アンテナ関連修理技術情報

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VHFまたはUHFのみ映りが時々悪い

UHFアンテナの画像

dai No.2178

■症状
 テレビの映りがVHFまたはUHFのみ時々電波が弱い感じになる。今回はVHFのハイチャンネルに特にスノーノイズが出ていました。

■修理方法
 家庭内の全テレビが同じ症状なので、アンテナ付近に問題があると判定して調べていくと、VHFのアンテナと同軸ケーブルの接続点でショートしていました。

ケーブルの外皮のアルミの除去が完全でなく、アルミの破片が芯線に接触していました。

網線が芯線に接触することもよくあります。芯線を止めるビスの締め付け忘れもよくあります。また芯線の挿入点がずれてビスの締め付けで留められていないこともよくあります。

[79] VHF+UHFのアンテナの立て方の考察

投稿者:dai

■1本のポールにVHFとUHFのアンテナを取付ける場合
 一般的によく見る立て方は、VHFアンテナを下にUHFアンテナを上にするやり方です。私はこの方法は次のような点で問題があるように思います。私はUHFを下にVHFを上にします。

■ステーのアンテナに及ぼす影響
 VHFを下にするとアンテナのステーがVHFアンテナに近くなり、アンテナの指向性に乱れが出ます。特にVHFのローチャンネル(1から3チャンネル)の映りが悪い原因になります。

■ハイトパターンによるアンテナの高さ
 VHFとUHFの電界強度の垂直面内の分布から考えると、一般的にVHFアンテナは出来るだけ高くした方が良く、UHFは高い方が良いとは限りません。

■以上の理由により、見栄えでアンテナを立てるのではなく、電気的性能を考えながら立てましょう。普通のアンテナを観察してみて下さい。たいていは、UHFが上になっています。私の立てたアンテナはほぼすべてがUHFが下になっています。

[64] テレビが二重に映る(外付けVTR特有)

投稿者:dai

■症状
 一般にビデオを取り付けているテレビでUHFのみ2重になることがよくあります。

■原因と修理方法
 ビデオとテレビを繋ぐケーブルにUHFは300オームのリボンフィーダーを使用しているものがあり、ここにUHFの直接波が入って、本来の信号と干渉して、二重に映ることがあります。

ブースターを使用して、本来の信号を強くしてやれば干渉しなくなる。または、ここに同軸ケーブルを使用する。

[Res: 64] テレビが二重に映る(普通のゴースト)

投稿者:dai

■症状
 送信所が近い所で、2重になることがよくあります。(普通のゴースト)

■原因
 テレビを繋ぐケーブルに300オームのリボンフィーダーを使用しているものがあり、ここにUHFの直接波が入って、本来の信号と干渉して、二重に映ることがあります。

テレビを繋ぐケーブルの接続が悪く、送信アンテナからの信号がケーブルの途中から入って二重に映ることがあります。

■修理方法
 1:同軸ケーブルを使用する。
 2:ケーブルの接続を直す。または、シールドタイプの機器を使用する。
 3:ブースターを使用して、本来の信号を強くしてやる。

[Res: 64] テレビが二重に映る(前ゴースト)

投稿者:dai

■症状
 送信所が近い所で、ケーブルテレビや共同アンテナで放送波と同一チャンネルの場合、2重になることがよくあります。この場合は、映像の左側に二重に映ります。(前ゴーストと言う)

■原因
 テレビを繋ぐケーブルに300オームのリボンフィーダーを使用しているものがあり、ここに直接波が入って、本来の信号と干渉して、二重に映ることがあります。

テレビを繋ぐケーブルの接続が悪く、送信アンテナからの信号がケーブルの途中から入って二重に映ることがあります。

映像の左側に二重に映るのは、長いケーブルや通過帯域幅のある増幅器をいくつも通る間に信号が遅れる為に、直接ケーブルに入る信号の方が先に映るからです。テレビは画面の左から右に走査しているので左側の信号が時刻が早いのです。

■修理方法
 1:同軸ケーブルを使用する。
 2:ケーブルの接続を直す。シールドタイプの機器を使用する。
 3:ブースターを使用して、本来の信号を強くしてやる。

[Res: 64] テレビが二重に映る(アンテナ又は周辺の要因)

投稿者:dai

■原因と修理方法
 1:アンテナが壊れている場合---アンテナの修理又は交換
 2:アンテナの向きが悪い場合---向きを直す
 3:近くに高い山や建物がある場合---高性能のアンテナに交換
 4:放送局が遠く電波が弱い場合---高性能のアンテナに交換しブースターを使用する

[58] BSアンテナの調整方法

BSアンテナの画像

投稿者:dai

■BSアンテナの調整方法(電界強度計を使用する場合)

  1. 仰角をおよその値に仮止めする。
  2. 電界強度計を使って方位角を最良点に合わせる。この時電源は電界強度計から送る。
  3. 電界強度計を使って仰角を最良点に合わせる。その後方位角の最良点を確認する。
  4. 各ネジ類を固定してケーブルを接続する。

アンテナの方向は次のサイトを参考にしてください。
http://www.satellite.co.jp/houkou.html

■BSアンテナの調整方法(電界強度計を使用しない場合)
 やり方は基本的に電界強度計を使用する場合と同様ですが、BSチューナとテレビをつないで画面を見ながら、最良点に調整する方法です。次の1か2のどちらかの方法。

あらかじめ、衛星チューナ等の設定をアンテナに電源を送る設定にしておきます。

  1. 画面が映ったら、BSチューナーのレベルを見ながら調整します。
  2. 画面が映ったら、ぬれ雑巾をよく絞って、BSコンバーターに被せます。ノイズが出るようにして、最良点に調整します。

[Res: 58] CSアンテナの調整方法(スカイパーフェクTV)

投稿者:dai

■CSアンテナの調整方法(電界強度計を使用する場合)

  1. 仰角をおよその値に仮止めする。CSコンバータの偏波角も合わせておきます。
  2. 電界強度計を使って方位角を真南から西へ振りながらJCSAT3に合わせる。この時電源は電界強度計から送る。
  3. 電界強度計に衛星切替信号を送ってJCSAT4に切り替えてJCSAT4の信号を確認する。
  4. 電界強度計を使って仰角と方位角を最良点に合わせる。その後両方の衛星を切り替えながら最良点を確認する。
  5. 各ネジ類を固定してケーブルを接続する。

アンテナの方向と偏波角は次のサイトを参考にしてください。
http://www.satellite.co.jp/houkou.html
H.V.の切り替えはどちらかで行なえばOKです。

■CSアンテナの調整方法(電界強度計を使用しない場合)
 やり方は基本的に電界強度計を使用する場合と同様ですが、CSチューナとテレビをつないで画面を見ながら、最良点に調整する方法です。次の1か2のどちらかの方法で2個の衛星で確認する。

あらかじめ、衛星チューナ等の設定をアンテナに電源を送る設定にしておきます。

  1. 画面が映ったら、CSチューナーのレベルを見ながら調整します。
  2. 画面が映ったら、ぬれ雑巾をよく絞って、CSコンバーターに被せます。画面が出るか出ないか、ぎりぎりにして、最良点に調整します。

[41] 全部屋のテレビに横線が出て上下に動く

投稿者:dai

■症状
 ブースターを使用していて、画面の上下の半分が明るい所と暗い所に分かれてそれが上下に動く。

■修理方法
 ブースターを交換するか、ブースターの中の電源の平滑コンデンサを交換する。金属ケース入りのブースターにこの症状がよくあります。

[Res: 41] Re: 全部屋のテレビに横線が出て上下に動く

投稿者:dai

■症状
 ブースターを使用していて、画面に他のチャンネルの画像がうっすらと映っていてそれが上下にゆっくり動く。ウインドワイパーと言う現象です。

■修理方法
 ブースター障害なので、ブースターのゲイン調整をする。直らない時は、入力に減衰器(アッテネータ)を入れる。

ブースターには適正入力と適正出力範囲があり、この範囲に入っているかどうか、電界強度計で測定して確認する。