パソコンモニターの選び方(解像度と画面の大きさ)
最近のノートパソコンは画面の解像度が高くて、画面に広い範囲が表示できるのですが、表示される文字が小さい傾向があります。パソコンに外付けのモニターを付ける場合、モニターの大きさと解像度の選定について考えてみました。
パソコンの表示文字の大きさ
最近のパソコンのモニター( ディスプレイ楽天 )は解像度が高くて、文字の大きさが小さいものが多く、高齢者には使いにくいものです。また、ブログの文字も標準より小さいものが多くて、老眼の人には使い難いものです。
最近のインターネットエクスプローラー(IE)やFirefoxやChromeのようなブラウザでは、簡単に文字の大きさを変更できます。コントロールキーを押しながらプラスキーかマイナスキーのキーを押します。この方法では画像の大きさも変えられるようになりました。とても便利なのですが、いちいち文字の大きさを変更するのは面倒です。また、他のソフトでは簡単に文字の大きさを変えられないものがあり、文字が小さくて苦労することがあります。
このような場合、文字の大きさを大きくするには、パソコンのモニターを変更するしかありません。
モニター(ディスプレイ)の選定方法(画面の解像度)
モニターを選ぶのには、解像度で選ぶのが一般的なようです。解像度によって表示される範囲が決まります。
XGA(1024x768px、縦横比1:1.3333)は、デスクトップやノートパソコンのディスプレイでよく使われている解像度です。一般的にウェブページの大部分はXGAの解像度を想定して作られています。私のこのページも例外ではありません。
SXGA(1280x1024px、縦横比1:1.250)は、XGAより表示できる範囲が広くなります。しかし、解像度が高くなると同じインチ数の液晶モニターなら、表示される文字の大きさが小さくなります。視力が衰えた高齢者には、解像度が高いモニタは使いにくいと思います。解像度の高いモニターを使うのなら、22~32インチのようなサイズの大きなものを使うと良いでしょう。
SXGA+(1400×1050px、縦横比1:1.3333)は、液晶のノートパソコンによく使われています。15~17インチの液晶では、高齢者には文字が小さくてとても使いにくいと思います。若い人には、画面の領域が広いので、使いやすいのかも知れません。
モニターの最高解像度はパソコンの性能に依存します
モニターに表示できる最高解像度は、パソコンの性能によって違います。パソコンで表示できる解像度が1024x768までなら、それ以上の性能のモニターに接続しても1024x768までの解像度でしか表示できません。それ以上の解像度のモニターを用意しても意味がありません。
液晶モニターには最適使用解像度があります
液晶モニターには表示する場合の最適な解像度があります。普通は、液晶モニターの最大解像度が最適な解像度となります。最適な解像度以外で使用すると、表示した文字がにじんだように見えます。また、テレビをパソコンのモニターに使用する場合は、テレビの解像度とは違う解像度で使うと、画面が切れたり、画面が小さくなったりすることがあります。
モニター(ディスプレイ)の選定方法(画面のインチ数)
解像度だけでなく、モニターの大きさ(インチ数)もモニターを選ぶ重要な要素となります。特に長時間パソコンを使う場合は、大画面のモニターで見ると目の疲れが違ってきます。やはり、大画面で文字が大きい方が使いやすいようです。
私は32インチの液晶テレビをパソコンのモニターとして使っています。1366x768px(縦横比1:1.778)の液晶テレビを1280x768px(縦横比1:1.6666)のWXGAで表示させています。テレビは大画面の割に解像度が比較的高くないので、必然的に文字が大きくなります。
モニターの解像度が高いとそれに応じて、モニターのサイズを大きくする必要があります。そうしないと、表示文字が小さくなってしまいます。
モニター(ディスプレイ)の選定方法(画面の縦横比)
モニターの縦横比も重要です。パソコン側とモニター側の縦横比が違うと、画像が歪んで見えます。パソコンによっては、モニターの縦横比に合わないものもありますので、購入の時には注意が必要です。
ディスプレイをパソコンのモニターとしてだけに使うのなら、何も横長のモニターにする必要はありません。縦の長さが長い方が縦方向のスクロールがしやすく使いやすいと思います。
モニター(ディスプレイ)の選定方法(入力端子)
モニターの入力端子にはアナログ(D-sub端子)とデジタル(DVI端子、HDMI端子)があります。アナログとデジタルはちょっと見ただけではあまり変わりませんが、よく見るとデジタルの方が綺麗です。
パソコンの出力端子に合わせてディスプレイを選ぶ必要があります。アナログ端子のモニターにはアナログ出力のパソコンしか接続することはできません。最近のパソコンはアナログとデジタル両方に対応したものがあります。