PICライターとPICkit2スターターキットの改造
私は今まで秋月のPICライター(AKI-PICプログラマーVer4)を使ってPICの書き込みを行なっていました。秋月のPICライターで特に問題はありませんでしたが、予備の為にPICkit2スターターキットを購入してありました。今回これにZIFソケットを付けて簡単に改造しました。
PICマイコンとは
PICマイコン楽天 (Peripheral Interface Controller:周辺機器接続制御用IC)とは周辺機器の制御を行なう目的で開発されたICで、プログラムの書き込みができるICです。
PICはCPUと同じように演算処理機能とメモリーを持っていて、ソフトウェア(プログラム)で制御します。しかし、CPUのように処理能力やメモリの容量は大きくはありません。
PICを使わないと普通は各種のICを組み合わせたり、アナログ回路を駆使して回路を作ります。しかし、PICを使うとPICだけで制御部を構成できるので回路をとてもコンパクトに作ることができます。
秋月のPICライターとPICkit2スターターキットの改造
PICマイコンを触っていたらなんとか使えるようになり、8ピンPICの虜になってしまいました。PICで思い通りのプログラムが動き、自分専用のICを作れるのは素晴らしいことです。
これは私が使っているPICライターです。上が秋月のPICライターキット(AKI-PICプログラマーVer4)にUSBシリアル変換器を付けたもので下がMicrochipのPICkit2スターターキットを改造したものです。
どちらでもうまくPICに書き込めますが、PICkit2スターターキットを改造したものは、今のところ8ピンと14ピンと20ピンの一部にしか対応していません。
MicrochipのPICkit2スターターキット
これはMicrochipのPICkit2スターターキットです。このキットでは8ピンと14ピンと20ピンの一部にしか対応していないし、ZIF(Zero Insertion Force socket ゼロプレッシャーソケット)も付いていません。
この写真のように丸ピンソケットにPICを直接挿入することになります。これだと、ICの抜き差しが大変です。そこでICソケットを別に付けてみました。(20ピンソケットの外側の白いICソケット)
MicrochipのPICkit2スターターキットを改造
これはMicrochipのPICkit2スターターキットに、ZIF(ゼロプレッシャーソケット)を付けたものです。
上記で追加したICソケットに28ピンのゼロプレッシャーソケットを差し込んだだけです。これで8ピンと14ピンと20ピンの一部については簡単にPICを交換して書き込みができます。少量~大量生産では必需品です。個人的な実験では特に必要ないでしょう。
私は主に8ピンのものを使っていますので、何の不自由もありません。別に万能の治具を作る必要もないでしょう。