バイクのウインカーランプ消灯忘れ防止ブザーの製作

時々、バイクが方向指示器を出したまま走行しているのを見かけます。これは、ウインカーランプを点灯したものの、消し忘れている事が多いからです。とても危険なので、私はオートバイを改造して使っています。簡単な回路ですので紹介します。

方向指示器の消し忘れは大変危険です

方向指示器を消し忘れて直進した場合、他の車などから見ると、そのオートバイは曲がるものと思ってしまいます。勘違いから大事故が起こる可能性があります。

ホンダのスーパーカブはウインカーランプを点灯させると、カチカチという音がして、消し忘れはないと思う方もありますが、実際に乗ってみるとよく聞こえないので、消し忘れをよくするものです。私もよく消し忘れています。

ウインカーブザーは市販されていると思いますが、簡単に安く作れるので私はほぼ200円で作りました。

ウインカーランプ消灯忘れ防止ブザー回路図

ウインカーランプ消灯忘れ防止ブザー回路図

回路図楽天 の指示した部分が追加した消灯忘れ防止ブザー回路です。12Vブザーとブリッジダイオード(Bridge Diode)を組み合わせてブザーの電源のプラスマイナスの極性がどちらでも動作するようにしています。

このブザー回路を左右のウインカーランプのプラス側に接続しています。このように配線すると、例えば右ウインカーが点灯した時は、プラス12Vがブザーを通って左ウインカーのフィラメントを通ってアースされてブザーが鳴動します。

ブザーの電流が20mA以下なので、ウインカーランプのフィラメントでの電圧降下は無視できます。

ブザーに掛かる12Vの極性はブリッジダイオードが無いと逆極性になることがあるので、ブザーが鳴らないばかりか、故障する可能性もあります。

ブザー部分の改造写真と配線

ブザー部分の改造写真と配線

写真のようにブザーにブリッジダイオードと接続端子などを取り付けます。接続端子は手持ちのジャンクを使いました。

バイクを買い換えた時などにでも、すぐに外せるようにする為です。すぐ外せる人は直結してもかまいませんが。この後半田付け部分に絶縁テープを巻きます。

ブリッジダイオードは古いテレビなどから外したジャンクのものです。もちろん、無料で入手したものです。

12Vブザーは秋月電子通商で買ったメカニカルブザーで200円/個でした。9Vから12Vで動作します。音の大きさも適当でした。ブザーの音質は普通のブザー音でピーという感じの音がします。

今回はスーパーカブの50ccのものを改造しましたが、私はスーパーカブの70ccも35年以上前から保有していて、そちらも30年以上前に同様に改造しています。この時は無極性のブザーを使ったので、ブリッジダイオードは取り付けていません。

絶縁テープで絶縁します

絶縁テープでの絶縁

私は写真のようにブリッジダイオードの部分に絶縁テープを巻きました。ブザー部分もダイオードブリッジと一緒にテープで巻いてしまいました。

この時、ブザーの音の出る部分はテープを巻かないようにしてください。音が小さくなります。

ホンダカブのヘッドライトの後ろに収納します

ブザーをホンダカブのヘッドライトの後ろに収納

写真のようにホンダのスーパーカブの ヘッドライト楽天 部分を分解してブザーを取り付けます。

右ウインカーへは薄い青色の線が、また、左ウインカーへは橙色の線が配線されています。これらの電線に改造したブザーを取り付けるのです。

終わったらテストをしてみましょう。右左共、ウインカーランプの点滅に合わせてブザーが鳴動すればOKです。

最後にヘッドライトの奥に電線やブザーなどをうまく収納してください。