世界遺産、二条城
近くのスーパーマーケットの優待と自費で、私達夫婦は、大阪、京都方面へ団体バス旅行に行きましたので、そこで撮った写真と共に、京都の二条城を紹介します。
世界遺産、二条城の沿革(歴史)
1603年(慶長8年)徳川家康が、 京都御所楽天 の守護と将軍上洛の際の宿泊所として造営しました。その後、3代将軍家光が、伏見城の遺構を移すなどして、1626年(寛永3年)に完成したものです。
1867年(慶応3年)に15代将軍慶喜の大政奉還により、二条城は朝廷のものとなりました。1884年(明治17年)には離宮になり、1939年(昭和14年)には京都市の管轄になりました。
二条城へのご案内
所在地 | 京都市中京区二条通堀川西入二条城町541 |
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交通 | JR京都駅、阪急烏丸駅から市バス「二条城前」下車 京阪三条駅から地下鉄東西線「二条城前駅」下車 |
入城時間 料金 |
二の丸御殿観覧 9:00~16:00 大人600円、中高生350円、小学生200円 |
電話 | 元離宮二条城事務所 075-841-0096 |
地図 | 二条城付近の地図 |
二条城、二の丸御殿(国宝)
ここは二の丸御殿(国宝)の見学用の入り口です。二条城といえば団体はここしか見学しないので、これが二条城と思っている人が多いと思います。
二の丸御殿は武家風書院造りの御殿建築です。車寄に続いて遠侍(とおざむらい)。式台(しきだい)、大広間。蘇鉄の間、黒書院、白書院の6棟が南東から北西にかけ斜めに並んでいます。これらの各部屋は廊下によってつながっています。
建築面積は約3,300平方メートル、部屋数は33、畳の数は約800畳あります。各部屋の障壁画は狩野派の画家によって描かれています。また、欄間の彫刻、飾金具、長押の釘隠し等の金の細工は豪華を極めています。
二の丸御殿の西には本丸御殿がありますが、この内部は一般公開されていません。
二条城、本丸御殿の石垣
これは本丸御殿の周囲を巡らせた立派な石垣です。とても大きく見応えがあります。
本丸は、1626年(寛永3年)三代将軍家光が増築したものです。城内の南西には高くそびえ壮麗を誇っていた五層の天守閣がありましたが、1750年(寛永3年)に雷により消失しました。また、1788年(天明8年)には、大火による類焼で本丸内の建物も失いました。
現在の建物は、京都御苑内にあった旧桂宮御殿を1893年~94年(明治26年~27年)にここに移したものです。
今回は団体旅行でしたが、時間の許す限り、個人的に、二の丸御殿とその庭園、本丸御殿周辺と天守閣跡にも行って見学しました。
本丸御殿の南側にある庭園は、明治時代に造られたものです。この西の高台に天守閣跡があります。