給湯器2修理技術情報
このページは修理技術情報掲示板に書かれた内容や、私が経験した修理情報をメーカーや電気製品ごとに分類してページを作成しました。
このサイトの 修理技術楽天 情報は情報量がとても多くなっています。サイト内検索等を使って、根気よく情報を探してみてください。該当の機種に当てはまらなくても、類似機種などの情報が参考になるはずです。
パナソニックエコキュートH57エラー表示の修理
パナソニックの エコキュート楽天 (HE-37K3Qなど)でH57のエラーが表示されるものです。湯と水を混合して設定温度の湯温にする「中間混合弁」という部品に異常があることが多いです。
このようになった場合、応急処置として、タンクの小窓を開けてブレーカーを一度切ってから入れる事でエラーは解消されますが、とりあえずは、そのままでもお湯は使えます。
この部品はこの写真のようにタンクの上の方にあります。この赤い矢印部分です。同じような形の部品が他にもありますので、間違わないように交換します。この部品には70℃~90℃の湯が流れていますので、注意して交換してください。
長府ボイラー(CHOFU石油給湯器)エラー3(E3)の修理
長府製作所の石油給湯器で、点火はするが、すぐに火が消えてエラーE3となり、燃焼が持続しません。これは、送油系統の故障が多いと思います。
送油コックの開き忘れや、油フィルターの詰まりや、灯油に水が混入してタンクの下や給湯器内部の油フィルターのカップに水が貯まった場合などです。一度灯油を切らしてしまって、送油経路に空気が混入してもなるかも知れません。
このような場合は、送油経路を点検してください。油フィルターを掃除して、貯まった水も捨ててください。その後、空気抜きのネジを緩めて、空気抜きをしてください。
このような不具合をなくす為にも、灯油タンクの下の水抜きも時々はしてください。
パナソニック電気温水器エラーF68の修理
ナショナルDH-37G2ZUなどの機種でF68のエラーコードが表示されて動作しません。積層ポンプの流量減少異常ですが、たいていは、積層ポンプの故障です。
積層ポンプを交換します。ポンプのモーターが熱で破損している例が多いようです。
三菱エコキュートSRT-HP711エラーE12の修理
三菱電機のエコキュートの品番SRT-HP711ですが、エラー表示にE12が出るものです。これは、湯と水の混合弁の故障です。
この機種の混合弁は下の方に付いているので、これを交換するには、タンクの湯を排出する必要があります。
この混合弁を交換すれば修理は終了です。
ナショナル電気温水器DH-46G3SUBエラーH56修理
ナショナルの電気温水器DH-46G3SUBのH56エラーですが、どの機種でも同じエラーなら修理は同様です。H56のエラーは、給湯用混合弁の異常です。湯を沸かせる機能は働いていますが、水と混合して適度な給湯に設定する機能が働かなくなったのです。
電気温水器の上部にある給湯用混合弁を交換します。この部品を外す前に、まず、電気温水器の元のタンクに入る水を止めます。そして、逃がし弁で圧力を抜いてやるか、タンクの水を少し排水してからこの部品を外します。
部品を取替後、リモコンのメニューを3秒以上長押ししてエラー表示を解除します。浴室や洗面所で自動湯張りをしたり、蛇口からお湯がでるかを確認します。異常がなければ修理は終了です。
エコキュートの湯張り不良の修理手順
どこのメーカーのエコキュートでもほぼ同じですが、エコキュートなどで湯張りがうまくできない場合は、循環水のフィルターの詰まりが原因の大部分を占めています。
浴室内の循環水のフィルターを掃除をしても直らない場合は、給湯器の下部にある循環水の戻り部分にあるフィルターを点検します。
循環水の戻り部分にあるフィルターのネジを外してゴミを取り除きます。その後、電源を入れ直してエラーのリセットをします。
ナショナル電気温水器DH-46G3SUBエラーF68修理
エラーF68は、ストレーナーの目詰まりもしくは循環ポンプ(積層ポンプ)の目詰まりか不良です。循環ポンプのコアが割れている事がよくあります。
DH-37G3QUB、DH-37G2ZU、DH-37T3Xなどの類似機種でも同じような不良があるようです。
ナショナル電気温水器DH-46G3SUBの修理方法
修理方法は循環ポンプを交換します。温水器内の湯を抜いて修理するのが確実ですが、もったいないので、湯を抜かずに修理することもできます。
正式には先端の直径が13ミリ程度のテーパー形のゴム栓と、ピンチオフツールなどを用意して湯が出ないようにして修理します。これらを用意できない時は水を出しながら手早く修理することもできます。温水器内が湯だと危険です。
もしピンチオフツール等が無い時は、温水器内の水を半分以下にして修理中に水が出ないようにして修理するのが確実です。
給湯器の安全弁から湯が漏れる場合
減圧タイプの給湯器ではこの故障はよくあります。原因は次のように色々考えられます。
給湯器の故障ではない場合もありますので、総合的な判断が必要です。
安全弁の故障
なんといっても一番多い故障です。 安全弁楽天 のみ交換します。よくわからなくても、まずは安全弁を交換してみましょう。
混合水栓の逆流防止弁の故障
次に多いのが、給湯器の故障ではなくて、混合水栓で水圧の高い水が、減圧された水圧の低い湯の方に逆流している場合です。混合水栓の逆流防止弁(逆止弁)を交換するか、新たに湯側に逆流防止弁(逆止弁)を取付けます。
私は直圧式の給湯器を、減圧式の給湯器に取り替えた時に給湯器の安全弁から湯が漏れました。よく見ると、混合水栓に逆流防止弁が付いていませんでした。新たに湯側に逆流防止弁(逆止弁)を取付けました。
減圧弁の故障
減圧弁(減圧逆止弁)の減圧側の圧力が給湯器の安全弁の吹く圧力よりも高くなっていると安全弁から湯が漏れます。この場合は減圧弁を交換します。
自然循環式太陽熱温水器の湯に空気が混入する
■症状
自然循環式太陽熱温水器は安くて便利ですが、最近使う人が減ってきました。田舎の我が家で最近湯に空気が少し混入するようになりました。空気の混入は普通はあまり考えられません。
■修理方法
湯の出口付近で水漏れをしていたので、これを見ようと断熱材を外してみました。するとポリエチレンパイプに亀裂が入っていました。この部分は水圧がほとんど無いので、水漏れが少なくても大きな穴が開いていることがあります。
湯を出すと、この部分は負圧となり、湯に空気が混入します。ポリエチレンパイプを交換するか、この部分だけ特に痛んでいるので悪い所を切って短くします。