ハトメをブルーシートに使って雨除けを製作

ブルーシートやビニールシートやテントなどにハトメを追加加工して、カーテンや雨除けなどに使うと便利で好都合です。加工はDIYでも比較的簡単で上手にできます。ハトメに針金や紐で建物などに簡単に固定できます。

ホームセンターなどで売っているΦ12mm穴のハトメと加工する工具

ホームセンターなどで売っているΦ12mmのハトメと工具

この写真が、ホームセンターなどで売っている株式会社高儀の「両面 ハトメパンチセット楽天 No.11」(右)と「両面ハトメ玉No.121-A」(左)です。

ブルーシートやビニールシートやテントなどに追加でハトメ加工をするのに好都合な商品です。

ハトメの外径は約23mmで穴径は約12mmです。ブルーシートに初めから付いているものと同じ大きさです。

これを使って加工して、テントやブルーシートやトラックの荷台シートやビニールシートなどにハトメを取り付けてシートを固定するのに便利なものです。

今回、私はブルーシートに約25から30cm毎になるようにハトメを追加して雨除けシートを製作してみました。本来、ブルーシートのハトメは約90cm間隔になっています。

(2020年6月)

ポンチでブルーシートに穴を開ける

ポンチでブルーシートに穴を開ける

まず、ブルーシートの端を5cm程度折り返して、縁から約1cm程度の所に、ポンチで穴を開けます。この折返しは、強度を保つのに重要です。これが無いとブルーシートの端からほつれてくることがあります。

下に不要となった木の切れ端などを置いて、その上でポンチとハンマーを使って穴を開けるのです。

軽く数回ハンマーや金槌で叩くと穴が開きます。しかし、なかなか完全に穴を開けるのは難しく、たいていは一部がうまく切れてくれません。

付属のゴムのような下敷きを敷いてもなかなか完全には切れてくれません。

うまく穴が開かない時はカッターナイフで切る

うまく穴が開かない時はカッターナイフで切る

この写真では、ポンチだけでうまく穴が開かない時に、カッターナイフで穴を切っているところです。

何も丁度に切る必要はなく、穴は少し小さめになるように切ってください。その方がシートがほつれたりしなくて良いと思います。

シートの隅などでは、シートが4重になる所もあります。この場合でも同様にカッターナイフで切ってやります。返って厚みのある方がうまくポンチで穴が開くような気がします。

カッターナイフの代わりによく切れるハサミでも良いと思います。

ハトメをかしめる工具で加工する

ハトメをかしめる工具で加工する

穴が開いたら、ハトメをかしめる工具でハトメの加工をします。この写真のように、シートの下からハトメを挿入して、上からリングのつるつるした面を上にして、リングを乗せてください。

写真のようにリングをかしめる工具を当てます。この時、工具の下側に凹部を持ってきて、上側に凸部を持っていきます。これを逆にするとうまく加工することができません。

その後、下地が木や石の上でハンマーや金槌で数回叩いてハトメ加工をします。

もし、下地のない空中で加工する場合は、下側に少し大き目の木材などを当ててハンマーで叩いてください。2人で作業するとやり易いと思います。決して屋根の上の瓦などの所で叩かないでください。瓦が割れることがあります。

出来上がったハトメ(シートに取付完了)

出来上がったハトメ(シートに取付完了)

この写真が DIY楽天 で加工したハトメ部分です。ブルーシートの製品部分のハトメ加工と比べても遜色のない加工ができているのがわかります。

このようにして加工したハトメ部分は、とても強度があり、紐や針金で多少シートを引っ張っても大丈夫です。

私はこのハトメにステンレスの針金を通して屋根の下地などに取り付けしました。

ハトメ付きブルーシートを高い屋根の雨除けに使用

ハトメ付きブルーシートを高い屋根の雨除けに使用

この写真は、ハトメ加工をしたブルーシートをDIYで作った車庫の高い屋根の下に張って、屋根の下の横からの雨除けとしたものです。この屋根は一番高い所は地上から約3mもあります。

このようにしておくと、雨が吹き降りしても、雨が中に入ることがありません。

この時、ブルーシートは古いものでも、少しくらい穴があっても、まず雨が入ることはありません。

この写真の右下には軽トラックの荷台シートを使ってハトメ加工を追加して、カーテン状に配置して、目隠しとしたものです。これには、カーテンレールとしてΦ19mmの鉄パイプを使っています。