Above the foldの広告の配置

Above the foldと呼ばれる、画面をスクロールしないでも見える範囲は、ネットユーザーに訴える効果が大きいのですが、この範囲にアドセンス広告を配置するには注意が必要です。何も知らずに多くの広告を配置するとプログラムポリシー違反となることがありますので注意しましょう。

Above the foldとは

グーグル本社の写真

Above the foldとは、ウェブページをパソコンや スマートフォン楽天 で見ている場合の画面をスクロールしないで見える範囲のことです。ファーストビューとも言います。このAbove the foldで大切な事は、重要なコンテンツをできるだけこの中に収めることなのです。

foldとは、折り目の事でAbove the foldとは折り目よりも上の事です。この場合のページの折り目は見える範囲の一番下のことです。

インターネットユーザーはこのAbove the foldを見て、このページを読むべきかどうかを瞬時に判断するからです。広告もこの範囲にあれば見てもらえる可能性が高くなります。

だから、グーグルもこのファーストビューに広告を配置することを勧めています。

Above the foldに広告を配置する時の注意点

Above the foldはユーザーに訴える効果が大きいからと、広告を多く配置したり、スマートフォンで大きな広告を表示すると、返ってユーザーに嫌われたり、アドセンスのプログラムポリシー違反になりかねません。

また、Above the foldに広告を配置したサイトは検索で不利になることがわかっています。つまり検索順位に影響します。ページレイアウトアルゴリズムと呼ばれるものがこれに相当します。目先の利益ばかりを追求すると、結果的にアクセスが減って収益が減ることが考えられます。

このことを考えて広告を配置してください。私はパソコンもスマートフォンもファーストビューには広告を配置しないことにしました。

画面上部に多くの広告を配置しないこと

画面上部に多くの広告を配置すると、ページを見ているユーザーは広告ばかりを見せられることになります。ユーザはコンテンツを見たいのにすぐには見られず、あまり良い配置とはいえません。画面上部にはあまり多くの広告を表示しないようにしましょう。まずは、ユーザーの利便性を重視しましょう。

でも画面上部は広告の効果が大きいので、小さ目の広告を配置したいものです。その場合は広告ユニットは一つだけにしましょう。リンクユニットは小さいし、2アクションで広告をクリックすることになるので必要に応じて配置してもかまわないと思います。グーグル以外の広告も含めて考えましょう。

Above the foldが広告ばかりの場合は違反警告が来ることがありますので注意しましょう。これはグーグルアドセンスに限らず他社の広告でもグーグルのポリシー違反となる場合がありますので注意しましょう。

スマートフォンでのAbove the foldの広告の配置

スマートフォンに最適化されたページでは、Above the foldの広告は320x50(モバイルバナー)または320x100(ラージモバイルバナー)の広告が推奨されています。しかし、Above the foldには300x250(レクタングル中)の広告が効果的なことがわかっていますが推奨されていません。

これは、300x250の広告を画面上部に配置すると、コンテンツが押しやられる配置になりやすく、プログラムポリシー違反となる場合があるからです。コンテンツを押しやる配置にしなければAbove the foldに300x250の広告を配置できます。これは総合的な判断になりますので、どういう場合がOKなのか一概には言えません。

これについては「スマホサイトの AdSense 最適化とアナリティクス分析- AdSense 部 春学期 vol.7」のハングアウトオンエアーでも紹介されています。https://www.youtube.com/watch?v=QOvcZzsbhlo

また、「モバイルマスターになろう- AdSense 部 夏学期 vol.9」のハングアウトオンエアーでも紹介されています。https://www.youtube.com/watch?v=xOfbYTd0dbM

スマートフォン特有のアドセンス広告表示

また、スマートフォンやPCページでは1ページに標準広告ユニットを3つ表示できますが、スマートフォンに最適化されたページでは1ページビュー内に2つの広告を同時に表示させることはポリシー違反に相当します。