デジタル放送情報(地デジ放送、BSデジタル放送)
地上デジタル放送は2011年7月に完全に移行しました。地上デジタル放送は、映像や音声の信号をデジタルに変換して圧縮して送信する為、アナログ放送の周波数帯域よりも狭い帯域でも、高画質で高音質の放送をすることができます。また、データ放送やワンセグ放送や電子番組ガイド(EPG)等を使うことができます。
地上デジタル放送
2011年7月からは、アナログ放送が終了して、本格的な 地上デジタル楽天 放送になりました。一般の人にとってはテレビの映像が少し綺麗になったと感じる程度ですが、放送の方式は大きく変わっています。
電波の形式もアナログ方式からデジタル方式へと大きく変わりました。テレビ受信機もアナログ方式のままでは見ることができません。デジタル方式のテレビに買い換えるか、デジタルチューナーが必要となりました。
BSデジタル放送
この写真はBSデジタル放送受信用のパラボラアンテナの例です。従来のアナログ用のアンテナでも使えますが、CSデジタル放送には性能が十分でないものもあります。
2000年12月からはNHKでBS衛星を利用してBSデジタル放送を開始しました。1989年に最初にBSアナログ方式でBS放送がスタートしてから、約11年はBSはアナログ放送だけでした。
BSがデジタル方式になってからはNHKのBS-1、BS-2とデジタルハイビジョン放送のほか、民放の7チャンネル、有料放送が2チャンネルの計12チャンネルの放送が行われていました。
これは映像や音声の信号を圧縮して一度に多くの情報を同じ帯域で送ることができるというデジタル技術の特長を生かしています。
地上デジタル放送受信用アンテナ
現在、一般に市販されている地上デジタル用のアンテナには、強電界用のアンテナと弱電界用のアンテナがあります。
地デジ用の強電界用アンテナは元々、電界強度の強い地域で使うように作ってあり、簡易的なものでアンテナとしての性能はあまり良くありません。小型にして見栄えを良くするようにしたアンテナです。
これに対して、従来のアナログ放送にも使っていたUHFのオールバンドの八木アンテナは地デジにも使えますし、性能も良くなっています。気をつけなければならないのは、従来のアナログ用のUHF八木アンテナはローバンド用とかハイバンド用とかの区別があることです。その地域の放送によってはそのまま使えますが、場合によっては使えないことがあります。
一般的にお勧めできるアンテナは、14~20素子のUHFオールバンド八木アンテナ(13~62CH用)です。もちろん強電界地域では10素子程度の小さいアンテナでも問題はありません。しかし、強電界でも利得が良い方が分配損失があってもブースターを省略できる利点があります。