エアコンのエアパージ方法(取り付け時)

エアコンを取り付ける時、配管パイプや室内機内のパイプの中の不要な空気を抜く必要があります。そうしないと空気や空気中の水分が冷媒の中に残り、エアコンの動作に悪い影響を与えます。長時間の使用でエアコンの寿命にも悪影響を及ぼします。

エアコンのエアパージ方法

セパレート型エアコンの取付け時、配管内と室内機のパイプ内の空気と水分を追い出す方法です。エアパージとは配管内と室内機の空気などを追い出すことです。

真空ポンプを使う方法

R410A用ゲージマニホールドの写真

エアパージには環境破壊を防ぐ為、 真空ポンプ楽天 方式を推奨します。

空気と水分を抜くだけなので、特に高真空にする必要はありません。電気式の真空ポンプでなくても、手動式の真空ポンプを使っても良いでしょう。この場合、真空乾燥の効果はあまり期待できません。

エアパージが終ったら真空ポンプとマニホールドを取り外してエアコンのバルブを開けます。

外部ガスで追い出す方法

外部のボンベガスで配管内の空気を追い出す方式です。昔はこの方式もよく使っていました。私の知り合いの業者は、R22の冷媒ガスの機種にR12の冷媒ガスでエアパージをしているのを見たことがあります。

やはり、R22の冷媒ガスの機種にはR22の冷媒ガスでエアパージをするのが正式なやり方でしょう。このやり方だと冷媒ガスが混ざってしまいます。

サービスポート(三方弁で通常太い方のパイプ側)にボンベを接続してガスを注入しながら、反対側のパイプ(二方弁で通常細い方)のフレアナットを緩めて空気を追い出します。

取付けの時、あらかじめこのパイプのフレアナットは締めずにおくと、締めたり緩めたりしなくて良い。何度もするとガス漏れの原因になります。

内部ガスで追い出す方法

エアコン内部に封入されている冷媒ガスで配管内の空気を追い出す方式です。現在、メーカーはこの方式を推奨していません。量販店で買った場合はたいていこの方式です。とにかく簡単ですからね。(移設のたびにこれをやるとガスが減ります)

エアコンを取り付けてから、サービスポートのついていない方(二方弁で細い配管側)のバルブに六角レンチを差し込み、90度バルブを開けて約6秒でバルブを閉めます。

サービスポート(三方弁で太い配管側)のムシを六角レンチ等で押して、配管内の空気を全部放出します。その後両方のバルブを開けます。

かつてはメーカーの推奨する方式でした。メーカーと機種によってはこの方法と少し違うかも知れませんが、大きな違いはないと思います。

エアパージする時の注意事項

真空ポンプの写真

エアパージをしないとどうなる

エアコンを取り付ける時、エアパージをしないエアコン取り付け業者が居るのを見たことが何回かあります。元々、電気工事業者がエアコンを取り付けている時それらを目撃しました。

聞いてみると、エアパージそのものを知らないようでした。今まで何回も取り付けしているが、不具合になったことがないとまで言いました。

確かにエアパージをしなくても、すぐに不具合は無いかも知れません。しかし、配管内に空気や湿気が残ってしまうのはあまり良い事ではありません。最初はわずかな性能の低下があるかも知れません。でも、ちょっと使ったり、見たところではわからないでしょう。

空気中の湿気や配管内の水分が、将来、キャピラリーチューブの詰まりや冷凍機オイルの劣化を招くことが考えられます。将来のエアコンの重大な故障や寿命に影響することがあるので、必ずエアパージをしてください。