スイッチボットロックとキーパッドタッチの取付と工夫
スマートロックとしてスイッチボットロックが安価で高機能です。我が家の勝手口のドアと鍵はスイッチボットロックには対応していないのですが、どうしても使いたくて取り付けを工夫してみました。サムターンの軸とスイッチボットロックの軸を約10度ずらして上手く取り付けられました。
スイッチボットロックの取り付け完成写真
この写真はスイッチボットロック(SwitchBot Lock)を我が家の勝手口に取り付けたものです。
取り付けで工夫したところはドアの サムターン楽天 回しの回転軸とスイッチボットロックの回転軸とは本来は同一軸上に取り付けるのですが、これを約10度ずらしているところです。
このようにすることによってスイッチボットロックがドア枠側(アルミサッシ側)に飛び出さないようにしています。
下記のようにドア枠のアルミサッシ側も一部を少し切り取ってスイッチボットロックが当たらないように改造しました。
勝手口ドアの現状
この写真が我が家の勝手口ドアの現状の写真です。写真上部にサムターン回しがありますが、サムターン回しの中心とドアの端までの距離が約30mmしかありません。
スイッチボットロック側のサムターンの中心とスイッチボットロックの端との距離も約30mmしかありません。このままで取り付けると完全にスイッチボットロックとアルミサッシが当ってしまいます。
これは、勝手口にはドアの大部分にスライド式の網戸があり、これをできるだけ広くする為に、サムターン回しをドアの端に持ってきたからだと思います。
スイッチボットロックのホームページを見ると、この距離は40mm以上必要とのことです。
私はどうしても勝手口のドアをスマートロックにしたかったので、ドアやアルミサッシ側を改造してでも取り付けることにしました。
ドアのサムターン回しとスイッチボットロックの軸のずれ
この写真はドアのサムターン回しとスイッチボットロックの軸のずれを示したものです。
サムターン回しの周りに木製の楔形のものを取り付けてこれを実現することにしました。
写真のように木材を加工して凹凸面を埋めると同時に角度を付けて、その手前に透明な2mm厚のアクリル板をビスで取り付けました。そのアクリル板にスイッチボットロックを付属の接着テープのようなもので設置しました。
アクリル板が適度に曲がるのでスイッチボットロックに少々の衝撃がかかっても問題ないようです。
アルミサッシ側の改造
この写真が勝手口の アルミサッシ楽天 を削って加工したものです。加工には電動のサンダー(ディスクグラインダー)を使いました。
アルミサッシは、室内側の一部だけを削り取るので全体の強度にはほとんど問題はありません。
削り取った穴には透明なコーキング材を詰めています。素人が工事をしたことが見え見えですが、特に問題はないと思います。
ついでに、ドアが締まったのを検知する磁石もドア枠の近くの木に埋め込みました。この方が接着で取り付けするより強度があって良いと思います。
キーパッドタッチの取り付けと木製カバーの製作
スイッチボットロックだけを取り付けても良いのですが、やはり勝手口は頻繁に出入りするので、キーパッドタッチを取り付けて、鍵やスマートフォンを持たなくても出入りできるようにした方が使い勝手が良いと思います。
この写真のようにキーパッドタッチを壁に取り付けて、できればこれが見えないように木製のカバーを取り付けてみました。
元々、キーパッドタッチは防水になっているのですが、カバーがあると、風雨や直射日光に晒(さら)されないので安心感があります。
雨の時には指が濡れていると指紋認証がうまくいかないので特に便利だと思います。指紋認証がうまくいかない時は暗証番号で解錠します。それも駄目な時はAlexaに助けてもらうこともできます。つまり、アリババの「開けゴマ」の現代版も実現可能です。
上記の方法でも解錠できない時は複数のスマートフォンでも解錠が可能です。最後の手段は物理的な本来の鍵を近くの鍵の掛かる所に保管することです。
木製のカバーには手持ちの蝶番を取り付けて、永久磁石と鉄材で簡単に閉まるようにしています。
スイッチボットロックとキーパッドタッチの使い勝手
やはり、指紋認証の使い勝手は抜群です。オートロックもできるので、頻繁に出入りする勝手口には30分とか1時間でオートロックが掛かるようにすると便利です。
人によっては指紋認証がうまくいかないことがあるようです。何本かの指を登録できるので、うまくいかない時は全ての指を登録しても良いと思います。
Alexa でも解錠が可能ですが、窓などが完全に閉まっていると、外からの声が室内のAlexa に届かないので何か工夫が必要かもしれません。
暗証番号での解錠の際に、他人に番号を見られるおそれがある場合、木のカバーを少し閉め気味にすれば手元を隠すことができます。この意味でも木製のカバーは便利です。