携帯電話のSMSの特徴と利用方法
SMS(ショートメッセージサービス)とは携帯電話同士で短い文字メッセージのやり取りができるサービスのことです。電話番号を指定して全角で約70文字、半角で約160文字までのメッセージの交換ができます。通信料金は約3円/通と手軽になっています。
携帯電話(スマートフォン)のSMSの特徴
SMS(ショートメッセージサービス)は携帯電話(スマホ)の電話番号宛にメッセージを送信することができます。携帯電話などの電源が入っていれば自動的に受信することができます。もし、端末が通信圏外の場合は、送受信が可能になった時に送受信が行なわれます。この為、電話のように、ほぼ即時に相手にメッセージを届けることができます。
SMSでは、1回のメッセージで送信可能な文字数はあまり多くなくて、日本語の全角文字では約70文字となっています。あいさつなどや丁寧な言葉使いをすると、すぐに最大文字数の制限に掛かってしまいます。用件だけを送信するような使い方に向いています。
携帯電話などの番号だけが判明していれば送れる為に、メールアドレスがわからない人との文字通信に手軽に利用できるのが特徴です。
SMSは外国の携帯電話へも送ることができます。料金は約50~100円/通です。(携帯電話事業者によっては違う場合もあります)
SMSの利用方法
スマートフォン楽天 などではSMS専用のアプリを使用するのが一般的です。電話帳などからSMSを送りたい相手の携帯電話番号を見つけて、メッセージマークをタップするとSMSアプリが自動的に立ち上がってSMSを送ることができます。
後は、メッセージの記入枠内にメッセージを記入して送信するだけです。メッセージの記入枠の横幅が全角10文字程度の場合は7行以内で記入するようにします。
電話機能の無いスマートフォンでSMSを使いたい場合には、回線領域買い取り販売事業者(MVNO)が販売しているSMS機能付きのSIMカードを使えば可能です。
SMS利用時の注意事項
全角70文字以上の文字を送ろうとした場合、送信してしばらくすると送信エラーになります。この場合は、送信文字数を減らしてください。
携帯電話以外の電話番号に送ることはできません。つまり、一般の固定電話やIP電話(050の番号)には送れません。
SMSは電話回線を使用しているので、インターネットのパケット通信を使っていません。この為、海外でインターネットができても、その端末にSMSを送れないことがありますので注意してください。海外ローミングを使っていれば可能ですが、海外の場合はメールやLINEやSNSのメッセージの方が確実で安価ですね。
SMSを使った本人認証
ブログサービスやLINEやSNSなどのサービスを利用する時、SMSが必要になることがあります。これらはSMSを使って本人認証を行なっています。
SMSによる認証というのは、インターネットなどから携帯電話番号を入力してもらって、その携帯番号にワンタイムパスワードをSMSを使って送信します。そのワンタイムパスワードを使って本人認証を行なうというものです。
本人確認がとれている携帯電話では問題ありませんが、本人確認の必要の無い携帯番号も存在するので、SMSが使えるからといって必ずしもSMS認証が使えるとは限りません。
SMSのメリット
- SMSは電話回線を使用していて、インターネットのパケット通信を使っていないので、電話と同様に、ほぼ即時に相手にメッセージを届けることができる事。
- 携帯電話の番号だけが判明していれば送れる為、メールアドレスがわからない人との文字通信に手軽に利用できる事。
- 携帯電話は本人確認がされているので、本人確認にSMS認証が使える事。
SMSのデメリット
- 1回のメッセージで送信可能な文字数は日本語の全角文字で約70文字と多くない事。
- 通信料金は約3円/通と手軽になっていますが有料です。メールなどはネット回線だけで無料。
- ネット回線だけのIP電話ではSMSは使えません。携帯電話回線かSMS回線の契約が必要です。