ガス溶接技能講習とガスの種類

可燃性ガスと酸素を使った溶接作業はエアコンや冷蔵庫などの修理に必要なことがあります。この溶接・溶断・加熱の作業をする場合は危険を伴うので、労働安全衛生法により原則としてガス溶接技能講習を終了した者でなければなりません。

ガス溶接技能講習とは

ガスバーナーの写真

ガス溶接技能講習は、アセチレンやプロパンガスや都市ガス等の可燃性ガスと酸素を使った金属の溶接や溶断(ガス切断)や加熱の作業をする場合に必要なものです。労働安全衛生法の労働安全衛生規則に定められています。

講習学科は「設備の構造・取扱いの知識」と「可燃性ガス及び酸素の知識」と「関係法令」があります。講習の最後に学科試験があります。実技試験はありません。

実技講習では「ガス溶接等の設備の取扱い」についての講習を行ないます。全ての講習を終了するとガス溶接技能講習終了証が交付されます。これは一生有効です。

電器店ではこのような修理や工事をすることはあまりないので、必ずしも無くてもよい資格ですが、知識として講習を受けるのは無駄ではないはずです。

可燃性ガスの性質

可燃性ガスとは連続的に燃焼することができる気体です。可燃性ガスは激しい燃焼によりガス爆発を起こすことがあり、その取り扱いには注意を要します。

可燃性ガスの中にはアセチレンガスのように衝撃や光が加わるだけで爆発する自己分解性を持っているものがありますので、その取り扱いには特に注意が必要です。

空気や酸素などのガスと一定割合で混合されて温度などの条件が満たされると燃焼爆発を起こすことがあります。

可燃性と共に毒性を持つガスもあります。また燃焼後に毒ガスを発生するものもありますので、その性質をよく知って取り扱いに注意してください。

高圧ガスの種類とボンベの色

高圧ガスの種類と ガスボンベ楽天 の外観の色は安全を確保する為に、見ただけですぐに分かるように次のように決められています。よく覚えておきましょう。

ガスボンベの取り違え事故が起こると大変な事になります。例えば医療用で酸素ガスと炭酸ガスを間違えると死亡事故につながります。

酸素---黒色、水素---赤色、炭酸ガス---緑色、アンモニア---白色、アセチレン---茶色(褐色)、塩素---黄色、その他のガス---灰色(ネズミ色)

プロパンガスやエアコンの冷媒ガスなどは、その他のガスに分類されていて灰色のボンベに充填されています。

高圧ガスボンベの色の覚え方

高圧ガスボンベの色の覚え方は次のように暗記すると忘れません。参考にしてください。この情報は松下電器(Panasonic)の販売店向けのガス溶接技能講習を受けた時に教えてもらいました。

「黒酸の赤い水で緑炭を練り、あんな白うとに色あせられ茶あ塩黄が悪い」

黒酸---黒(酸素)、国産

赤い水---赤(水素)

緑炭---緑(炭酸ガス)

あんな白うとに---アンモニア(白)、あんな素人に

色あせられ茶あ---アセチレン(茶)、色あせられちゃあ

塩黄が悪い---塩素(黄色)、縁起が悪い