グーグルアドセンスの審査をパスするコツ
グーグルアドセンスのサイト審査は非常に厳しいと言われています。しかし、プログラムポリシーを忠実に守ればそんなに難しいことではありません。アドセンスの審査を比較的簡単に通過するコツを述べてみます。
Googleアドセンスのプログラムポリシーをよく理解しましょう
まず、アドセンスのプログラム ポリシー楽天 をよく読んで理解しましょう。グーグルアドセンスの広告を設置できるサイトの条件として、アドセンスのプログラムポリシーに準拠している必要があります。
また、ウェブマスター向けガイドラインにも従っている必要がありますので両方共よく読んで理解しましょう。
作成中のページやリンク切れを無くす
申請するサイトに未完成部分や工事中のページがあったり、リンク切れがあったりすると「作成中のサイト」という理由で審査には合格しません。工事中のページは作らないで完成しているページだけにリンクを張りましょう。また、ページのリンク切れにも注意しましょう。
コンテンツ(内容)をプログラムポリシーに準拠させる
サイトのコンテンツは、ページを訪れるユーザーの関心に合った、価値ある情報を提供するものでなければなりません。そのため、ユーザーにとって価値がほとんどないページでの広告配信と広告の過度な表示は、修正が行われるまで制限または無効にされる場合があります。
ポルノやアダルト向けや成人向けのコンテンツは当然許可されません。暴力的なコンテンツや人種差別または個人、団体、組織の中傷に関するコンテンツも駄目です。アダルト向けコンテンツの審査基準は、子供を含む家族や職場で見ても問題がないものということになっています。当然、他社の広告もこれに該当してはいけません。
違法性がありそうなハッキングやクラッキングに関するコンテンツや違法な薬物や麻薬関連の器具に関するコンテンツも許可されていません。ブランド品やその他の商品の偽造品、模倣品の販売も違法ですから許可されません。当然ですね。
意外なものでは、ビールやハードリカーの販売やタバコやタバコ関連商品の販売、処方箋医薬品の販売に関するコンテンツも許可されていません。販売ではなく、それらに関する単なる情報ならかまいません。
これらのコンテンツがサイト内には無くても、サイトからこれらのコンテンツを含むサイトへのリンクがあってもいけません。これは見落とされがちです。
著作権で保護されているコンテンツは許可されません
写真や動画や文章はコピーしたものではなく、全て自分で作成したものなら問題はありません。著作権のあるものを使う時は、著作権者の許可を受ける必要があります。
コンテンツ不足にならないようにしましょう
1ページに何文字以上という規定はありませんが、最低でも原稿用紙1枚程度の文字数は必要でしょう。文字数が少ないとページに合った広告が出ない原因にもなります。私の推奨は全角で1000~3000文字程度です。
コンテンツの少ないページやクラウドタグのページや404ページなどのコンテンツが全く無いページには広告が表示されないように設定しましょう。
広告はコンテンツよりも少なくしましょう
他社の広告も含めて、広告はコンテンツの量よりも多くなってはいけません。広告の数の制限は無くなりましたので、コンテンツが多いページには広告を増やしてもかまいません。
Googleウェブマスター向けガイドライン違反にも注意
アドセンスのプログラムポリシーには、Googleウェブマスター向けガイドラインも遵守しなければならないことになっています。つまり、わかりやすい階層でページを作成して、リンクはテキストリンクにするとか、各ページには、少なくとも1つの静的なテキストリンクからアクセスできるようにするとかしなければなりません。
また、「隠しテキストや隠しリンクを使用しない」とかもサイトを作成する上では重要です。背景とテキストを同系色にしたり、背景の壁紙が邪魔で文字が読めないなども使いやすいサイトとは言えません。つまり、ユーザーに配慮したページにしなければなりません。
広告のコードや配置など
審査では広告の量や配置も審査されます。コンテンツの量よりも広告が多くならないようにしましょう。また、広告はコンテンツと区別できるようにしましょう。
ブログなどでは画面を下に見ていくと、右下などにページのトップに戻るボタンが表示されることがあります。これは、広告の上に掛かり、誤クリックになる可能性があります。このボタンがある場合は削除してください。また、広告とサイト内のリンクが隣接しないように、この距離は十分離してください。
広告コードの改変はポリシー違反です
アドセンス広告のコードを改変するとポリシー違反になります。自分では改変したつもりが無くてもHTMLを直接変更した場合に、間違えてコードの一部分を消してしまう事もあります。また、ページの編集ソフトが勝手に書き換えることも考えられます。ブログなどでは、広告コードの貼り方がまずいと、改行が勝手に入ってしまうことがあります。
広告コードが改変されているかどうかを調べるには次のようにします。ブラウザでページを表示させて、空白部分で右クリックして、「ページのソースを表示」などを選べはソースを表示できます。ソースの中から広告コードを探して改変されていないかどうかを確認してください。
広告の動作を変えてはいけません
広告コードは改変していなくても、広告を画面上で固定するとか、広告をdisplay:noneなどのCSSを使って見えなくするとか、iframeタグ(インラインフレーム)を使って表示するなどの許可されていない方法で広告の動作を変えるのはいけません。
広告のラベル違反に注意しましょう
見出しやそれに類するものの下に広告を配置する場合は特に注意が必要です。この場合は広告とコンテンツが区別できないのが一般的です。見出しのすぐ下には広告を配置してはいけません。
どうしても見出しのすぐ下に広告が来る場合は、広告の上に「広告」や「スポンサーリンク」などの表示をして、広告とコンテンツが明確に区別できるようにしましょう。
競合する他社の広告にも注意
他社の広告を掲載するのはかまいませんが、他社の広告はGoogleの広告ではないことがはっきりとわかるようにした方が良いでしょう。また、他社の広告も含めて広告がコンテンツよりも多くならないようにしてください。
ファーストビューが広告だらけにならないようにしましょう
ブラウザでページを開いた時、スクロールしないで最初に見える範囲(ファーストビュー)に、他社の広告も含めて、広告ばかりだとポリシー違反になります。コンテンツの一部を広告の前に持って来るとか、広告を減らすなどしてファーストビューが広告ばかりにならないようにしましょう。
無料ブログなどで、更新が1ヶ月以上ないとページのトップに広告が表示されることがあります。このような場合でもポリシー違反にならないようにする必要があります。
スマートフォンでファーストビューに大きな広告を設置する場合の注意
スマートフォン(高機能携帯電話)でファーストビューにコンテンツ向けの大きな広告があると、広告でコンテンツを押しやるページということで、ポリシー違反になることがあります。オリジナルコンテンツが多くあれば問題ありません。
スマートフォンでなくても、パソコンのページでもファーストビューの広告は、広告でコンテンツを押しやるページにならないように注意しましょう。できれば、ファーストビューには広告を配置しない方がユーザーの為にも良いでしょう。
その他
広告などへのクリックを誘導しているとみなされると審査には合格しません。「ランキングに参加していますポチッとお願いします」などと書いている場合もクリックの誘導になります。
Google広告へ向かって矢印を付けたりして、広告に注目させる行為も違反に相当します。文章の中ではそのページの広告には一切言及しないのが良いでしょう。