AKI PICプログラマーVer.4をケースに入れる
PICkit2が出た今となっては秋月のPICライター(AKI-PICプログラマーVer4)は古い存在となってしまいました。今更という感じですが、AKI PIC Programmer Ver.4をケースに入れてみました。
秋月のPICライターAKI PICプログラマーVer.4をケースに入れる
私が長年使ってきた秋月電子通商のPICライターキット(AKI PIC Programmer Ver.4)を ケース楽天 に入れて改造したものです。これは上蓋を取って中を見たところです。
ケースはタカチのGB140-35で外形寸法は140mmX110mmX35mmです。基板ぎりぎりの大きさのケースとしました。基板の一部が左右の取り付け穴の所に当たるので基板を少しカットしました。
プリント基板は四隅の取り付け穴では少し寸法が違うようですが、これを使って取り付けはできます。スペーサーで浮かせて取り付けます。
ZIFソケット(Zero Insertion Force socket ゼロプレッシャーソケット)は、そのままでは沈みすぎて使いにくいので、ICソケットを下に履かせています。両面プリント基板からZIFソケットを外すのはとても難しく、電動の半田吸い取り機と経験がないと無理でしょう。自信が無ければやめた方が良いでしょう。
このケースに入れる場合、基板の改造をほとんどする必要がないところがミソです。ただ箱に入れて箱に穴を開けるだけのような感じです。
完成したAKI PICプログラマーVer.4用ケース
この写真が完成したケースに入れた状態です。ZIFソケット部分が大きく開いているので上にプラスチックのカバーをしています。このカバーを回転させればZIFソケットにPICを挿入することができます。
ZIFソケットの上端が丁度ケースの上端と同じ位置になっていますので、とても使いやすくなっています。
この状態だと埃が入らないのと見た目が良いと思います。保管にも使用でも優れているでしょう。
AKI PICプログラマーVer.4をケースに入れて使う状態
この写真がケースに入れた状態で使っているところです。上のカバーを180度回転させてZIFソケットにPICを挿入します。ZIFのレバーの操作は少しやりづらいかも知れません。
ケースの上の3箇所に小さい穴が開いていますが、これはLEDの光を確認する為です。電源LEDや書き込みの時のAE-PGM877のLED等の発光が確認できます。
28Pと40PのPICを使う時、ジャンパーピンの切り替えが必要ですが、使う機会が少ないので、ケースを開けてすることとしました。ケースはビス2本を緩めるだけで簡単に開けられます。
AKI PICプログラマーVer.4のバージョンアップと注意点
AKI PICプログラマーVer.4ではPC側のソフトとプログラマ側のファームウェアのバージョンの組み合わせが異なるとライターを認識しません。
PC側のソフトをバージョンアップした場合は、プログラマ側のファームウェアのバージョンもアップデートする必要があります。ファームウェアのバージョンアップに失敗する場合は、下記のように通信ケーブルに問題がある場合もあります。
Widows VistaではUSB-RS232C変換器のドライバーをアップデートします
秋月のUSB-RS232C変換ケーブルのチップはPL-2303が使われていますので、Widows Vistaで使う場合はドライバーをアップデートする必要があります。私はVistaでどうしてもうまく働かず、試行錯誤しました。
まず、「PL-2303」で検索してこのドライバーをダウンロードします。解凍をしてからインストールしますが、その前にデバイスドライバーを削除するか、アンインストールします。私は両方共しましたが、そうしないとどうしても通信がうまくできません。
デバイスドライバーはVistaでは使用中でないと表示しないようなので、PICプログラマーVer.4を使用中にしてから削除します。