動物性タンパク質摂取とガンの関係

葬られた「第二のマクガバン報告」という本に書かれていますが、動物性タンパク質を摂取しているとガンになるリスクが高まるとのことです。タンパク質は全食事の10%程度で良いらしく、植物性タンパク質は取りすぎても害は無いとのことです。玄米などの植物性のホールフードを取っていれば必要な栄養素は十分摂取できるとのことです。



ガンから生還した知人

大根の写真

私の知人が肝臓がんから生還しました。C型肝炎から肝硬変になり、肝臓がんへと進行したのですが、手術で肝臓がんを摘出しました。手術後も腫瘍マーカーAFPの値は高く400ng/ml以上でした。

その後、食事を玄米食に変え、動物性タンパク質の摂取をやめて、納豆のような大豆食品や大根や人参やセロリなど野菜中心の食事にしていたら、AFPの値がどんどん下がって、30ng/ml程度まで下がっているとのことでした。その人から紹介されたのが、葬られた「第二の マクガバン報告楽天 」という本でした。

動物性タンパク質で大きくなれるという従来の栄養学

従来から、丈夫な骨や筋肉を作り丈夫な体を作るためには動物性蛋白質は欠かせないと言われてきました。学校でも給食で牛乳を出して、動物性タンパク質とカルシウムを十分摂りなさいと教えていました。

この本によると、体格と動物性タンパク質の摂取量とは関係ないようです。スポーツ選手の中にはベジタリアンのように動物性タンパク質を全く摂取しない人が居るそうです。

動物性タンパクがガンを育てるらしい

ダイオキシンやアフラトキシンのような発癌性物質が癌の元となって、これに動物性蛋白質が必要な栄養を与えてガンを育てるということらしい。もし、癌が発生してしまっても食事を植物性タンパク質(低タンパク質)に変えると癌は消滅するらしい。

疫学調査「チャイナ・プロジェクト」

チャイナ・プロジェクトと言う中国全土での大規模な疫学的な調査の結果は驚くべきものでした。

中国人の食習慣や血液検査、尿検査、既往歴などの膨大な調査の結果、動物性脂肪の摂取量と乳がん死亡率との関係は明確な相関関係があることを証明しています。

植物性のホールフードが良いらしい

植物性のホールフード(素材ごと全部食べること)の食事を続けていると、代謝が良くなりエネルギーを熱として発散する傾向になって太りにくくなります。植物性のホールフードは、玄米、全粒粉の小麦粉、全層粉の蕎麦などのことで、これは食物繊維が多いのが有利に働いているようです。

人の胃腸では食物繊維を消化することも吸収することもできません。栄養にはならないが、食物の消化吸収の速度を遅くして血糖値が急激に上昇するのを防いでいます。また、大腸内で不必要な物質を吸着して便として外に出す役目もしています。

偏った食事は弊害があるかも

植物性の食品が良いからと、全く動物性の食品を排除するのもどうかと思います。確かに昔の農村のように長寿の人は植物性の食品を多く摂っていたと思います。しかし、百歳以上の人の食事内容は肉を食べている人も多いようです。バランスのとれた食事が良いことは疑問の余地がないでしょう。