水道管(VP)と電線管(VE)の規格と使い方

硬質塩化ビニルパイプには色々な種類があります。エアコンのドレン工事には普通水道管(VP)を使いますが、時々電線管(VE)を使ってあることがあります。これらを相互に接続するには寸法を知っていなくてはなりません。

水道管(VP)と電線管(VE)の併用の例

ビニルパイプの写真

天井吊り下げ型のエアコンを取り付ける場合に 塩化ビニル楽天 パイプのドレン先行配管がしてあることがあります。今回は電気工事の時に電気工事屋がドレン排水管として、VE16とノーマルベンドの配管がしてありました。

さて、この時、エアコンのドレン排水の接続点までどのように配管したものかと悩みました。そこで水道管と電線管の相互接続をする場合について調べてみましたので記録しておきたいと思います。

よく使う水道管(VP)と電線管(VE)の寸法

水道管(VP) 電線管(VE) 単位は[mm]でおよその寸法
呼び径 外径 厚さ 内径 呼び径 外径 厚さ 内径  
VP13 18 2.5 13 VE14 18 2.0 14 VP13とVE14は外径が同じ
VP16 22 3.0 16 VE16 22 2.0 18 VP16とVE16は外径が同じ
VP20 26 3.0 20 VE22 26 2.0 22 VP20とVE22は外径が同じ
VP25 32 3.5 25 VE28 34 3.0 28  
VP30 38 3.5 31 VE36 42 3.5 35  

この表から見ると、水道管VPや電線管VEの呼び径の数値は、パイプのほぼ内径となっていることがわかります。

例外としてVP30の内径は31mm、VE16の内径は18mm、VE36の内径は35mmで呼び径の数値とは少し違っています。

ビニルパイプの種類と使用上の注意

水道の配管に使うビニルパイプには、普通の、ネズミ色(灰色)の硬質塩化ビニルVPの他にも、HIVPという紺色の耐衝撃性硬質塩化ビニルのものと、HTVPというチョコレート色の耐熱性硬質塩化ビニルのものもあります。

使う場所や用途によって、適切な配管を使わないと、用途によっては目的の性能を発揮できないことがありますので注意してください。

電気設備工事の配管には電気用品安全法で定められた電線管(VE)を使用しなければならない事は言うまでもありません。水道配管用のVP管を電気工事用として使うことはできません。でも、たまに使ってあるようです。

水道設備工事の配管には水道用として認められて販売されている管を使用しなければなりません。電線管を水道管として使うことはできません。

もし、電線管を水道用に使うと、電線管は肉厚が薄いので、水道の高い水圧に耐えられないで破損することがありますので特に注意してください。

また、ビニルパイプには、排水設備工事に使うVU管という薄肉の硬質塩化ビニル管がありますが、これはVU40以上しかありません。VP管と外径が同じになっています。排水工事に水道工事用のVP管を使うのは問題ありません。

この他に、同じようなパイプですが、雨樋に使うパイプもあります。これは、電気工事用のVE管や排水工事用のVU管よりも、更に肉厚が薄くなっています。

エアコンのドレン排水管に水道管と電線管を併用して使う場合

上の表をよく見ると、「VP13とVE14」や「VP16とVE16」や「VP20とVE22」は外径寸法が全く同じになっています。

つまりエルボやソケットやノーマルベンドは内径がパイプの外形に合うようになっていますので、これを使えば相互にパイプの接続ができます。

またVPの異形ソケットも併用して使えば、ドレン排水管の太さを自由に変換して便利に使うことも簡単にできます。

電線管のノーマルベンドを使う場合

異形ソケットを使わず電線管のノーマルベンドを使うと、VE14、VE16、VE22のノーマルベンドの厚さが2mmなので1ランク上の外径と同じになります。

つまりVE14(外径18mm)のノーマルベンドの外径はVE16(VP16)の外径(22mm)と同じになります。この為、VP16のソケットがそのまま使えます。

同様にVE16(外径22mm)のノーマルベンドの外径はVE22(VP20)の外径(26mm)と同じになります。この為、VP20のソケットがそのまま使えます。

このようにエアコンのドレンの排水に使う場合は、圧力がほとんど掛からないのでほぼ問題なく口径の変更ができます。知っておくと便利ですよ。