能勢妙見山(北斗信仰の妙見山)

近くのスーパーの優待と自費で大阪、京都方面へバス旅行に行きましたので、そこで撮った写真と共に、兵庫県と大阪府の境にある能勢妙見山を紹介します。能勢頼次は、戦国時代から江戸時代にかけて活躍した人です。能勢妙見山を開き、一時期滅びた能勢家を再興させた人として知られています。

能勢妙見山の沿革(歴史)

能勢頼次は、戦国時代から江戸時代にかけて活躍した人です。能勢妙見山を開き、一時期滅びた能勢家を再興させた人として知られています。

能勢頼次は、日蓮宗総本山、身延山久遠寺の法主、日乾上人の法話を聞き感動して日乾上人に帰依しました。そして、能勢妙見山でさらに教えを説いて欲しいと願い出たのが眞如寺の始まりです。

1603年(慶長8年)日乾上人は能勢氏の家鎮として古くから祀られていた「鎮宅霊符神」を法華経の守護神「妙見大菩薩」とし、これを能勢の領地が一望できる山頂に祀りました。これが能勢妙見山の始まりです。

能勢妙見山へのご案内

所在地 大阪府豊能郡能勢町野間中661
交通 阪急電鉄宝塚線「川西能勢口」駅下車→能勢電鉄「妙見口」下車→バスまたは徒歩で「妙見ケーブルのりば」へ→妙見ケーブル&リフトで山上へ
駐車場 広い駐車場が有ります。無料
入場料 無料
電話 072-739-0991
地図 能勢妙見付近の地図

狛犬のような神馬

神馬

駐車場から歩いて行くと神社を思わせる鳥居があります。鳥居をくぐると、この神馬が見えます。

能勢妙見山は 日蓮宗楽天 のお寺です。『日蓮宗霊場能勢妙見山』と刻まれた石碑があります。能勢妙見山は、ここから北の方角にある眞如寺というお寺の飛び地境内となっています。

この立派な4体の神馬は、神社なら狛犬に相当するものです。昭和52年10月に建立されました。馬は武士が活動するのに大切な乗り物であったことから奉納されたものです。

北斗信仰の星嶺

星嶺

山道を上がっていくと、8角形の特異な形をした星嶺が見えてきます。

説明によると、平成10年4月に信徒会館「星嶺」が完成しました。これは大舞台を持つ木とガラスの殿堂です。参詣者の心のふれ合いの場として建てられたものです。2階礼拝堂はご本尊の世界を体感できる新しい宗教空間として注目されています。


浄水堂の龍

浄水堂の龍

星嶺を過ぎて小高い丘を越え、山門を通ると鐘楼と日蓮聖人像があります。そして社務所のあるところに降りて来ます。

能勢妙見山は江戸時代より役者など芸能人の信仰が厚く、この浄水堂は約150年前に4代目中村歌右衛門が寄進したものです。

龍の口から清めの水が出ています。とても立派な青銅の龍でした。

近くに祖師堂、本殿、経堂、絵馬堂、納札所、祥雲閣があり、この先の道は奥の院、眞如寺に続いています。