社会福祉情報
近年、高齢者が増えてきて、在宅で介護保険を利用したり、特別養護老人ホームや老人保健施設や通所介護を利用したりする機会が増えてきました。社会福祉は今後の高齢社会を乗り切る為には無くてはならないものになってきました。私も民生委員になって老人福祉や児童福祉に関わるようになったので福祉関係のサイトを作ることにしました。
介護保険の利用
介護保険を利用するには利用者が申請しなければ 介護サービス楽天 は受けられません。つまり、待っているだけでは何も始まりません。利用したい人が必要な介護サービスを選んで利用することが基本です。
よくわからない場合は、民生委員やケアマネージャーや市町村の保険福祉の窓口などで相談してください。あくまでも、介護保険制度は利用者が行動を起こすことが基本です。
民生委員制度の始まりの「済世顧問制度」と「方面委員制度」
大正6年に岡山県で作られた「済世顧問制度」が民生委員制度の始まりです。翌年の大正7年に元大阪府知事の林市蔵がこれを参考に「方面委員制度」を作りました。
大正7年の秋の夕暮れ時、元大阪府知事の林市蔵が、淀屋橋の近くの理髪店で散髪をしてもらっていた時、新聞を売っている母子達の姿を鏡で見つけました。
この母親は秋なのに夏の浴衣を着て、素足に直接下駄を履いて、背中に乳児を背負って、更に幼児の手を引いていました。
父親が病気のため失業中で母子で新聞売りをして細々と生計を立てている窮状に心を打たれた知事は、府の嘱託の小河滋次郎博士に命じて方面委員制度を創設しました。これが大阪府での民生委員制度の元となりました。
この写真は、淀屋橋の近くに建てられた生みの親の林市蔵の銅像です。私は米国から帰国して、翌日2013年10月7日の早朝、たまたま淀屋橋や中の島公園を散歩していて見つけました。銅像の近くには詳しい説明書きがありました。
奇しくも私が民生委員になる約2ヶ月前のでき事でした。これも何かの縁かも知れません。
民生委員の活動
民生委員の仕事の主なものは次の通りです。つまり、毎日のように日常的に活動することが求められています。
- 地区内の巡回を通じて住民の生活状態を必要に応じて適切に把握する。
- 援助を必要とする人があれば、自立した日常生活をすることができるように相談に乗ったり助言したりする。福祉サービスを必要とする人には必要な情報を提供する。
- 社会福祉協議会やその他の関係行政機関の業務や事業又は活動に協力する。
- 老人福祉法や生活保護法や身体障害者福祉法や知的障害者福祉法の施行について、関係行政機関の業務に協力する。
民生委員は児童委員も兼ねています
児童委員の職務は、児童及び妊産婦の生活及び取り巻く環境の状況を適切に把握して、その保護、保健その他福祉に関し、サービスを適切に利用するために必要な情報の提供やその他の援助及び指導を行ないます。
児童及や妊産婦に関する社会福祉を目的とした事業を経営していたり、児童の健やかな育成に関する活動をしている人や団体と密接に連携し、その事業又は活動を支援します。
その他、婦人相談所、福祉事務所などの職務に協力することになっています。