ABC検診の概要(胃がん検診)

胃がん検診も進歩して胃のレントゲン撮影と共に、最近はABC検診という血液検査が実施されています。ヘリコバクター・ピロリ菌抗体検査とペプシノゲン検査の両方をすることで、ピロリ菌感染の有無と萎縮性胃炎の程度を調べるものです。

ABC検診とは

注射器の画像

2015年から矢掛町の自治体が行なう健康診断の集団検診では、胃がん検診として胃のレントゲン撮影の他に、ABC検診を実施しています。(矢掛町では自己負担額1000円、2015年8月)

これは血液を採取して検査するだけで、ヘリコバクター・ピロリ菌抗体検査とペプシノゲン検査の両方を行ない、ピロリ菌感染の有無と萎縮性胃炎の程度を調べるものです。これにより、胃がんになり易い状態かどうかを調べて胃がんなどの早期治療に役立てるものです。

私もABC検診と共に集団検診を受けてきました。最近は集団検診を受ける人が少なく、検診会場では人がまばらな感じでした。皆さん、健康意識を高めて健康的に長生きをしましょう。

ピロリ菌の有無の抗体検査

胃がヘリコバクターピロリ菌に感染しているかどうかを調べる血液検査です。ヘリコバクターピロリ菌は胃粘膜にダメージを与えて胃がんなどの病気の元になりやすいと考えられています。

ペプシノゲン検査

胃粘膜が老化して萎縮しているかどうかを調べる血液検査で、胃がん検診にも応用されています。萎縮が進んだ胃は、胃がんになりやすいといわれています。

ABC検診の結果とその判定評価方法

ABC検診楽天 をすることで、ヘリコバクターピロリ菌のIgG抗体検査でピロリ菌感染の有無を調べて、ペプシノゲン検査で胃粘膜萎縮度を調べます。その結果を次のように胃がんのリスクをA、B、C、Dの4段階に分類して評価する方法です。

A群 (ピロリ菌感染無し、胃粘膜萎縮無し)

ピロリ菌の感染が無く、健康的な胃粘膜をしています。胃の病気の危険性が一番低くて健康な胃の状態です。

B群 (ピロリ菌感染有り、胃粘膜萎縮無し)

ピロリ菌の感染が有りますが、今は胃粘膜萎縮が無い良い状態です。しかし、ピロリ菌により消化性潰瘍などになる可能性があるので注意する必要があります。胃腸の不調があれば除菌治療をしましょう。

C群 (ピロリ菌感染有り、胃粘膜萎縮有り)

ピロリ菌の感染が有り、それによる胃粘膜萎縮があります。胃がんになる危険性があり注意が必要です。除菌治療をするべきです。

D群 (ピロリ菌感染無し、胃粘膜萎縮有り)

ピロリ菌の感染が無いにもかかわらず、胃粘膜萎縮があります。又は、ピロリ菌が住めない程、胃の粘膜が萎縮している状態です。胃がんになる危険性が一番高く注意が必要です。

ABC検診の注意事項

次に該当する方には正しい結果が得られない可能性があり、この検査は適当ではありません。

明らかな上部消化器症状のある方

食道、胃、十二指腸疾患で治療中の方

胃酸分泌抑制薬のプロトンポンプ阻害薬を服用中か2ヶ月以内に服用していた方

胃切除をされた方

腎不全の方

ピロリ菌の除菌治療を受けた方