▼Menu

テスターの基本的使い方と裏技的使い方

テスター(回路計)は電気回路や電子回路の設計、製作や修理には欠かせない測定器です。切替スイッチを操作することによって一般的に直流電圧や直流電流、交流電圧、抵抗値等を測定できるものです。アナログ式のものとデジタル式のものがあります。


広告

アナログテスターとデジタルテスターの比較

三和のDA-54LSデジタルマルチメーターと、三和のYX-361TRアナログテスター 私の使っている三和のDA-54LS デジタルマルチメーター(左)と、三和のYX-361TRアナログテスター(右)です。修理等には特別高級品は必要ありません。

私は デジタルテスター楽天 よりアナログテスターの方が使いやすいと思います。値が変化する場合はデジタルでは全くわかりません。アナログなら針の振れ方で予測できる場合もあります。電解コンデンサーの容量を抵抗計で見る場合もアナログでないと無理です。

測定値が表示されるまでの時間はアナログの方が早いでしょう。デジタルは測定レンジが安定しないこともありますし、一般的に応答が遅いと思います。

アナログテスターの簡単な仕組み

アナログテスターを構成している部品には指示するアナログメーターと切り替え操作をするスイッチと測定する端子やテスター棒があり、そして内部には抵抗器やダイオードやヒューズ等があります。

アナログメーターは可動コイルと永久磁石を組み合わせて作られています。可動コイルに電流が流れると、コイルによる磁力と永久磁石の磁力との相互作用とバネの力の均衡で指針を振らせています。

この為、このメーターだけでは直流しか測定できません。交流を測定する為にダイオードで整流して、直流に変換して測定しています。

このメーターにはとても高感度の電流計が使われています。レンジ切替スイッチの周辺には抵抗器がたくさん接続されています。それは測定端子から流れてきた電流を抵抗器に分流させて多くの電流を測定したり、メーターに直列に大きい値の抵抗器を接続して電流を減らして電圧計として測定できるようにするためです。

抵抗を測定する時は電流計とテスターに内蔵されている電池や抵抗で構成された回路になっています。この電池によって測定物に電流を流して抵抗を測定するようになっています。

アナログテスターの使い方(デジタルテスターも基本的には同じです)

テスターは一般的には、直流電圧や直流電流、交流電圧、抵抗値等を測定できます。中には交流電流が測定できるものもありますが、普通のテスターでは、交流電流は測定できません。

直流電圧DC[V]交流電圧AC[V]の測定

直流電流DC[A]の測定

抵抗[Ω]の測定

テスターを応用した裏技

テスターを本来の使い方にするだけでなく、工夫すれば色々な用途に使えるものです。これはデジタルテスターでもできますが、アナログテスターの方が応答が速く、針の振れ具合で判定することもあり、このような用途には使いやすいと思います。

抵抗測定の裏技でダイオードやトランジスターの良否を判定する

トランジスターの良否を判定する トランジスターやダイオードをアナログテスターで導通をみることによってこれらの良否を判定できることがあります。

ダイオード(LEDも同じ)の場合は、P形半導体からN形半導体へ電流が流れるので、テスター棒の赤(マイナスの電圧が出ている)をカソード、黒(プラスの電圧が出ている)をアノードに接続すれば、アノードからカソードへ電流が流れます。その逆は電流が流れません。適切なレンジを選定するとテスターの電流でLEDが点灯します。

LEDの場合は順方向の電圧が少なくとも1.7V以上必要なので、テスターの電池の電圧がこれより低いとこの測定はできません。最近はLEDの順方向の電圧が3V以上必要なものもありますので注意してください。

トランジスターの場合は、P形半導体からN形半導体へ電流が流れるので、とりあえずベースはわかります。コレクタとエミッタの見分け方は次の様にします。

NPN型(2SC、2SDタイプ)を例に説明します。テスターは抵抗の約千倍レンジにしておきます。写真の様にコレクタと思われる足にテスターの黒の棒(電圧はプラスが出ている)を当て、エミッタと思われる足に赤の棒(同マイナス)を当てます。コレクタと思われる足とベースとの間を指で触ります。テスターの針が普通に指だけに当てた時より大きく振れれば、想定した足がコレクタとエミッタです。

PNP型はテスターの色を逆にします。

応用として、何個もあるトランジスターの中からhfeの大きいのを探すとか、hfeの揃ったのを探すとかにも利用でき、簡易的に識別が可能です。トランジスターが生きているか死んでいるかもわかります。トランジスターを使用する前に私はいつもやっています。知っていて損はないと思います。

これはテスターの電源とテスター内部の抵抗を使って簡単な増幅回路を形成しています。ベースとエミッタ間の指は人体を抵抗として使いベース電流を流してやります。

テスターはアナログの方が使いやすいと思います。

SCRやMOS-FETもテスターでチェックできます

本当はサイリスター(SCR)や電界効果トランジスタ(MOS-FET)もテスターでチェックできる物もあるのですが、説明がめんどうなのでここには書きません。自分で考えてみてください。

抵抗測定の裏技で電解コンデンサの容量抜けと絶縁を判定

最近のデジタルマルチメーターにはコンデンサの容量を測定できるものもありますが、アナログテスターだけで電解コンデンサの容量抜けを判定することができます。

アナログテスターを抵抗測定の高レンジにして、電解コンデンサに当ててやります。一瞬針が振れて元に戻ります。指針の振れ具合で容量が推定できます。テスター棒の赤と黒を入れ替えて何度でもできます。新品の物と比較すればよくわかります。

テスターの赤い棒をコンデンサのマイナス端子に、テスターの黒い棒をコンデンサのプラス端子に当てた時の安定した指示値が、コンデンサの絶縁抵抗値になります。この値は大きい程コンデンサとしては良いことになります。

電圧測定の裏技でテスターを検電器として使う

最近のテスターの電圧計は内部抵抗が大きくて、50kΩ/V程度のものもあります。1000Vレンジだと、内部抵抗が50MΩにもなります。100Vレンジでも内部抵抗が5MΩです。

これなら電圧計の100V〜1000Vレンジで検電器として使えます。つまり例えばテスター棒の黒を手で持って、赤い棒を100Vのコンセントに差し込めば、これが電圧側(Hot側)ならテスターの針が振れます。接地側(Cold側)では振れません。200Vなら両方共、針が振れます。

このことは、ある程度電気の知識がある人なら当然知っていて活用していると思ったのですが、全く知らないか、活用されていないようです。(あるサイトの書き込みで知りました)私は中学生の頃から知って活用していました。(電灯線をゲルマラジオのアンテナとして使う為)

但しこれは自己責任でお願いします。安全の為に対地電圧150V以上の電圧では使わないようにしましょう。また、絶縁の良い靴やスリッパを履いているとか、乾燥した絨毯や布団の上に居る場合に限るとかの注意も怠ってはいけません。

スポンサーリンク

電線がホットかコールドかを知るのは電気工事の時に必要となります。電線の色でホット側(黒色)とコールド側(白色)は色分けされていますが、無資格者が工事をしたのか、その通りになっていない場合がたまにあります。また相当古い配線ではそもそも色分けがされていません。

 
Main Menu |Mobile |Top Page |電気、電器 |工夫と製作 |アンテナ |デジタル放送 |修理技術1 |修理技術2 |修理過去ログ |電気柵 |生活情報 |健康情報 |名所旧跡 |ネット環境 |WordPress |写真集 |English Top
リンク集 |Sitemap |お問合せ |Pポリシー |修理掲示板
電気 Menu |感電とアース |蛇口アース |接地抵抗計算 |接地抵抗測定 |効果的接地 |等電位接地 |電磁シールド |絶縁抵抗測定 |絶縁トランス |エアコン感電 |電気火災原因 |単相3線式 |エネルギ比較 |製品選び |照明の照度 |エアコン使い方 |節電方法 |測定器 |プリント基板用工具 |エアーコンプレッサ |ハンマードリル使い方 |オシロスコープ |スペアナ |テスター使い方 |3路スイッチ |VP管とVE管 |工事担任者 |陰陽五行 |十干 |十二支 |還暦 |逸話1 |逸話2 |逸話3 |随想1 |随想2 |投稿集1 |投稿集2 |投稿集3 |不採用投稿1 |不採用投稿2 |不採用投稿3 |妻の投稿1 |妻の投稿2 |妻の投稿3 |妻の投稿4 |青江さんの著書 |岩本恵里 |自己紹介
山里の素人農業 |Daii-Wiki |私のブログ |Car Evolution |Tomy's HP |ページの先頭
 
 
as76.net
RSS
 
楽天市場
広告
Valid XHTML 1.0
Only OGP error
更新日:2011/12/05