ケーブルキャッチャーの特徴と使い方
天井裏などでVVFケーブルなどを配線するのに、釣り竿のようなものでケーブルを手繰り寄せたり、配線を挿入するのに使うのが、ケーブルキャッチャーとかケーブルフィッシャーと呼ばれる電気工事用の工具です。狭い天井裏や壁の中に配線をするのに重宝する工具です。
ケーブルキャッチャー(フィッシャー)の特徴
この写真のような ケーブルキャッチャー楽天 は天井裏の電気工事などで、VVFケーブルなどを引っ掛けて引っ張るのによく使う工具です。
電気工事やDIYでの配線工事をする時には釣り竿のように伸ばしたり縮めたりして使えて、VVFケーブルなどを配線するのに便利なもので電気工事をしているのなら1つは備えておきたいものです。
この写真のものはマーベル(Marvel)のプロメイト(PROMATE)ケーブルキャッチャーE-4838で、一般的に多くの電気工事屋さんがよく使っているものと同等なものです。収納寸法は63cmで、伸長時の寸法は長さ8m、さおの最大直径は47.5mm、組本数は18本、質量は約1.3kgです。
同じような用途でケーブルフィッシャーというものもあります。名前が違うだけで用途は同じで形も同じみたいです。
ケーブルキャッチャーの先端の懐中電灯(LEDライト)
このケーブルキャッチャーには先端に明かりがつくように、懐中電灯(LEDライト)を備えているものもあります。これにはスイッチは無く、先端の部分を回転させることで明かりを点けたり消したりします。
このことが原因で、ネジが緩んで先端部分を紛失することがよくあります。でも、天井裏などの暗い所での作業にはとても便利なものです。
しかし、数メートル先のケーブルをケーブルキャッチャーで引っ掛けるには、自分の視力も良くないと作業がはかどりません。他にも強力な LEDライト楽天 などがあった方が良いでしょう。
この懐中電灯(LEDライト)を失くした場合や壊れた場合には、これだけを後から購入することもできます。
狭い天井裏でのケーブル配線に大活躍
一般の住宅では、天井裏はとても狭く、長い距離ではなくてもVVFケーブルの挿入と配線には苦労するものです。
家電量販店の工事や素人の工事では、隠蔽配線が面倒で、露出配線にしているところもよくあります。しかし、見栄えの点からは、天井裏や壁の中に隠蔽配線するのが良いことは言うまでもありません。
ご自分の部屋の電気の配線が露出で配線されていたらどうでしょうか。見た目が悪く、場合によっては危険なこともあります。私は、電気店を経営していた時期には、できるだけ露出配線を避けて隠蔽配線にするように努力していました。
このような時に活躍するのがケーブルキャッチャーやケーブルフィッシャーなどと呼ばれる電気工事用の工具なのです。
工夫すればケーブルフィッシャーは様々な用途に使えます
小型のケーブルキャッチャーなら、天井のダウンライトのような小さな開口部から配線を引っ張ることもできて、照明器具と照明器具の間の配線の追加やスイッチの取り付けなどの時にも便利に使えます。
また、吊り天井などで、上に人が乗れない時などにも、遠くの小さな穴から入れたケーブルを引っ張って天井裏に転がり配線することもできます。
天井裏工事の注意事項
吊り天井や石膏ボードの天井では、その上に人が直接乗ることができません。決して乗ってはいけない所には体重を掛けないように注意してください。
吊り天井では、直接吊っている丈夫な部分には体重を掛けることができます。また、石膏ボードの天井では、垂木とほぼ同じ大きさの木の上には体重を掛けることができます。
もし、天井を踏み抜いたら、天井が壊れるだけでなく、落下する危険もありますので、特に注意してください。