配線チェッカー701K-Gの特徴と使い方

配線チェッカーが無いと、テスターなどで導通を見るしかありません。その場合、少なくとも配線の両端に2人いないとチェックができません。電子式の配線チェッカー701K-Gなら、独りでも簡単に配線のチェックができます。また、被覆の上からでもチェックできるので、配線ルートの探索も可能です。

配線チェッカー(701K-G)の特徴

配線チェッカー701K-Gの画像

従来から一般の家庭などでの電気工事や電話工事やLAN工事などの配線チェックには、普通の回路テスターなどが使われてきました。又は、ここで紹介するものよりも単純な物が使われてきました。

普通の回路 テスター楽天 だと、配線の両端に2人が必要で、互いに声で連絡しながら配線のチェックをする必要がありました。また、配線のチェックには、電線の被覆をむく必要がありました。

しかし、このグリーンリーの配線チェッカー(701K-G)は、独りでもチェックができるし、片方の電線の被覆は剥かなくても被覆の上から非接触でできるのです。しかも、比較的安価なのです。

電気工事の配線チェックにも使えます

このグリーンリーの配線チェッカー(KG-701G)は電話工事やLANの工事に限らず、普通の電気工事の強電配線においても、配線のチェックができるのです。

特に便利なのは、途中の配線がどこ(どの部分)を通っているのかも、チェックできるのです。しかも、被覆の上からでもチェックできるのですから大変便利です。

グリーンリーの配線チェッカーの使い方

配線チェッカー701K-G受信機の画像

この写真は、グリーンリー配線チェッカー(KG-701G)の受信機です。チェックする配線の片方に送信機を接続しておけば、この受信機側を持っていくだけで配線のチェックができるのです。

この商品は元々 電話工事楽天 やLANの配線工事用に作られています。しかし、配線のチェックをするだけなら、強電の電気工事にも使えるところが良いと思います。

実際の使い方(送信機側)

まず、チェックする配線の片側に、送信機から出た赤色と黒色のクリップを接続します。電線がRJ-11コネクタの場合はRJ-11プラグを接続します。次に、送信機のトーンスイッチを入れます。

ケーブルを探す

その後、受信機側のボリュームで受信感度を調整しながら、中央のメインスイッチを押した状態にしてから先の尖ったプローブをケーブルに非接触で当てて該当のケーブルを探します。トーン信号が最大になり、LEDが一番明るく点灯する所が目的のケーブルがある場所です。

目的のペア線を特定する

目的の電線の端子や、被覆をむいた金属部分にプローブ先端を接触させると受信音が更に大きくなります。この時、先端のプローブ部分は絶縁物で出来ているので、非接触と同じですので、配線がショートしたりする心配はありません。

ペア線を特定するには、受信側の2本の線をショートさせてみます。信号音が消えればそれが正しいペア線となります。

古いケーブルの撤去には特に便利です

配線の被覆の上からケーブルを特定できるので、ケーブルを順番にたどって行く必要はありません。任意の所で該当のケーブルがあるかどうかがわかるのです。

古いケーブルは撤去されずにそのままになっていることが多く、余計に配線が複雑になっている場合があります。このような場合、古いケーブルを撤去すれば、配線の間違いなども確実に減らすことができます。