレベルは明るい太陽光の下での使用には向いていません。しかし、屋外でも使えるものは室内向けより価格がやや高くなりますが便利です。また、レーザー受光器などと併用すると便利に使えます。
注意事項
この手の測定器は安価で手軽で便利なのですが、正確かどうかは、時々、確かめる必要があります。正確な水準器などと比べてズレがないかどうか確かめてください。
レーザー光線を直接目で見ないでください。ピンポイントでも目にダメージを与えます。注意してください。