すぐ実行できる簡単で効果的な節電方法

東北関東大震災の影響で東北や関東地方の一部地域で電力供給を止める計画停電がありました。節電することによって停電になるリスクを減らしましょう。簡単で効果的な節電方法を書いてみました。

使用電力のピーク時を避けて使いましょう(ピークシフト)

無駄な電力を使用しない、つまり節電するのが基本ですが、使用電力がピークとなる午後6~8時には特に節電するのが効果的です。

夕食の準備時間を通常より早めたり、生活時間を前か後ろにずらすのも良いでしょう。炊飯器は タイマー楽天 を使ってこの時間帯は使わないようにしましょう。洗濯はタイマーで夜や早朝にしましょう。

コンセントを抜いて節電する方法(待機電力を無くします)

コンセントや主電源を入れたままにしていると待機電力と呼ばれる電気を消費します。これをなくすことで節電につながります。家庭で使われる電力消費量の約1割は待機電力だと言われています。

エアコンは特にシーズンオフにはコンセントを抜いておくとかなりの節電になりますし、雷等での故障のリスクを減らすこともできます。

必要な時以外は使わないで節電する方法他

電力計とワットチェッカーの写真

電気保温ポットの使用をやめて、必要な時に必要なだけの湯を沸かしましょう。こうすることで保温の電力を節約できます。同様に、炊飯器も保温をやめて、必要な量だけご飯を温めましょう。

階段や廊下やトイレの照明を消し忘れることはありませんか。必要に応じてセンサーライトや一時点灯スイッチ等を使って根本的に消し忘れのないものにすることができます。

トイレの温水洗浄器は、便座のヒーターの通電を止めます。または、設定温度を下げるのが有効です。また、便座のフタを閉めておくだけでも節電効果になります。便座の熱を逃がさないようにすれば、ヒーターに通電する時間が減るからです。

洗濯乾燥機では、洗濯だけ行なって乾燥機能を使わずに干すことです。洗濯よりも、何倍も消費電力が大きい乾燥を省くことでかなりの節電になります。

同様に、食器洗い乾燥機では、高温のお湯で洗った後で乾燥機能を使わなくても自然に乾くものです。夜に使えば、朝には乾燥しています。

エアコン等の冷暖房器具の節電方法

エアコンは温度の設定を変えるだけで節電できます。温度設定の基準は冷房なら28度以上に設定します。外気温度が高い場合は30度でも十分効きます。扇風機も併用すれば涼しく感じます。

暖房の場合には20度以下に設定します。また、エアコンの設定温度を16~19度の少し寒い程度にして、服を着込んで、こたつを併用して、厚手のカーテンを使うと、とても節電効果があります。

冷凍庫、冷蔵庫の節電方法

いったん冷えた冷蔵庫内の冷気をドアの開閉によって無駄にしてしまいます。食品の出し入れは素早くしましょう。ドアを開けてから何をするかを考えるのではなくて、ドアを開ける前に考えてから行動しましょう。

また、暖かい食物を冷やさないで冷蔵庫に入れてしまわないようにすることも重要です。そして最も注意したいのは食物の詰め過ぎです。冷蔵庫内には冷気が動く隙間が必要です。

冷蔵庫の設置で壁に冷蔵庫がぴったりとくっついていませんか?冷蔵庫の中の熱は冷蔵庫の周囲から放熱しています。冷蔵庫の後ろや横を適度に空けてやると電気代の節約になります。窓からの直射日光やコンロなどの熱から遠ざけて設置することも重要な事です。

電球型蛍光灯やLEDの照明を使用して節電する方法

白熱灯は値段が安いのですが、長期的に見ると値段が高くても電球型蛍光灯やLEDの照明の方がお得です。電球型蛍光灯やLEDの照明は、同じ明るさなら消費電力が少なくて長持ちします。LED照明は値段が次第に安くなっています。

照明の使い方で節電する方法

不必要な照明はこまめに消します。照明の明るさが調節できるものは、暗めに設定します。照明器具や蛍光管を間引ける場合は1/3~1/2程度間引きます。照明は少しぐらい暗くなっても、目の錯覚でさほど気にならないものです。

究極の節電方法は、不必要な電気製品を買わないことです

現代社会では、各種の電気製品がどうしても必要と思われがちですが、必要ではない電気製品もあります。テレビだって無ければ無くてもそんなに困らないと思います。食器洗い乾燥機だって、少人数の家族なら無くても困らないはずです。

電子レンジも湯沸しポットも無くても生活はできます。そのように考えていけば、かなりの電気製品を減らすことができます。