運転免許用写真の撮影と印刷の方法
自動車などの運転免許用の写真は、証明写真を撮影する機械や写真屋さんで撮影するのが普通ですが、デジカメとプリンターとパソコンがあれば自分で(DIYで)も作ることができます。運転免許用の写真は顔だけでなく、胸の一部も写っている必要があります。
自動車運転免許とは
自動車などの運転 免許楽天 は、都道府県の公安委員会が発行するものです。運転免許は国家公安委員会や警察庁交通局の管理監督を受けていて国家資格となっています。自動車などを道路で運転する時は運転免許証が必要となります。
運転免許更新に必要な書類
運転免許の更新申請に必要な書類は次のものですが、個々のケースで違う場合がありますので、更新はがきでよく確認してください。申請期間は誕生日の前後約2ヶ月です。更新手数料として3,000円が必要です。交通安全協会の会費の納入は任意です。
- 運転免許更新のお知らせのはがき
- 運転免許の更新には各都道府県の公安委員会から来たはがきを持参してください。他県に転出される時も転出先に提出してください。
- 免許の記載事項を変更する場合の証明書
- 更新と同時に免許の記載事項(氏名、本籍、住所など)の変更がある場合は、本籍の記載された住民票や健康保険証などが必要です。
- 運転免許センター以外で更新の場合は写真(6ヶ月以内に撮影されたもの)1枚
- 申請者のみが撮影されたもので、縦3.0cm横2.4cmのもので、縁なしで正面、無帽、無背景のもの。白黒写真でもOKです。パスポート写真と違うのは、上三分身が必要です。つまり、およそ胸から上が写っていなければなりません。
- 受付できない写真は次のようなものです。不鮮明なものや影があるもの、背景の色がきつく人物を特定しづらいもの、メガネの場合レンズの色が濃いものや、フレーム・光の反射等で目の一部がかくれているもの、頭髪やヘアバンド、スカーフなどで顔の一部がかくれているもの、平常の風貌と著しく異なるもの、パソコン等で加工したもの、印画紙が薄いもの、シール付きのもの等。
- 古い運転免許証など
- 古い運転免許証は必ず持参します。メガネなどの必要な人は忘れないようにしてください。
自動車などの運転免許等にも使える証明用写真の撮影方法
運転免許にも使えるように顔と上半身をデジカメで撮影します。運転免許用の写真の大きさは、縦3.0cm横2.4cmのもので、この図のように顔と胸の一部が主体となっています。
顔の大きさは特に決まっていませんが、縦方向の約2/3を顔が占めるようにしてください。つまり顔の縦方向の長さは約18~20mmで、上に2~3mmの余白を空けてください。
自分で写真を撮影する時は、運転免許証や各種免許の申請にも使えるように普通は胸から上が入るようにして広めに撮影します。
背景は証明写真では無地でなければならないので、普通は白い壁か白い紙を背景に使います。青色などでもかまいません。私は白い壁の部屋で撮影しましたが、あまり模様の無い、白色か灰色系の壁紙でも問題ないでしょう。細かい模様ならあってもかまわないと思います。
ストロボを使うと後ろに影が出ることがありますので、できるだけストロボを使わないで撮影します。全体の照明を明るくして、電気スタンドのような補助照明を使ったり、写真屋さんが使うような銀レフや、白い紙に光を反射させて後の影を消してやります。壁から少し離れるのが良いと思います。
表情は笑ったり、怒ったりしていない、普通の真面目な表情のものを撮影してください。三脚とセルフタイマーを使うと一人でも撮影できます。
画質の調整
顔が鮮明に写っていれば特に画質を調整する必要はありませんが、白い服で白い背景などで撮影すると、顔が暗めになりがちです。
このような時は、写真の画質を変更できるソフトを使って顔を明るめにしてください。あまりやり過ぎると、白い服が背景に溶け込んでしまうので程々にしてください。真っ白な服よりも少し濃い目の色の服の方が良いでしょう。
Windowsの標準機能で印刷する方法
Windowsに付属しているエクスプローラーで必要な画像をクリックして選んでおきます。次に印刷をクリックして画像の印刷画面にします。
プリンターを選び、用紙サイズはA4等、品質は写真を選びます。用紙の種類は写真用紙を選びます。当然用紙は写真用の光沢紙を使います。この選定を間違えると綺麗に印刷することができません。
次に、1枚の紙に何枚の写真を印刷するか設定します。運転免許用では、私はA4の紙に35枚印刷するようにしました。次に、各画像の部数の設定をしてから、テスト印刷してみます。
運転免許用に顔の大きさを調整します
私は印刷された写真の顔の大きさを測定して画像を微調整しています。顔の縦方向の長さが18mm~20mm程度に収まっていなければ、画像の大きさを修正します。
もし、顔が大きすぎる時は、画像をウィンドウズのペイントなどで読み込んで、画像の右と下に余白を追加してやります。相対的に顔の大きさが小さくなります。
反対に、顔が小さすぎる時は、 トリミング楽天 をします。トリミングのできるソフト(buff.exeなど)を使っても良いのですが、無ければ、ウィンドウズのペイントで読み込んで、画像の右又は下のサイズを小さくしてやります。このようにすれば、相対的に顔の大きさが大きくなります。
左側や上側もサイズを減らす場合は、ペイントで画像の選択範囲を指定して適度に移動させます。その後画像の右と下のサイズを小さくしてやります。
修正ができたら保存して、再び上記の要領で印刷してみます。うまくいったら最後に写真をハサミなどで上記の規格通りに切って出来上がりです。
写真の裏面に名前と撮影日をボールペンなどで書いておきます。
運転免許更新申請と写真について
運転免許の申請手続きは、運転免許センターか市町村単位にある警察署などでします。運転免許センターで更新手続きをする場合は、写真は運転免許センターで撮影するので要りません。但し、免許証を紛失した時は別に写真が必要となります。
交通安全協会の会費について
免許更新手数料と一緒に、交通安全協会の会費も請求されますが、これの納入は任意なので、納めませんと言えば払わなくても問題ありません。払いたくなければ、3,000円しか持って来ませんでしたと言っても良いでしょう。