HTML(テキスト)ファイルの一括変更
フリーソフトのTEXTSSはホームページのファイルの一部を一括書き換えする場合にとても便利です。しかし、使い方を間違えると取り返しのつかないことになりますので、バックアップをしてから行ないましょう。ウエブページの数が多い場合にはとても重宝するソフトです。
ホームページの更新作業
ホームページを作ったら更新作業は欠かせないものです。できればまめに更新して、いつも最新の状態に保ちたいものです。
ホームページの変更作業は エディタ楽天 やホームページビルダーですることが多いのですが、同じ操作を他のファイルに対して行なう時は、置換によると早く確実に行なうことができます。
しかしページの数が増えてくるとこの作業は大変なものになります。各ページにメニューが付いているとこの操作は全ページに及ぶことがあります。
ホームページの全ファイルの変更
ページの数が少ない時はエディタやホームページビルダー等でひとつずつ変更するのも良いのですが、ページの数が100ページ以上になると、変更は大変な作業になります。
私はSSIやPHPでメニューファイルをインクルードしているので、ページを追加しても全ページに変更を加える必要はありませんが、ホームページのデザインを変更した場合、全ページを書き換える必要が生じることがあります。
私は約150ページまでは全ページを手で書き換えていましたが、それ以上になると変更はとても時間がかかっていました。TEXESSというソフトを見つけてからはもっぱらこちらのソフトに頼っています。
TEXTSSによる全ファイルの置換
フリーソフトのTEXTSSはこのような全ファイルの書き換えの場合にとても便利です。ホームページ内の全ファイルの変更をする場合でも一瞬で書き換えが可能です。
TEXTSSの便利な機能
- 複数のHTMLやテキストファイルの中を一括置換
- EUCやJISの日本語コードに対応
- 改行コードのみを置換する機能
- バイナリレベルでの置換処理機能
- 検索文字列はもちろん置換後文字列にもワイルドカードを指定できる機能
- 正規表現機能を搭載
- 置換するファイルの選択も階層フォルダ検索に対応
- ファイルの属性や拡張子置換機能も搭載
- バックアップ機能を搭載しているので置換操作を間違っても元に戻すこともできます
- 拡張子 .bak でバックアップファイルを作成する機能や指定フォルダの .bak ファイルをすべて削除する機能
TEXTSSでの書き換え時の注意事項
バックアップを取ってから変更する
TEXTSSにはバックアップ機能がついていますが、バックアップファイルを別に保存しておく方が安心でしょう。BAKファイルからの全ファイル書き戻し操作は大変です。
書き換えの前に必ず無置換書き換えをしてみる
書き換えには絶対自信がある場合でも、必ず無置換の書き換え操作をして動作を確認してから本格的な書き換え操作をしましょう。思いもよらない落とし穴にはまることがあります。
ファイルの記述方法を全ファイル共通にしておくと便利
せっかく全ファイル一括で書き換えをしようと思っても各ファイルの記述が微妙に違うと、書き換えがスムーズにいきません。ファイルの記述方法は全ファイル共通にしておくことが重要です。
無駄な改行や半角スペースを入れないことが重要
ソースに改行や半角スペースが多くあっても無くてもHTMLの表示はほぼ同じなので、ソースを見やすくする為に、改行を入れる場合や半角スペースを入れる場合がありますが、これが各ファイルで改行や半角スペースの数が違っていると、書き換えがスムーズにいかないことがあります。予めTEXTSSで無駄な改行や連続の半角スペースを削除しておくことも重要です。
ホームページビルダーではデフォルトでタグのインデント(字下げ)をするようになっていますが、字下げをしないようにしておくのもスムーズな置換のためには必要です。
ワイルドカード置換の場合は特に慎重にする
ワイルドカード置換は、とても便利ですが、思わぬ置換が発生することがよくあります。面倒でもひとつひとつの置換を確認しながら、問題点をなくしてから実行することも重要です。