パナソニック電子レンジのエラーコード(自己診断)

パナソニック(ナショナル)電子レンジが故障した時、電子レンジに見慣れないランプの点滅やエラーコード(自己診断)を表示することがあります。これが何を意味するのか判らないと効率的な修理はできません。パナソニック電子レンジのエラーコード表です。

パナソニック(ナショナル)電子レンジのエラーコード(自己診断)

電子レンジの写真

パナソニック(Panasonic、ナショナル、松下電器)の 電子レンジ楽天 が故障又は不具合となった時のエラーコード(自己診断)とその故障内容です。

エラーコードにUが付いたものは、主にユーザーが対処できるものです。それ以外は販売店、または、サービスマンが対処します。

U10、U11、U20
調理スタート後、数秒~約15秒でブザーが鳴り、動作を停止する。付属品の誤使用の確認他。
U40
調理スタート後、5分でブザーが鳴り、動作を停止する。(重量センサタイプ)食品を入れる。または、食品の量を多く(50g以上)する。
U41
レンジ調理スタート後、インバータ基板の2次電流が異常に増加した時、ブザーが鳴り作動を停止する。機器背面/側面/底面の吸気口の掃除。食品の量が適当か。高圧基板とマグネトロンの点検。
U50
調理セット時または、ダイレクトスタートキーを押した時。オーブン庫内を冷ましてから調理する。またはマニュアル(手動)で調理する。
U51
電源プラグ挿入直後(電源ON)、「あたため」キーを押した時、待機時間と交互に表示。待機時間(最長3分)を経過してから「あたため」で調理する。またはマニュアル(手動)で調理する。
U65
調理終了後、表示。レンジ調理スタート後、1分30秒以内にMAG温度センサが210℃になった時、パワーダウンして継続して作動。電子レンジの下にテーブルシートなどを敷いて吸気が低下している場合があります。取り除いてください。
U66
レンジ調理スタート後、インバータ基板の2次電流が異常に増加した時パワーダウンして継続して作動。
H00
電源ON時やセンサの調整時、ブザーが鳴り表示。 (マイコンとメモリー素子との通信エラー)
H02
電源ON時やセンサの調整時、ブザーが鳴り表示。(マイコンとセンサのメモリー素子の通信エラー)
H08
電源ON時、ブザーが鳴り表示。(制御基板のマイコンと表示基板のマイコンの 通信エラー)
H15
レンジ(あたためなど自動)で調理スタート後約7秒で、一次電流検知信号がマイコンに入力されない。一次電流検知回路(トランス基板、一次電流検知回路)
H18
2次電流が極端に減少したとき(2次電流検知エラー、冷却不足、2次電流検知回路のアース浮き)
H20、H21
スチームメニューで、スタート後 約30秒で、ブザーが鳴り動作を停止(スチームヒータ断線検知)
H29
スチームメニューで、スタート後約2分でブザーが鳴り動作を停止。スチーム用温度センサのオープンまたはショート、または制御基板。
H30
調理スタート後、約4分でブザーが鳴り、動作を停止。庫内サーミスタ(ショート・断線)または、制御基板(温度検知回路)
H32
調理スタート後約1分30秒または約4分でブザーが鳴り、動作を停止。MAG温度センサ(ショート・断線)または、制御基板(温度検知回路)を確認。
H39
スチームメニューで、スタート後約2分でブザーが鳴り動作を停止。スチーム用温度センサのオープンまたはショート、または制御基板を確認。
H45
電源ON時、ブザーが鳴り表示。可動ヒータ駆動時、ブザーが鳴り動作を停止。ヒータ可動キーを押して数秒後、ブザーが鳴り動作を停止。ヒータ位置スイッチまたは制御基板(ヒータは駆動)を点検。ヒータ駆動モータまたは制御基板(ヒータ駆動回路)
H46
調理スタート後、約30秒でブザーが鳴り、動作を停止。(反射板位置検出スイッチがON-OFFしていない。)反射板位置検出スイッチ。反射板駆動モータ
H60
調理スタート約1分後ブザーが鳴り、動作を停止。(赤外線センサー判定エラー)赤外線センサ
H61
調理スタート約1分後ブザーが鳴り、動作を停止。(赤外線センサのサーミスタ不良)赤外線センサ
H64
調理スタート後、約40秒でブザーが鳴り、動作を停止。電波が出ていない。(マグネトロン、インバータ基板その他を点検)検波センサ(オープン)または制御基板(検波センサ回路)を点検。
H65
調理スタート後、ブザーが鳴り、動作を停止。複合センサ(ガスセンサ)の断線、ショートまたは制御基板 (ガス検知回路)を点検。
H66
調理スタート後、(数秒~約15秒または約30秒)でブザーが鳴り、動作を停止。 蒸気センサ(断線)(NE−H1、NE−N1)または、制御基板(蒸気検知回路)を点検。
H67
調理スタート後、数秒~約15秒でブザーが鳴り、動作を停止。重量センサまたは制御基板(重量検知回路)
H68
調理スタート後、約2~3分後、動作を停止。(赤外線センサ感度エラー)
H69
調理スタート後、約2分後、動作を停止。(赤外線センサ感度エラー)
H74
電源ON後または調理スタート後、約22秒で動作を停止。(アンテナモーターの回転検知)
H78
DCファンモータ(アンテナモータの冷却)回転後、9秒後、モーターが回転していない。
H79
DCファンモータ(プリント基板の冷却)回転後、9秒後、モーターが回転していない。
H90
レンジ調理スタート後、インバータ基板のIGBTに取付のサーミスタ温度が異常に上昇した時。
H94
作動中、リレー非作動時にリレー駆動信号が出力された時。
H96
レンジ以外で作動中、インバータ基板の作動信号がマイコンに入力された時。
H97
レンジスタート数秒後、動作を停止。(インバータ基板にAC100Vが入力されない時、インバータ基板の正常な作動信号がマイコンに入力されない時)
H98
レンジスタート後、20秒~約30秒で動作を停止。(レンジ作動時、インバータ基板の正常な作動信号が マイコンに入力されない時。
H99
レンジ以外で作動中、インバータ基板の作動信号がマイコンに入力された時。

以上のエラーコード(自己診断)は、あくまでも不良の目安となりますが、この通りでないこともよくあります。