小田川でシジミ採り(矢掛町、真備町)

何年も前から小田川はシジミ採りの名所になっています。最近はあまりにも多くの人がシジミ採りに来て、大きなシジミは少なくなってきています。でも、家族連れでシジミ採りを楽しむことができます。場所や採り方について紹介します。

シジミ(しじみ)はアサリに似た淡水で育つ二枚貝で、アサリより小さ目です。誰でも川に入って採ることができます。漁業権などは問題ないようです。

小田川(矢掛町、真備町付近、高梁川の支流)へのアクセス

シジミ(しじみ)の採れる所は小田郡矢掛町と倉敷市真備町の小田川が主ですが、その支流の美山川などにも採れる所があります。

倉敷市真備町妹付近の小田川の地図

シジミ採りのポイントは小田郡矢掛町から倉敷市真備町の辺りの小田川ならどこでも可能ですが、近くに駐車場があるところや車を止めても問題の無いところにしましょう。

倉敷市真備町でのシジミ採り

小田川でのシジミ採り

私達は、倉敷市真備町の備中呉妹駅と、吉備真備駅の中間辺りの小田川でシジミ採りをしました。場所は真備町の人に教えていただきました。

川底は平らになっているので、シジミ採りができるのは極端に言えばどこでも可能です。でも、水深が浅過ぎても深過ぎてもできませんので、自ずと場所は決まってきます。

シジミを採る方法は、手鍬(てぐわ)や移植ゴテなどで川の中の砂を少し掘ります。水の流れで、川底が澄んできたら、シジミを手で拾います。ただそれだけですので簡単です。できれば小さいのは採らずに大きいのだけ採りましょう。

撮影 2013.10.22

シジミ採りの道具や服装

特に何も用意しなくてもシジミを採ることはできます。しかし、準備をして行くと本格的に楽しく採ることもできます。まず、三つ目や四つ目の鍬のような手鍬や 移植ゴテ楽天 のようなものがあった方が、砂を掘るのに良いでしょう。

次に貝を入れる袋は、ミカンを販売している網袋が良いと思います。もちろん、ビニールの買い物袋でもかまいません。

服装は少々濡れても汚れてもよい服装にしましょう。靴は深めの長靴が良いでしょう。夏なら、サンダルでもかまいません。日除けの帽子とサングラスは必要です。手袋は必要ありません。

ゆっくりと、楽しみながら採るのなら、折りたたみの椅子などを持って行って、じっくりと座って採るのも良いかも知れません。

シジミ採りの後の砂吐かせ(砂出し)

シジミ採りの後の砂吐かせ

シジミを採って来たら、すぐに砂を吐かせましょう。大きなタライのような面積の広い容器に水を入れてシジミが重ならないようにします。面積の広い容器に入れるのは、酸素補給の為です。水中の酸素が不足するとシジミが死んでしまいます。

バケツでもかまいませんが、あまり沢山のシジミを入れないようにします。頻繁に新しい水と入れ替えてやります。

水道水は塩素(カルキ)があるので、できれば井戸水や川の水が良いでしょう。もし、水道水を使う時は、汲み置きをしてカルキが抜けてから使いましょう。

一日に数回以上水を取り替えて一昼夜以上置けば砂出しは完了します。その後はなるべく早く調理します。あまり量が多い時は冷蔵庫に入れるか、調理してから冷凍にします。

シジミの栄養

味噌汁の具として、アサリと共に人気の高いシジミは、古くから「肝臓に良い」と言われてきました。それほど肝機能を修復したり活性化させる栄養分を豊富に含んでいます。肝臓の解毒作用に関係するタウリンやビタミンB2やビタミンB12や鉄分を豊富に含んでいるので、肝機能障害や貧血の予防にも効果があります。