便利な格安海外プリペイドSIMと使い方
複数の国への海外旅行では、現地SIMよりも複数の国に対応した格安のプリペイドSIMが便利です。日本国内でも使えるものがあり、日本で予め設定してから海外へ行くことができます。データー通信専用でもIP電話やSNSの無料通話機能を使えるのでとても便利です。
海外用プリペイドSIMと海外用モバイルルーターの特徴
海外旅行などに行ってもスマートフォンを使えたら便利です。つまり、日本で使っている スマートフォン楽天 をそのまま、海外旅行先でも使えたら便利だと思いませんか。
それを実現してくれるのが、スマートフォンやタブレットやモバイルルーターなどに直接挿入して使える海外用のプリペイドSIMカードや、空港などで借りる海外用のモバイルルーターなどです。
私は以前(2013年と2015年のTC Summit)は海外用のモバイルルーターを空港などで借りて使用していました。これはレンタル料金が比較的高いのと、なくしたり破損したりした時の為の保険などに加入するのでどうしても割高になってしまいます。
今回(2017年9月)はグーグルのTC Summit 2017 に参加する為に、私はシンガポールへ行きました。この時は、次のような格安の海外用プリペイドSIMカードを使ってみました。
AISアジア14カ国周遊プリペイドSIMの概要
この写真のような、AISアジア14カ国周遊プリペイドSIMで通信容量4GBまで高速で8日間使えるというもので、1,450円の価格で アマゾン楽天 から購入しました。
4Gと3Gのデータ通信通信無制限で、韓国。台湾、香港、シンガポール、マカオ、マレーシア、フィリピン、インド、カンボジア、ラオス、ミャンマー、オーストラリア、ネパールで使えるので、この内の1ヶ国でも数ヶ国でも使えます。
また、日本でも使えるので、出発前にスマートフォンの設定や動作確認が行なえて便利です。私も日本で設定してから持って行きました。現地では何もしなくてもそのまま使えました。
但し、この場合、スマートフォンで確認した時点からSIMの使用が開始されますので日程に注意してください。
AISアジア14カ国周遊プリペイドSIMの詳細
AISアジア14カ国周遊プリペイドSIMの詳細は次の通り、データ通信専用となっていて、電話番号などは入っていませんし、SMSも使えません。
しかし、電話は050プラスなどのIP電話やフェイスブックメッセンジャーやラインなどの通話が使えるので何の不自由もありませんでした。
SIMサイズは、この写真のように、通常SIMサイズとmicroSIMサイズとnanoSIMサイズに対応しています。SIMに切れ込みが入っているので希望のサイズで切り離すだけです。また、再度組み立てて大きいサイズにもできます。
使用する周波数帯域は4Gの2,100MHzと3Gの900MHzと2,100MHzに対応していますので、特に困るようなことはありませんでした。
もし、8日間以内にデータ通信量が4GBを超えた場合は、128kbpsへ速度が制限されますが、テキストの送受信などやウエブページの閲覧には普通に使えます。
音声通話について
日本も含めて、海外への固定電話や携帯電話へ電話する時は、050プラスやフュージョンのSMARTalkなどを使えば電話による通話が可能です。電話料金も高くはありません。
特に日本への電話は国内で使う時と同じ掛け方でOKですし同じ料金ですので、簡単に安く通話できます。050プラスで日本の固定電話に掛ける時は3分10円程度で掛かるので、市内通話のように長話をしても大丈夫です。
また、SNSのフェイスブックメッセンジャーやラインなどでは、友達には無料で通話やテレビ電話が可能となっていますので、とても便利に使えます。
海外では出先でスマホが使えると便利です
歩きながら、グーグル・マップで自分の位置を調べたり、行き先までのナビゲーションに利用したり、電車やバスの路線図を調べたりできます。
出先で近くにあるレストランや土産物店の情報を調べたり、仲間同士での会話や待ち合わせや、はぐれた場合の連絡方法としても便利です。どこからでも日本に電話できるのも便利です。
複数国で使えるプリペイドSIMの利点など
まず、プリペイドのSIMなので、使いすぎたり、高額請求をされるということはありません。また、現地でSIMを買うという方法もありますが、現地SIMではその国でしか有効ではありません。複数の国を巡る場合などにはこれは特に便利だと思います。
このSIMにはチャージ機能は無いと思いますが、一般的な現地SIMでは、データー通信量がオーバーしたら、チャージ機能を使ってデーターをチャージすれば何度でも使えるSIMもあるようです。
端末のAPNの設定方法
基本的には、設定方法はiPhoneもAndroidもモバイルルーターもほぼ同じです。スマートフォンの設定から、モバイルネットワークをタップします。データーローミングをONにして、アクセスポイント名をタップします。
新しいAPNをタップするか、SIMフリーのスマートフォンなどによっては既に表示されていることがあります。APNの所で「名前」:AIS 「APN」:internet 「ユーザー名」:空欄 「パスワード」:空欄 「認証方式」:CHAP を設定します。保存をして終了です。
この設定は、到着した空港などで行なうには忙しくてできないことがあります。その点、日本国内でも使えるSIMは日本で予め設定しておくので、現地では電源を入れるだけで使えることが多いと思います。私の場合も電源を入れるだけで使えました。
海外用プリペイドSIMを使うにはSIMフリーのスマートフォンが必要です
海外でプリペイドSIMを使うには、スマートフォンやタブレットやモバイルルーターはSIMフリーの物を使わなければなりません。ドコモブランドで販売されている物などで、SIMフリーに改造したものは使えないことがありますので注意してください。
このような意味でも初めからSIMフリーのスマートフォンを買っておくのが得策だと思います。SIMフリーのスマートフォンなら、大抵は、テザリングなどの機能も使うことができます。