リモコンチェッカーの製作とデジカメでのチェック方法
赤外線を使ったリモコンが不具合になると赤外線が目に見えないので、リモコンが良いのか悪いのかの診断がむずかしいものです。リモコンチェッカーは市販されていますが、簡単に作れるので自作しました。また、デジカメでリモコン送信機の良否をチェックすることもできます。
最近は携帯電話にデジカメ(デジタルカメラ)が付いているので、携帯電話のカメラでリモコンの発光部を見ることでリモコンのチェックができます。赤外線は目には見えなくてもカメラでは見えるのでカメラの液晶で見ると発光しているかどうかが判ります。
リモコン受光部の部品
左の部品はテレビの リモコン受光部楽天 の基板です。この基板の右端の部品が赤外線の受光素子です。
この受光素子を使って作ったリモコンチェッカーが右の物です。受光素子に10kΩの抵抗を直列に入れています。リード線の先にミノムシクリップを付けます。
右の写真では左の受光素子とは形が違った物を使っています。
リモコン受光部を使ったリモコンチェッカーの製作
ミノムシクリップの先にテスターを抵抗測定にして接続します。レンジは1000倍位にします。
接続の極性はメーターが振れない方向になるようにあらかじめミノムシクリップの色をテスター棒の色と合わせておきます。
受光素子の前でリモコンを操作した時、ピコピコと針が振れればリモコンは正常と考えられます。
デジカメでリモコン送信機の良否をチェックする方法
デジカメ(デジタルカメラ)でリモコン送信機の良否をチェックするには、リモコンの適当なボタンを押してリモコンを発光させて、それをデジカメを通して見るだけです。肉眼では赤外線が全く見えなくても、デジカメでは光って見えます。
リモコンのボタンを押した時一時的に発光しているのか、連続で発光しているのかもわかります。
デジカメは携帯電話のカメラでも同様に利用できます。携帯電話にはたいていカメラが付いているのでリモコンチェッカーを作るまでもありません。とても便利です。
この方法はリモコン送信機が良品かどうかまではわかりません
リモコンが発光していてもリモコンには故障が無いとは限りません。この方法は発光しているかどうかを調べるだけで、リモコンの信号が正常かどうかまではわかりません。
リモコンコードが正常に出ているかどうかや、受信部の回路とリモコンコードが一致しているかどうかは正常なリモコンと比較して調べるしかありません。