掃除機の修理手順(よくある故障事例)

電気掃除機の故障には、モーターが回らなくて全く動かないという症状が大半を占めています。この中には、電源プラグの付け根の断線といった比較的簡単な故障が多くあります。また、ホースの断線やモーターのカーボンブラシの摩耗もよくあります。

掃除機が動かない(モーターが回らない)

掃除機の画像

掃除機が全く動かない症状は一番多い故障事例のひとつです。掃除機が動かないのは色々と多くの原因が考えられます。

よくあるのはコードリールやホースの断線や電源プラグ部分の断線です。他にはモーターのカーボンブラシやモーター部の基板の不良です。モーターそのものが故障することはあまりありません。

プラグとコードとコードリールの点検

まずは、掃除機のプラグとコードの点検をしましょう。これは大変多い故障です。プラグの付け根やコードの途中が切れていることがよくあります。

スイッチを入れたまま、コードを曲げたり押したりして点検します。又は、非接触型の低圧検電器などをうまく使って調べることもできます。(これには熟練が必要です)

プラグを交換して修理するか、又は、コードリール毎で交換します。コードリールは分解してはいけません。素人が分解すると元に戻せないことがよくあります。

掃除機のホースの点検

掃除機のホースの断線もよくあります。ホースの部分には2~4本程度の電線が通っていることがあります。そのうちの1本が断線しても故障に繋がります。

ホース単体で導通試験をして調べてください。ホースに付いているスイッチ部分などの分解が必要なこともあります。

ホースの部分的な修理又は、ホース毎の交換になります。

分解してモーター端子の所に100Vが来ているかどうかチェック

モーターのカーボンブラシの端子の所に100Vが来ているかどうかをテスターで点検します。この時はモーター部分を分解しているので、感電やショートなどに特に注意します。

100Vが来ている時
掃除機のモーターの カーボンブラシ楽天 を外して点検します。カーボンブラシだけの交換、又は、モーターの交換をします。
100Vが来ていない時
プラグやコードや途中のコードリール、ヒューズ、リレー(電子リレー)の回路の修理または制御基板の交換をします。

モーターは回っているのに吸い込みが悪い時

ホースに何かが詰まっているかどうかを点検する
もし、ホースに異物が詰まっていたら取り除きます。ホースを振り回して遠心力を利用して異物をホースから出したり、ホースに電気工事に使う電線挿入用の針金などを入れて異物を押し出すか引っ掛けて引っ張り出します。
紙パックがうまくセットされているかどうかを点検する

掃除機の紙パックがうまくセットされていないと、吸い込みが極端に悪いし、カバーが閉まらないことがあります。又は、ゴミが紙パックから漏れて、モーターの方に入ることがあります。また、純正の紙パックでない場合はゴミが漏れる場合があります。

時々起こる症状の場合

掃除機のある特定の部分に触ったり衝撃を与えた時に不具合になる場合や症状がおさまる場合です。これはその部分の接触不良や断線のしかかりがあることが多いと思います。

そのような時は、早めにその部分を点検又は修理します。修理依頼する場合もその情報を伝えると修理が容易になります。

掃除機本体だけに衝撃を与えた場合に、モーターが時々、動作することがある症状で、買ってから掃除機をよく使っているケースでは、モーターのカーボンブラシが寿命近くまで摩耗している場合がよくありました。

モーターのカーボンブラシの摩耗は、分解して調べることが多く大変手間が掛かりますので、この情報から修理箇所が特定できれば修理の効率化につながります。

回転式床ブラシの不具合

掃除機の回転式床ブラシが回転しない場合や回転音が大きいなどの不具合はよくあります。普通は床ブラシ毎交換します。

回転する床ブラシの吸い込み口を分解して、ベルトやモーターなどを点検して、不具合なベルトを交換したり、床ブラシのモーターを交換したりします。

部品が手に入らない場合は、床ブラシそのものを交換するのが早くて確実かも知れません。この場合、修理料金は高くなりますが手間は掛かりません。