洗濯機の修理手順(よくある故障事例)

洗濯機が故障すると困るものですが、故障とは言えない軽微なものもよくあり、それは素人でも対処できるものです。洗濯物の入れ過ぎや洗濯物の片寄りなど、修理を依頼する前に自分でチェックして無駄な出費を省きたいものです。

自己診断機能の活用(エラーコードのチェック)

全自動洗濯機に異常があったら、まず、エラーコードをチェックして、自己診断機能を活用しましょう。この機能だけでかなりの故障を特定できます。異常で止まった場合は、一般的にエラーコードを液晶表示部に表示しています。

給水、洗濯、すすぎ、脱水の途中で止まる場合

全自動洗濯機の画像

全自動洗濯機は、給水、洗濯、すすぎ、脱水の途中で止まってしまうことがよくあります。次にすすぎや脱水があると、その前で止まる場合が多いのですが、それ以外で止まる場合です。

これは、最近の洗濯機はコンピュータ制御ですので、 コントローラー楽天 と呼ばれるコンピューター部分が故障することで発生することが多いようです。

各工程の途中で止まった場合は、エラーコードを見ればだいたいの故障はわかるようになっています。別ページの各メーカーのエラーコードの表から調べます。

給水の途中で止まった場合は、給水バルブの故障もありますが、給水栓の開け忘れもよくあります。つまり、洗濯機に給水ができない状態です。

脱水の途中で止まる場合は、洗濯物の片寄りの場合が多いようです。洗濯物が片寄っても自動的に給水と脱水をして片寄りを修正しますが、何回もやってもうまくいかない場合は停止します。

この場合、手で洗濯物の片寄りを修正してやります。たまに、洗濯槽を吊っている部品の外れや不具合があります。

すすぎや脱水前で止まる場合(排水の途中も)

すすぎや脱水前でエラーが出て止まることがよくあります。この原因は、洗濯機の故障ではない場合もありますので、注意が必要です。

全自動洗濯機というものは決められた時間内に排水が終わらないと脱水工程に移れないので、エラーになるようになっているからです。洗濯槽の中に水が残ったまま脱水の高速回転になると危険だし、モーターにも負担が掛かるからです。

これを診断するには、エラーで停止した場合、その時、洗濯槽の中の水の量である程度の判断ができます。ほぼ満水で、全く水が抜けていない場合は排水弁が故障していることが考えられます。

少し水が残っている場合は、まず洗濯機から出ている排水ホースの状態を確認します。排水ホースや排水経路が途中で詰まってないか確認します。排水ホースが鋭角に曲がってつぶれている場合があります。

また、排水ホースが途中で持ち上がっている場合も排水が悪くなります。これは、排水の勢いが悪いと、ホースが持ち上がっている手前にゴミが溜まってくるからです。

排水ホース以降に問題が無くて、全く排水しないとか、勢いよく排水しない場合は洗濯機側に問題があります。排水バルブの故障や排水バルブにゴミが詰まっている場合です。

洗濯水の回転が弱い場合

洗濯物が無い、水だけの無負荷状態ではうまく回るが、負荷を掛けたり洗濯物を多く入れると回転が落ちる場合は、次のような箇所の故障が考えられます。

洗濯槽の底のパルセーターと呼ばれる羽根の軸との噛み合いに不良があり、うまくパルセーターが回らない場合です。この場合は、パルセーターを交換すれば直る場合が多いのですが、軸の方が摩耗している場合は、ギヤケースとかメカケースとか呼ばれる物を交換する必要があります。

また、モーターの力を伝達するベルトが延びていたり、摩耗していると、動力の伝達がスムーズにいかなくて、回転が弱くなる場合もあります。この場合は、ベルトの張りを調整したり、ベルトを交換したりします。

中には、洗濯物などがモーター部やベルト部に巻き込まれている場合もあります。この場合は洗濯機の底を見ればわかります。音を聞いてもわかる場合があります。とにかく、修理には観察が大切です。

脱水の回転が弱い場合

脱水の回転が弱い場合は、一般的には上記のようにベルトの不良や、ギヤケースとかメカケースの不良が多いようです。メーカーによっては、洗濯時と脱水時とを切り替えているクラッチのスプリングが不良の場合もよくあります。

時には、洗濯物などがモーター部やベルト部に巻き込まれている場合もあります。この場合は洗濯機の底を見ればわかります。音を聞いてもわかる場合があります。

洗濯機からの水漏れ

洗濯機から水が漏れるのもよくある故障です。一般的に多いのは、給水栓へのジョイントの取り付け部です。これは「洗濯機の給水継ぎ手の取付け方法」の記事を見てください。

全自動洗濯機に風呂の残り湯を使う場合にも水漏れがよく発生しています。外部にバスポンプを使う場合や、バケツで風呂の残り湯を使う場合などにも水漏れがよくあります。全自動洗濯機の槽の外側に水を漏らすと床に落ちてしまいます。気をつけましょう。

排水ホースの破れも水漏れの原因でよくあります。排水ホースを交換するのが手っ取り早いのですが、応急的にはテープやラップを巻くのも効果があります。

洗濯槽に水が貯まらない場合

水が洗濯機に入っていかない場合は、給水栓の開け忘れや給水バルブの故障があります。しかし、給水の量が少ない場合は、給水バルブ部分のストレーナー(ゴミ取り網)が詰まっていることがあります。給水ホースの洗濯機側を外して掃除します。

洗濯機に水が正常に入って行くのに、洗濯槽に水が貯まらない場合は、排水バルブが開いたままになっていることがあります。これは、排水バルブの故障やコントローラーの故障や排水バルブに10円硬貨などが引っ掛かっている場合があります。