モバイルページ(携帯電話対応サイト)の作り方
普通のパソコン対応のホームページが作れるようになったら、モバイルページ(携帯電話対応ページ)を作ってみましょう。言語はCHTMLを使えば、まずどの携帯電話(フィーチャーフォン)でも問題なく表示されます
携帯電話対応ページ(サイト)にするには
携帯電話(フィーチャーフォンとかガラケーとか言う)対応ページ(サイト)とはどのようなものでしょうか。簡単に言えば文字だけのページ(サイト)です。通信方式はパケット通信です。
文字コードはShift-JISで、記述言語はCHTML、1ページの容量は5KB以内で、画像や音楽や絵文字を使わないようにすれば、ほぼ全ての携帯端末で使えるページができます。
CHTML(Compact HTML)とは
携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)などの携帯情報端末向けの記述言語です。HTMLから余分な仕様を除いたものです。
とにかく、次のように文字を書く基本的なタグのみ使えば問題ありません。
CHTMLで書いたモバイルページの例
次のCHTMLで書いたモバイルページは、文章だけを伝える為のページの例です。1行目でCompact HTMLだということをブラウザに知らせます。
ヘッドタグ内にメタタグでテキスト文字のコードをShift_JISで書いていることを知らせます。当然文字コードはシフトJISで書きます。meta name="description"とmeta name="keywords"はSEO対策です。ページに的確なタイトルを付けて、タイトル(TITLEタグ)を書きます。
ボディタグ内は人にも検索ロボットにも見易いように、 見出し楽天 (H1~H6タグ)を付けます。文章に段落を付けて、段落(Pタグ)を使って文章を構成していきます。段落以外は改行をしなくても良いのですが、適度に改行をしたい時は改行(BRタグ)で改行します。リンクをするにはリンク(Aタグ)を使います。
これだけでほぼ普通の文章は作れます。Pタグを使わず文章をタグ無しで書いても問題ありません。
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD Compact HTML 1.0 Draft//EN"> <html> <head> <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS"> <meta name="description" content="***********"> <meta name="keywords" content="***,***,***"> <title>*****</title> </head> <body> <h1>*****</h1> タグ無しで書いてもOKです。 <p>普通はPタグを使って文章を書きます。</p> <br> <a href="***">*****</a> </body> </html>
CHTML 1.0で使えるその他のタグ
上記以外にもCHTML 1.0で使える主なタグには、次のようなものがあります。
- CENTER 中央揃え
- DIV 位置指定 align="left | center | right"
- HR 区切り線(水平線)
- PRE ベタ書き(ソースをそのまま表示)
- UL リストの指定
- LI リストの内容
- FORM フォーム action="URL" method="get | post"
- INPUT テキスト入力フィールド、ラジオボタン、チェックボックス
- IMG 画像表示 GIFとJPEG画像は問題なく使えます
携帯電話(フィーチャーフォン)向けグーグルアドセンス
モバイル向けグーグルアドセンスはPHPで記述します。拡張子をphpにするか、拡張子がhtmlでもPHPが動作するようにhtaccessファイルに記述します。当然、PHPの使えるサーバーでないと携帯電話向けグーグルアドセンスは表示できません。
CHTMLで作成したモバイルページにグーグルアドセンスを付けた場合は、広告だけが表示されて、広告枠が表示されないので、広告の上に水平線の区切り(HRタグ)を付けたり、「広告」か「スポンサーリンク」かのラベルが無いとプログラムポリシー違反となる可能性がありますので注意してください。
モバイル向けグーグルアドセンスは一つのページに一つしか付けることができませんので注意します。また、ダブルの広告はページの下部にしか付けられなかったのですが、この項目はモバイルアドセンスのプログラムポリシーから削除されたようです。
PHPのインクルード機能でグーグルアドセンスの外部ファイルを取り込むと便利です
PHPとはHTML文書中に記述されたスクリプトをサーバーのPHPが実行し、その結果を HTMLデーターとしてWebブラウザに渡すものです。
PHPファイル(拡張子は普通php)の中で同じフォルダ内にあるグーグルアドセンスの外部ファイル(mobile_adsense.inc)を呼び出すには次のようにします。
<?php include("mobile_adsense.inc"); ?>
インクルードするファイルの拡張子はincやhtmやhtmlやphpでもかまいません。上記のHRタグもこのファイルに記述すると便利です。
CHTMLの文法を診断する
モバイルページが完成したら、HTML文法診断ページでCHTMLの文法チェックをしましょう。普通はかなり厳しい診断結果になりますが、重大なエラーでなければ良しとしましょう。