電気柵
蜂、獣、イノシシ用電気柵に使用する電源装置(牧柵器、電撃装置)の製作や設置の技術的情報をホームページにしたものです。電気柵を設置するにあたって留意しなければならない事や具体的な方法について記述しています。参考にしてください。
近年、作物の収穫の時期が近づくと、矢掛町の我が家の周辺では、猪(イノシシ、いのしし)が毎日のように田畑の作物を食べたり、畦を掘り返したりして田畑を荒らします。近所の人達は網やトタン板で田畑に囲いをしたり、電気柵を使用したりしています。
電気柵用電撃装置(完成品)の製作販売の経過と終了
イノシシ対策の市販の電気柵用牧柵器(電気柵用電撃装置、高圧発生装置)は、買うとなると価格が高いので、私はこれを自分で使う為に自分で作ることにしました。回路は全て自分で考えました。全くのオリジナルです。
ホームページで製作方法を紹介したところ、これを製作してほしいとの要望が多く、完成品を製作販売していました。しかし、昨今は市販の製品価格が低下してきて、製作する意味が次第に無くなってきました。そこで2010年で製作と販売を終了しました。
コンデンサ放電式 ショックンPC |
コイルキックバック式 ショックンPK |
ミツバチ用 ショックンM |
発売以来改良を重ねて上記の3機種の完成品を2010年まで製作販売していました。現在は全ての機種の製作と修理を終了しました。お買い上げありがとうございました。
電撃発生装置の製作方法の詳細はショックンMと、ショックンPCの一部を除いてホームページには載せていません。しかし、回路の基本的な考え方や設計方針は詳しく載せていますので、意欲のある方なら自分で製作できると思います。電気柵の原理やアースの理論に関しては、どこのホームページよりも詳しく情報提供しています。
もし、自分で製作される場合は、電気用品安全法を守って、危険の無いようにしてください。自信が無ければやめてください。
修理についてもお受けできません
修理については、特殊部品が無くなりましたので2012年8月で終了しました。部品もありませんが、製品のサンプルも無い状態ですので、お譲りすることはもちろん、修理も不可能です。
岡山の店は閉店して引越しましたので電話での連絡はできません。ご了承ください。
現代農業2011年4月号に掲載されました
2011年2月5日に電気柵の件で 現代農業楽天 の取材を受けたのですが、現代農業2011年4月号の112~113ページに「電気柵ケチケチ大作戦」と題して掲載されています。
「支柱は塩ビ管でいい」「ガイシはビニールテープでいい」「電線は針金でいい」と紹介されています。私も近所の方も今でも使っています。まさにその通りなのです。
「公開!電柵器の中はこうなっていた」と題して電撃装置の内部の写真も載っています。電撃装置の動作も簡単に紹介されています。
他にも「現代農業」の雑誌は参考になる記事が多く、農業に興味のある方は買って損はありません。ぜひ、読んでみてください。
電力会社の送電用鉄塔にムササビ対策で採用されました
某電力会社の送電用鉄塔に登るムササビ除けに、当店のショックンPCの特別仕様の物が採用されました。送電用鉄塔の上は過酷な動作条件ですが、元々このような環境でもうまく動作するように設計しています。