ページスピードインサイト(サイトの表示速度診断)

グーグルのページスピードインサイト(PageSpeed Insights)はサイトの表示スピードの診断が簡単にできるページですが、広告やSNSなどの外部サイトの表示が遅いとその影響も診断されてしまいます。外部サイトは自分ではどうしようもありません。外部サイトの影響も含めてスピードの対策が必要です。

ページスピード・インサイトとは

パソコンの写真

ページスピード・インサイト(PageSpeed Insights)とは、グーグル(Google)が公式に提供しているウェブページの表示速度を診断するツールのページの事です。

ウェブページをパソコン(PC)やモバイル(スマートフォン)で見た場合の、ページのファーストビューとその表示速度評価を点数で表示確認することができます。また、必要な修正箇所と修正方法も簡単に指示してくれます。

実際、この情報だけでページを修正するのは難しい場合が多いようです。検索して関連情報を表示して試行錯誤する必要があります。

モバイルの表示では、スマートフォンでのユーザービリティにも配慮したユーザーエクスペリエンスの評価もしてくれるのが特徴です。

これで満点が取れれば全ての対策が施されているということで、大変良いのですが、普通はそう簡単には満点は取れません。

普通のページスピードインサイトページ

普通のページスピードインサイトページでは、広告やSNSなどの外部サイトからの表示も含めた、本来のページスピードを診断してくれます。しかし、自分のページに可能な限りの全ての対策を施しても一般的には100点満点にすることはできません。

一般的なページでは、広告やSNSのボタンなどの表示は外部のサイトから表示させているので、自分のページにいくらスピード対策を施しても、それ以上は速くすることはできないのです。

もちろん、広告やSNSボタンなどの外部サイトの影響が全く無いページでは100点満点を取ることも可能です。

ページスピードインサイトで100点満点にしました

ページスピードインサイトで100点満点の画像

私はページスピードインサイトのチェックで、この画像のように100点満点にしました。それは、SNSボタンなどを廃止して、グーグルアドセンスの広告を遅延表示にしたからです。

一番効果があったのはグーグルアドセンス広告の遅延表示です。私はサイトからの広告収入を得ているので、広告を廃止するわけにはいかないのです。

楽天の広告については、私はテキスト広告のみを使っているので、元々、全くページ速度にはあまり影響していませんでした。

外部サイトの影響を排除したページスピードインサイト

外部サイトの影響を排除したページスピードインサイトページでは、該当のサイトでの問題だけのページの 表示スピード楽天 を診断してくれるようにできたのですが、現在はその機能が無くなりました。

これは、以前は、グーグルアドセンスのホーム画面の「スコアカード」の「マルチスクリーン」をクリックした時に表示されたページスピード診断ページがあったのと同じです。前者のページに次のパラメーターを付けてアクセスしても同様に表示されていました。

?utm_source=pubinsights&filter_third_party_resources=true&hl=ja&priorityGroup=usability

この方法で診断すれば、自分のサイトで対策可能な問題だけを抽出できますし、どこまで対策できたのかを的確に表示することができていました。

しかし、残念なことに、最近はこの方法を使っても、広告など外部サイトの影響を排除できなくなってきています。

PHPを使って自ページの診断用リンクを表示する

PHPを使えば、自サイトのページで、ページスピードインサイトのページを表示させるリンクを下記のように張ることができていました。

<a href="https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?url=<?php echo "https://".$_SERVER['SERVER_NAME'].$_SERVER['REQUEST_URI']; ?>" target="_blank">PageSpeed</a>

私は全ページにこのリンクを表示させて、更新する毎にページスピードをチェックしていました。今はこれが使えず残念なことです。でも、やり方だけは今後の為に記録しておきます。