善玉コレステロールを増やす方法(有酸素運動が有効です)

善玉コレステロールは、細胞から余分なコレステロールを回収する役割をしています。善玉コレステロールは従来、血管のプラークを小さくする程の力はないと考えられていました。ところが最近の研究では、血管のプラークを小さくして、動脈硬化を予防改善することができるということがわかってきました

血管を若返らせることは可能です

肥満体のイラスト

血管の内側に プラーク楽天 と呼ばれるコレステロールのコブができて動脈硬化になります。これまでは、一度できた血管のプラークが小さくなることはないと考えられてきました。しかし、最新の研究ではそれが変わってきています。

実際の患者の血管の中で、血管の若返り現象が起きることがあるのがわかってきたのです。善玉コレステロールは、細胞から余分なコレステロールを回収する役割をするので善玉と呼ばれています。この善玉コレステロールが血管内のプラークを小さくすることが最近分かってきたのです。

善玉コレステロールを増やす方法(有酸素運動が有効だった)

NHKのためしてガッテンで善玉コレステロールを増やす方法を放送していました。以下その引用です。

 善玉を増やす方法を聞きに、ある大学の女子学生グループに会いに行きました。この年代の“善玉コレステロール”平均値は、およそ65mg/dl。ところが彼女達はほとんどが90mg/dl以上、100mg/dlを越える人も少なくありません。
 実は、彼女達は陸上の長距離選手。毎日のように朝晩2回のランニングをしていたのです。善玉を増やすには「有酸素運動」が有効です。ランニング以外の運動でも大丈夫。1日に歩く歩数が多ければ多いほど、善玉の値も高くなることが分かっています。

運動しても悪玉コレステロールを低下させることはできません

 ところで、運動で悪玉コレステロール値を下げようとしている方は多いですが、運動には悪玉を低下させる直接的な効果はないことが分かってきました。
 「運動しているのにコレステロールが下がらない」とお悩みの方も、ガッカリすることはありません。悪玉が下がらなくても、善玉が増えれば回収する力が上がるので、動脈硬化を改善する方向に向かうと考えられています。

男女でコレステロールの危険度が違うそうです

動脈硬化の進行は男女で大きな差があるそうです。女性ホルモンには、悪玉コレステロール値を下げる作用や、血管を保護する様々な効果があるようです。

そのため、40代までの間、女性の血管は男性よりはるかに若く保たれています。女性ホルモンの値が下がってくる50才前後になると悪玉コレステロール値が急上昇して、男性より高くなることもあります。しかし、動脈硬化はすぐには進みません。

女性は同年代の男性に比べて、はるかにコレステロールの危険度が低いことがわかっています。しかし、喫煙、高血糖など他の危険因子がある場合は、女性でもコレステロールの危険度は高くなります。特に、血糖値が高い場合には注意が必要です。

善玉または悪玉コレステロールとは

善玉(HDL)または悪玉(LDL)コレステロールは、コレステロールが血管中を輸送されている時のコレステロールとリポタンパク質がつくる複合体をあらわしています。善玉と悪玉の違いは複合体をつくるリポタンパク質の違いです。この複合体分子が血液の状態を知る血液検査の指標となっています。

本来、コレステロールは、動物細胞にとっては細胞膜の構成物質であり、色々な生命現象に関わる重要な化合物です。

LDLコレステロールは、コレステロールを各細胞に運んでいるので、コレステロールを増やす方向に働き「悪玉コレステロール」と呼ばれています。各細胞から肝臓にコレステロールを回収するHDLコレステロールは「善玉コレステロール」と呼ばれています。これは正しい呼び方とは言えません。なぜなら、悪玉と呼ばれているLDLによって、コレステロールは体内の各組織に運ばれて、細胞膜の成分となったり、ステロイドホルモンの原料となる等の重要な役割を果たしているからです。

主に体中でコレステロールは作られます

人間の体内では、一日に1g〜1.5gのコレステロールが作られています。食事から摂ったものの約3倍が体内で作られているのです。

体内で作られるコレステロールの主な原料は、脂質、糖質、たんぱく質等です。コレステロールが作られる場所は主に肝臓です。

もし、コレステロールを多く含む食品を食べても、人体には調節機能があり、人体でのコレステロールの生産は抑えられます。