サーバーの引越(XreaとCoreserver間のコピーと設定)
レンタルサーバーXreaとCoreserverは安くて何でもできるので、慣れた人には使いやすいのですが、サポートには不安があります。不具合でもサポートが悪いサーバーですので、自衛策にサーバーを複数借りています。サーバーの調子が悪くなると、調子の良いサーバーに引っ越し(移転、移動)をするのが得策です。
サーバー引っ越しの背景
とにかく Value Domain (バリュードメイン)の xrea.com(有料) と coreserver.jp の レンタルサーバーは安くて良いのですが、 サポート楽天 は最低です。何でも自分で設定しなければなりません。使い方がわかれば、これほど安くて快適に使えるサーバーは無いと思います。
半年以上前には、 xrea.com (有料) の調子が悪く xrea.com から、新たに借りた coreserver.jp に引っ越しをしました。今回また、 coreserver.jp で借りていたホームページのFTPとメールの調子が悪くなり、 xrea.com (有料) に引っ越しをしました。何回も引っ越しをしたので、そのやり方を記録しておきたいと思います。
サーバー間の引っ越し方法(XreaとCoreserver間のコピーと設定)
今回の coreserver.jp から xrea.com (有料) に引っ越しをした場合で説明します。何度もサーバーの移転を繰り返す場合は、サーバー間のコピーとDNSとFTPとメールソフトの設定だけで良いようです。
サーバー間のコピーとDNSの設定は簡単で放っておけばできるので、後はFTPとメールソフトの設定だけですのでとても簡単です。FTPとメールの設定も両方のサーバー用に複数作っておけばほとんど何もしなくても良いようです。
XreaとCoreserver間のファイルコピー方法
- まず移動先(今回の場合、xrea.com)のコントロールパネルへログインします。
- 「サーバー間コピー」画面にします。
- FTPユーザー名に、コピー元(coreserver.jp)のFTPユーザー名を入力します。
- FTPパスワードに、コピー元(coreserver.jp)のFTPパスワードを入力します。
- FTPサーバー名に、コピー元(coreserver.jp)のFTPサーバー名(s***.coreserver.jp)を入力します。
- 転送方式(ミラー削除なし、又は、更新削除なし)を選択します。(「ミラー削除なし」は、全て上書きでコピー先は削除しません。「更新削除なし」は、更新されたファイルをコピーしてコピー先は削除しません。)
- リモートディレクトリとローカルディレクトリの設定は、両方共 /public_html にします。
- 左の「選択」にチェックを入れ、「実行」をクリックします。
ファイルやフォルダーのパーミッション(属性)は規定の値に設定されるようです。私の場合はCGIはそのままでうまく動作して、何も変更する必要はありませんでしたが、変更したい人は変更してください。
また、私の場合はホームページ上のファイルには、一切手を加えるところはありませんでしたが、不具合のある人は変更してください。
データベースMySQL等を使っている人は、その移転は、なかなか難しいようですが、私はホームページだけなので簡単でした。
コピーできたかどうかは、コピー先の /public_html の上のディレクトリの / にある .servercopy.log の中身(テキストファイル)を見ればわかります。
注意事項として、サーバーを借りてから24時間以内でサーバー間のコピーをすると、うまくいかないようです。また、料金を支払わない間(お試し期間)は、サーバーの容量が50MBしかないようです。
DNSの設定
- DNS(Domain Name System)の設定をする為にバリュードメインの管理画面にログインします。
- 変更したいドメインの「DNS」をクリックします。
- 自動設定で、移動先のサーバー(今回の場合、xrea.com)を選択します。
- 「保存する」をクリックします。
- 複数のドメインがある場合は各ドメインで同様に設定します。
移動先(今回の場合、xrea.com)のドメインウェブの設定
- 移動先(今回の場合、xrea.com)のコントロールパネルへログインします。
- 「ドメインウェブ」画面にします。
- 移動元(今回の場合、coreserver.jp)のコントロールパネルへもログインして、画面を参照しながら、移動先(今回の場合、xrea.com)のドメインウェブを移動元と同じ設定にします。
- DNSの設定をしたすぐ後や、あらかじめドメインウェブの設定をしておく場合は、「すべてのドメインでAレコードのチェックを行わない(強制設定)」にチェックを入れておいた方が良いでしょう。
- 「ドメイン設定」をクリックします。
- 「すべてのドメインでAレコードのチェックを行わない(強制設定)」にチェックを入れず「ドメイン設定」をクリックすると、DNSの移転が済んでいるかどうかがわかります。
- 何度も移転を繰り返す場合は何もしなくてもOKです。
移動先(今回の場合、xrea.com)のドメインメールの設定
- 移動先(今回の場合、xrea.com)のコントロールパネルへログインします。
- 「ドメインメール」画面にします。
- 移動元(今回の場合、coreserver.jp)のコントロールパネルへもログインして、画面を参照しながら、移動先(今回の場合、xrea.com)のドメインメールを移動元と同じ設定にします。
- DNSの設定をしたすぐ後や、あらかじめドメインメールの設定をしておく場合は、「A/MXレコードのチェックを行わない(強制設定) 」にチェックを入れておいた方が良いでしょう。
- 「設定」をクリックします。
- 「A/MXレコードのチェックを行わない(強制設定) 」にチェックを入れて「設定」をクリックすると、DNSの移転が済んでいるかどうかがわかります。
- 何度も移転を繰り返す場合は何もしなくてもOKです。
FTPとメールの設定
FTP(File Transfer Protocol)のソフト(FFFTPやホームページビルダー等)やフィード設定ソフト(fRssAtom等)のサーバー名をs***.coreserver.jpから s***.xrea.comへ変更します。パスワードの変更が必要なものはこれも変更します。
メールソフト(アウトルックエクスプレス、Windowsメール、npop等)の送受信のサーバー名も同様に変更します。メールの場合はパスワードの変更は必要ありません。
サーバーの状態を確認する方法
FTPやメールを使ってみれば、サーバーが不具合かどうかがわかりますが、次のアドレスにアクセスすればXrea.comもCoreserver.jpも各サーバーの状態を目で確認できます。
http://mainte.value-domain.com/
不具合で当面使わなくなったサーバーの活用
不具合で当面は使わなくなったサーバーは、不具合が解消して次に使うまでの間は、使用中のサーバーのバックアップとして活用しましょう。これも時々サーバー間コピー(更新)をするだけです。
注意事項
上記の方法は私の場合ではうまくいきましたが、この方法で、全ての人がうまくいくかどうかはわかりません。
くれぐれもサーバーのファイルのバックアップを怠らないようにして実施してください。この情報で不利益があっても私は関知しません。自己責任でお願いします。