温水洗浄便座(シャワートイレ)の取付方法

最近、温水洗浄便座が普及してきました。価格も安く性能も良くなってきました。ウォッシュレットとかビューティトワレという商品名で販売されているものです。毎日温水洗浄便座を使っていると、これなしでは生活できなくなってきそうです。温水洗浄便座は、それ程便利で快適なものです。

DIYで温水洗浄便座を取付けてみませんか

温水洗浄便座(シャワートイレ)は取付けが簡単になっています。ちょっとしたコツがわかれば、素人でも取付けは可能です。自分で取り付けてみませんか。自分で取付けをされる場合の参考になりましたら嬉しく思います。

既存の便座を外します

既存の便座を外したところです

まず、既存の温水洗浄便座か、 暖房便座楽天 か、普通の便座とフタを外します。この写真のように便座は便器の奥の2個の穴にボルトとナットで固定してあるだけです。

便座を固定している大きなナットをスパナかプライヤーで便器の下側から緩めて外します。そして、便座を上に引っ張れば便器から外れます。

この後、便器周りを掃除します。頑固な汚れが付いていますので、入念に掃除をしてください。便座を外した跡や便器に厚く尿石がこびりついている場合は、洗剤だけではなかなか除去できないものです。この場合は、細かい目の耐水サンドペーパーを使って物理的に削り取るしかありません。目が粗いと便器表面を傷つけますので、400番~800番の目の細かいものを使用します。100円ショップでも売っています。

温水洗浄便座を取付けます

温水洗浄便座を便器に乗せて取付たところです

温水洗浄便座にボルトを取り付けて、便座が取り付けてあった通りに、新しい温水洗浄便座を便器の上に置きます。便座を前後に動かして丁度良い位置にします。この写真の例ではパナソニックのDL-EDX10-CPという品番の物を取付けました。

次にプラスチック製のナットを下から取付けます。この時、テーパー状のゴムとワッシャーも取付けます。ナットを工具で締め付ける必要はありません。手で強く締めてください。

全体を動かしてみて、ちゃんと付いていればOKです。緩いようならナットを更に締め付けます。

付属の分岐水栓を取付けます

付属の分岐水栓を取付けた写真

最近の温水洗浄便座を新規に取付ける場合は、水道の元栓を止める必要はないようですが、既存の分岐水栓を外す場合は水道の元栓を閉める必要性がある場合もあります。

温水洗浄便座を新規に取付ける場合は、トイレ内の元栓をマイナスドライバーで閉めます。この写真の場合はフレキ管をスパナで外します。この時、配管内の水が出ますので、雑巾などを巻いて行なってください。

付属の分岐水栓をこの写真のように、トイレ内の元栓のすぐ後ろ側に(写真では上側に)取付けます。この時、付属のパッキンを入れ忘れないようにします。ゴムパッキンを使ったフレキ管のナットは、スパナで力いっぱいに締め付けてはいけません。適度にゴムが変形する程度でOKです。

つまり、既存の配管の途中に、分岐水栓を挿入する要領です。元の配管を分岐水栓の後ろ側に(写真では上側に)取付けます。フレキ管の場合は、フレキ管を再整形するだけです。パイプ配管の場合は、配管をパイプカッターで切る場合もあります。

パイプ配管をこの際、フレキ管に変えてしまうと、素人でも簡単に取付けができます。もし付属のフレキ管の長さが足りない時は、ホームセンターで長いフレキ管を購入します。

温水洗浄便座の取付け完了と動作テスト

温水洗浄便座の取付け、完了した写真

分岐水栓と温水洗浄便座の間を、付属のホースで接続します。ホースを挿入して、抜け止めを取付けるだけですので簡単です。

その後、水道の元栓を開いて水を出します。水漏れがないことを確認します。アース線を接続してから、最後に電源プラグをコンセントに挿入します。

便座の下にビニルシートを敷いて、着座センサーに覆いをしたり、便座を押えたりして着座センサーを作動させます。そして、温水洗浄便座をお尻洗浄モードにします。

洗浄水がノズルから出たら、他のモードでも動作テストをします。ついでに、漏電ブレーカーのテストもしましょう。これで温水洗浄便座の取付けが完了しました。