カルトレインでスタンフォード大学へ
2013年10月4日にカリフォルニア州のサンタクララ(Santa Clara)駅からカルトレインという列車に乗りました。サンフランシスコ方面へ約20km先のパロアルト(Palo Alto)駅で降りて、無料循環バスでスタンフォード大学へ行ってきました。
車体の大きな2階建てのカルトレイン
この写真が ディーゼル楽天 機関車と2階建ての列車のカルトレインです。切符はプラットフォームの中にある自動券売機で買いました。運賃はZONE3からZONE4までで5ドルでした。
サンタ・クララからパロアルトに行くつもりでプラットフォームに行きました。GPSで地図を見ていたので、このプラットフォームでは何か進行方向が違うような気がしました。日本では列車は左側通行ですが、アメリカでは列車でも右側通行なのではないかと思ったのです。
近くに居た乗客に「この方角がサンフランシスコで、こちらの方角がサンノゼ方向ですか」と聞いてみました。そうすると「Yes」という返事が帰ってきました。念の為に、「列車はこちらから来てあちらに行くのですか」と聞いてみました。それでも「Yes」でした。それだと列車は左側通行になってしまいます。
とりあえず、列車が来たので乗りました。列車は先程聞いた方角の逆から来ました。結局その列車はサンノゼ行きでした。その乗客も乗っていましたが観光客でよく知らないようでした。やっぱり、アメリカの列車は右側通行でした。これは覚えておきましょう。
2階建てのカルトレインの客室
サンノゼまで来て、サンフランシスコ方面のカルトレインに乗り換えました。その乗客も乗り換えたようでした。
この写真はカルトレインの内部の客席の様子です。2階建てになっているのがわかります。2階に上がるのには階段が付いていました。見晴らしの良い2階に乗ってみました。
カルトレインは日本の電車に比べて広軌になっている為レールの幅が広いのです。また、レールの大きさが日本の物とは比べ物にならない位大きなものでした。車体はとても丈夫で重そうに見えました。揺れも少ないようでした。
列車が駅に着く時、「カンカンカンカン」という鐘の音を慣らしていました。映画などで見たそのままで風情が感じられました。
約30分でスタンフォード大学のあるパロアルトの駅に到着しました。列車の中では検札も何もありませんでした。降りる時も切符を見せたり渡したりもありませんでした。日本のように改札口というものがありません。
こんな2連結のバスもありました
パロアルト駅の南側の西方向に大きなバスステーションがありました。スタンフォード大学に行くバスは「X」又は「Y」の循環バスなので、しばらく待ってみましたが、全くそのようなバスは来ませんでした。
このような、バスを2台連結した超大型のバスが頻繁に出入りしていました。その周辺を探してみましたが、「X」又は「Y」方面の循環バスのバス停はありませんでした。
スタンフォード大学行きのバスとバス停
結局、その大きなバスターミナルから、南東に100~200m行った所にスタンフォード大学行きのバス停があったのです。このバス停は小さいものでした。分からないはずです。
大きなバスターミナルにはスタンフォード大学行きのバス停への案内表示はありませんでした。解り難いので注意してください。
この写真のようなエンジンと電気を併用したハイブリッドバスに乗ってスタンフォード大学に行きました。「Y」表示の右回りの循環バスに乗りました。乗っていてとても静かだなと思ったら、電気のエネルギーを使って走っていました。
バスの前にある大きな金具は、自転車を載せる為のものです。乗客が自分で自転車を載せたり降ろしたりしていました。
フーバータワー(スタンフォード大学のランドマーク)
メインクワッドと呼ばれる大学中心部の建物群の東側にスタンフォード大学のランドマークとなっているフーバータワー(Hoover Tower)がありました。午後5時まで開いていると思ったのですが、行った時は午後4時半でした。よく見ると4時に閉門となったようです。残念!!
このタワーは大学の創立50周年記念で、第31代大統領のフーバーが建てたそうです。高さが約87mあります。
観光としてスタンフォード大学に行くのなら、一日ゆっくりと廻るのが良いかも知れません。私達はちょっと急ぎ過ぎました。でも、同行者の方がよく調べていてくださったので助かりました。ハプニングもありましたが良い思い出になりました。
フーバータワーの近くの大噴水
フーバータワーのすぐ北にセラストリートがあり道が円形になっています。その中心に大きな噴水がありました。
ザ・オーバルパークやフーバータワーと並んでこの噴水はスタンフォード大学のほぼ中心に位置しています。この辺りをのんびりと散策すると良いと思います。
スタンフォードブックストア(スタンフォードグッズの販売店)
フーバータワーの南西約300mの所にスタンフォードブックストア(Stanford Bookstore)がありました。
ここでは、本だけではなくマグカップやTシャツやボールペンなどのスタンフォードグッズをお土産として買うことができます。価格はお土産ですから少し高めです。
この2階には簡単な食事や飲み物を販売していました。買い物の後でゆっくりと飲み物でも如何でしょうか。
この後、また無料バスに乗って、パロアルト駅の近くのスタンフォードショッピングセンターに行きました。夕食を摂ったり散策したりして暗くなってからカルトレインでサンノゼに戻りました。