FFFTPの使い方2(バックアップや高度な使い方など)
FFFTPはファイルをサーバーにアップロードしたり、サーバーからダウンロードしたりする機能に特化した高機能のソフトです。ホームページのバックアップ、ファイルの属性の変更、FFFTPの設定を他のパソコンで利用などの高度な使い方や不具合の対処の方法などを解説。
FFFTPの特徴
FFFTPは サーバー楽天 のファイルを操作するのに特化したFTP(File Transfer Protocol)ソフトです。大量のファイルを転送したり、更新したファイルだけを探してミラーリング転送することもできます。ホームページの作成には無くてはならないソフトです。
ホームページのサーバーへの転送方法
初めて使う時(サーバーにまだ一度もファイルを転送していない状態)は、接続が完了すると、左側にコンピューターの中のホームページファイルが表示されています。右側には何も表示されていないか、あらかじめサーバーが設定したファイルが表示されることがあります。
「コマンド」の中のミラーリングアップロードをクリックします。ミラーリングアップロードとは、コンピューター内の指定した部分と、サーバーの指定した部分の内容を鏡で見るように全く同じにするという意味です。もし、コンピューター内に無くて、サーバーには有るファイルは自動的に消されてしまいます。フォルダーとその中のファイルがある場合はそれも転送されます。
いきなり開始しないで、「処理内容表示」をしてから実行するようにします。そうしないと思わぬ結果になることがあります。
ミラーリングアップロードでは、ファイルの日時を比較して更新したファイルのみを転送するようになっていますので、ファイルの転送を効率良く行なうことができます。
特定のフォルダ内のファイルだけ転送したり、特定のファイルだけ転送したい場合は、特定のフォルダをダブルクリックしてそのフォルダ内に入って転送したり、特定のファイルを選んで転送することもできます。
ホームページのバックアップ方法
複数の人がホームページを更新する場合とか、他のパソコンでホームページを変更した場合は、コンピューター内のファイルを最新の状態にしてからページを更新する必要があります。
また、ホームページをバックアップしておきたい場合があります。この場合は、ミラーリングダウンロードを実行します。
この場合のミラーリングダウンロードはサーバーの内容とコンピューターの中を全く同じにするという意味です。
ミラーリングダウンロードでは、ファイルの日時を比較して更新したファイルやコンピューター内に無いファイルのみを転送するようになっていますので、ファイルの転送を効率良く行なうことができます。
新しい接続先を別に作って、コンピュータ側(ローカル側)のフォルダだけを別にすると、そこにホームページのバックアップを作成することができます。後は工夫次第で色々に使えます。
パソコンが壊れてホームページが無くなったという話をよく聞きますが、この方法でUSBメモリーやLANディスクへバックアップを作れば、パソコンが壊れても大丈夫です。
サーバー側のファイルの属性変更方法
CGIのファイルを実行するには、サーバーのファイルやフォルダの属性を644から705や755等へ変更しなければいけません。
これをするには、サーバー側(右側)のファイルやフォルダを右クリックして、「属性変更」をクリックします。後は画面に従って属性を設定します。
FFFTPの設定を同じにして他のパソコンでも使う方法
パソコンを何台も持っていると、FFFTPの設定を同じにして使いたいものです。同じ設定を他のパソコンで一からするのは大変です。ホームページアドレスがたくさんあると、いちいち設定するのは簡単ではありません。
その場合は、 C ドライブの Program Files フォルダ内の ffftp フォルダに ffftp.ini という名前のファイルがあるので、これを他のパソコンの同じフォルダ内にコピーしてやります。
最近のバージョンでは上記の方法では設定をコピーできません。その場合は、「接続」「設定」「設定をファイルに保存」とクリックして設定ファイルを保存してそれを別のパソコンで読み込むようにします。
その方法は「接続」、「設定」、「設定をファイルから復元」の順番にクリックします。
ミラーリングダウンロードの不具合
最近のバージョンでは、ミラーリングダウンロードで、更新しているファイルだけでなく、全ての下部ディレクトリのファイルをダウンロードしてしまうことがあります。これではミラーリングダウンロードの意味がありません。
これを回避するには、「接続」、「ホストの設定」、「設定変更」、「高度」をクリックして「可能であればMLSDコマンドで一覧を取得」のチェックを外します。このようにすれば思った通りの動作をするはずです。
また、「接続」、「ホストの設定」、「設定変更」、「暗号化」をクリックして「暗号化なしで接続を許可」にチェックを入れた方が動作が速く不具合になる確率が減ります。
FFFTPの使い方1も参考にしてください。