電気柵用高圧検電器の製作

蜂、獣、イノシシ用電気柵に使用する電源装置(牧柵器、電撃装置)に使用するネオン管式検電器の製作情報です。ネオン管式の検電器は安くて丈夫で簡単に作ることができます。また、故障しにくいのが特徴となっています。測定精度はあまり良くありません。

イノシシの画像

電気柵用の検電器は市販されていますが、数kV程度のものは1000V以下の電圧は検知しない物が多く価格も高いので作ることにしました。と言っても私は市販の物は元々持っていないのです。

電気柵の高圧確認方法

電気柵の高圧を確認するには、電気柵の高圧発生装置で確認できるものもありますが、装置から離れた場所では別の方法で確認するしかありません。その為には高圧検電器などが必要です。

市販の蛍光管で高圧を簡易的に確認する方法

10~20W程度の細長い蛍光ランプの片側の電極を電気柵に当てて、ガラスの部分を手で持つだけで蛍光ランプが点滅します。あまり強く持つとピリピリ感電することがあります。その場合は布などをガラスとの間に挟んでください。

又は、10~20W程度の細長い蛍光ランプの片側の電極を地面や草などに接触させて、もう一方の電極を電気柵に当ててやります。約1000V以上の電圧があれば蛍光管が点滅します。

製作した高圧検電器

製作した検電器の写真

写真のネオンランプは左から約100V,300V,600V,1000V,2000V,3000V,5000V以上で点灯します。写真を見れば説明の必要はないと思いますが、左端は電気柵の測定点に接続します。右端はアースに接続します。

小型のネオン管は一般的に80~100Vの電圧を掛けると発光します。高電圧を抵抗分割して電圧を下げ、電流制限して動作するようにしています。

製作は市販の穴あきのプリント基板の切れ端で作りました。ネオン管の支持は写真のように銅の針金で止めているだけです。最後に基板全体を透明な熱収縮チューブで処理すれば良いと思います。

製作した高圧検電器の回路図

検電器の回路図

82kΩ1/2Wと68kΩ1/2Wと左端のネオンランプは直列に接続して、右の6個のネオンランプには抵抗が並列に接続されています。左から100kΩ,51kΩ,27kΩ,10kΩ,6.8kΩ,3.9kΩです。これらの抵抗は1/4Wです。これらのネオン回路も全て直列です。

右の2個の ネオンランプ楽天 は緑色に発光しますが、同じ物が無かったので使っただけで、別に意味はありません。ネオンランプは100V用で約80Vで点灯する物です。

ネオンランプは直流ではマイナス側が発光しますので、高圧の極性もわかります。

今までは電気柵用電撃装置の高圧はオシロスコープで測定して出荷していましたが、これからはこの検電器で高圧出力を確認して出荷できます。ショックンPKは左から6個、ショックンPCは全部点滅すれば正常です。(無負荷の時)

普通の低圧検電ドライバーでも工夫すれば高圧の検電が可能です。高圧が高いとピリピリくる事がありますので、その時は検電器の金属部分に直接触らないようにします。

市販の電気柵用の高圧検電器が用意できれば高圧のおよその電圧がわかります。漏電の程度もわかります。