私の慢性関節リウマチ体験

私は2002年8月、生まれて初めて慢性 関節リウマチらしいと診断され、試行錯誤する中で治ってしまいました。これはその体験を記したものです。私は冷水摩擦によって関節リウマチが治りました。



インターネット上の多くの慢性関節リウマチ情報

関節リウマチのイラスト

インターネットで関節リウマチが治ったという体験談等が書いてある事がよくありますが、何か物を売りつける為の手段である場合や利害が絡む場合が多いと思います。

私がこの情報を書いたからといって私には何の利益もありません。ただ藁をもつかむ気持ちで解決策を探していらっしゃる方に何らかの有用な情報を提供できたらいいなと私は思っているだけです。

私のように冷水シャワー(冷水摩擦)を年中するという意思の強い人がいらっしゃるでしょうか。冷水摩擦で何らかの効果があったという方がいらっしゃいましたらご連絡下さい。

冷水摩擦をするに至った経過

関節リウマチは根本的な治療法がないと言われており、かかったら最後諦める人が多いのではないでしょうか。私も関節リウマチと言われた時、どうしようかと迷いました。

インターネットで色々調べたりしましたが、諦めきれませんでした。結局体質をがらっと変えたらどうかと思いました。少しでも健康に良い事をしてみて、万策尽きてどうにもこうにもならなくて、それで諦めるのなら納得出来ると思いました。

インターネットで調べると、 免疫楽天 異常には「回虫のような寄生虫を飼う事」や「冷水摩擦、乾布摩擦をする事」等が良い事がわかりました。出来るだけ原始的で動物に近い生活が良いのだと理解しました。

寄生虫を飼うのはすぐには出来ないので、とりあえず冷水摩擦をすることにしました。乾布摩擦でも効果はあると思います。若い時から何度もした事があるので、抵抗なく出来ました。

私の冷水摩擦のやり方

今では冷水シャワー(冷水摩擦、冷水まさつ)も本格的です。朝起きたらすぐ水をコップ一杯飲んで、しばらくは薄着にしています。裸でトイレにゆっくり入り、その後洗面所で髭剃りをします。風呂場に入り風呂掃除をすることもあります。その後で水を使って手で顔を洗います。

次に足、頭、腕、胸、背中の順に井戸水を掛けます。湯は全く使いません。いつまで水を掛けていても気持ち良い程です。水を掛けている時は体を手の平で力を入れてこすります。風呂場から出て、バスタオルで体を拭くと同時に、力を入れて赤くなるまで体をこすります。最近はたわしでこすることもあります。終わると気持ちが良いので、毎日楽しく出来ます。この爽快感はやった人でなくてはわかりません。

私は毎年の健康診断(自治体の健診)で、体に全く異常がないので、安心して冷水摩擦が出来ますが、血圧の高い人は医師と相談して、ご自分に合った方法でして下さい。全身を顔と同じように、暑さ寒さに耐えられるようにしたいと思っています。

当然冬でも薄着です。半袖下着と靴下とズボンは年中同じ夏物で、ズボン下は着けません。外出する時でも上着は着ません。シャツの上に薄いベストを着るだけです。手足を冷やすのが良いようです。

人間の体はうまく出来ていて、暑さ寒さは自動制御で体温を調節してくれます。上着を着たり脱いだりは必要ありません。一日の内に何度も着たり脱いだりしていると、かえって体が怠けてしまいます。

毎日の食事の質と量に気をつけ、ウォーキング等の運動を怠らないようにして筋力をつける事にも留意しています。目標は BMI=22 体脂肪率=10% です。

(2002年10月現在 BMI=22.4 体脂肪率=13% これでもまあまあいい体かも)
(2003年8月現在 BMI=22.0 体脂肪率=10% ナショナル DM-W1 全身測定式で測定)
(2004年4月現在 BMI=22.4 体脂肪率=6% ウォーキングで体脂肪率が大幅に低下)


参考
 BMI(Body Mass Index)とは、身長と体重の関係をみる、国際的な尺度になっていて、肥満度の判断の指標になります。22が標準体重です。22プラスマイナス10%以内にはしたいものです。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

入浴後の冷水シャワーと注意事項

入浴の後で冷水シャワーをする人がありますが、私はこれは冷水摩擦とは全く別物だと思っています。湯冷めを防ぐ効果はあるようですが、他の効果については疑問です。また入浴の後で冷水シャワーをした場合は、初めから冷水シャワー(冷水摩擦)をした場合と比べて爽快感が全く違うように思います。

風呂の後に冷水を掛けると人体に掛ける負担が大きいのではないかと思います。つまり血管が最大に拡張している時に、急に冷たい水を掛けるので、血圧が急に上昇して体に良くないのではないかと思います。従って私は風呂の後は水を掛けません。

ピロリ菌の除菌との関連

私は1999年2月に胃の中の ピロリ菌楽天 を除菌しました。もしかしたら今回の関節リウマチは除菌と関係があるかも知れないと思います。除菌から約3年経っています。もしかするとピロリ菌が免疫の異常を抑えていたのかも知れません。

もし冷水摩擦でも効果がなかったら、寄生虫を飼う事も視野に入れなければなりません。何としてでも、諦める事だけはしたくありません。

私の関節リウマチの発病から治癒までの経過

2002年1月頃

右腕を後ろへ回すと肩の関節が痛いのに気がつきました。原因は全くわかりません。

2002年3月頃

立ち上がる時、右の膝の関節が痛いのに気がつきました。瀬戸内倉敷ツーデーマーチで長距離を歩いたからかなとも思いますが、もう何年も歩いているけれども、一度も痛くなったことはありません。肩の関節も治りません。

2002年6月頃

右手の人差し指の第二関節が痛いのに気がつきました。エアコンの取付けで右手をよく使ったからかなとも思いました。また朝起きた時、この関節が曲がりにくいのに気がつきました。(朝のこわばり)

2002年7月頃

右手の人差し指の第二関節はどんどん痛くなり、車のキーを回すのも痛い程となり、これはおかしいと思うようになりました。左手の親指の第一関節も中指の第一関節も薬指の第二関節も痛いのに気がつきました。

右の肩の関節は少しは痛みが和らいでいるように感じますが依然として痛い。右の膝の関節は相変わらず痛い。

2002年8月上旬頃

何もせずじっとしていても、痛いところはズキズキと痛んで少し腫れて熱を持ってきました。今度は右足の親指の付け根も痛みだしました。右手の人差し指の第二関節の所が少し膨らんで結節のようなものが小さく出来ています。毎日段々悪くなっていくのがわかります。

2002年8月18日

リウマチが免疫異常から来ているらしいし、同じく免疫異常の喘息には冷水摩擦が良いという事なので、今日から冷水摩擦を始めました。今度は右手の手首の関節も痛くなって腫れてきました。

2002年8月19日

リウマチ登録医に行って検査をしました。

2002年8月23日

検査結果が出ました。 リウマチ因子=5IU/ML CRP=0.36

医師によると、関節リウマチと思われるが、経過を見ましょうとの事でした。この時、血族3親等以内に2人のリウマチ患者と1人のリウマチ因子が異常に高い人が居るのも判定の理由になっているのかもしれません。薬を出しましょうかと言われましたが、お断りしました。
(2010年頃に、私の血族3親等以内に新たにリウマチ患者が発生しました。このことからも、私にはリウマチに罹り易い遺伝的因子があるようです。)

2002年9月20日

日に日に良くなっていくのがわかります。右手の人差し指の第二関節と左手の親指の第一関節はまだ痛いけれども、他の所の痛みはかなり軽減されました。

2002年10月11日

違和感のあるところは、右手の人差し指の第二関節と左手の親指の第一関節のみで、他はほとんどわからない程に治ってしまいました。本当に冷水摩擦の効果でしょうか。冷水摩擦は一日も欠かさず実行しています。

2002年11月12日

痛い所も違和感のある所も全くなくなってしまいました。朝のこわばりも全くありません。冷水摩擦は一日休んだだけで、今も本格的にやっています。冬になってもずっとやるつもりです。

2003年1月11日

1月の氷点下の寒さの日はさすがに水が冷たく感じましたが、予定通り冷水摩擦はやりました。最近はタオルで力一杯体をこすっても皮膚があまり赤くならなくなりました。そこで最近はたわしでこすっています。体の調子は大変よろしい。冷水摩擦のすぐ後で、血圧を測ってみましたが、特に高いことはないようです。

2003年7月26日

私の関節リウマチは完全に良くなりました。体は絶好調です。自治体の健康診断でも全く正常でした。胃がんの検診でも十二指腸潰瘍の瘢痕も指摘されませんでした。

冷水摩擦の効果として、今年の冬は夜寝るとき厚い布団は完全に不要となりました。暖房していない部屋でもたいていは毛布一枚で快適に寝られるようになりました。一番寒い日でも毛布と夏布団だけで寝られました。春からはその毛布もいらなくなっています。パジャマに敷布団だけで寝ています。

2003年8月19日

1年間毎日冷水摩擦を続けました。最近は朝夕2回行っています。夏は水があまり冷たく感じないし、冬は水が冷た過ぎる為(私は冷たくても良いのですが妻の冬の為に)打ち抜き井戸を自分で掘ることにして今挑戦中です。現在8m70cmまで掘って休止中です。まだ粘土質の土で水は出ていません。もしうまく水が出れば、年中約17度の水となるはずです。

妻も今年の7月頃から冷水まさつ(冷水摩擦、冷水シャワー)を始めました。理由は妻も関節リウマチらしいと診断されたからです。処方された薬は一切飲まず冷水摩擦だけですが、経過は良いようです。最近は自分から進んでするようになりました。気持ち良いからでしょうか。効果を実感出来たからでしょうか。

2003年11月13日

井戸はうまく掘れて毎日井戸水で冷水摩擦をしています。私の体は絶好調なのですが、妻は冷水摩擦を休み勝ちで体調は絶好調とはいきません。でも以前に比べたら調子は良いようです。

冷水摩擦の二次的な効用として、私の頭頂部の髪が去年は少し薄くなっていたのですが、今はほとんどわからない程に髪が生えています。血行が良くなったからでしょうか、毎日洗うからでしょうか。

2005年9月28日

このところ毎朝晩、井戸水で冷水シャワーをしています。湯の風呂には何ヶ月も入った事がありません。シャンプーは毎晩、石鹸で身体を洗うのも毎晩ですが、使うのは冷たい井戸水だけです。約10分間、水温約17度の井戸水をずっと浴びていますが、いつまで掛けていても気持ち良いのが不思議です。このままいくと真冬でも出来そうです。日本広しと言えども、こんな事をする人は居ないだろうと思います。
 体の調子は絶好調です。若い時よりも身体の調子が良いのがわかります。

2007年6月1日

私の使っている健康タワシの写真

1ヶ月程前から冷水摩擦を1週間に1回程度に怠っていました。そうしたら目の調子が悪くなり眼球が充血して痛くて眠れない程になりました。眼科にかかるとアレルギー性の結膜炎との事でした。

これは大変と早速冷水摩擦を再開しました。今度は朝晩の二回共、冷水シャワーとタワシでの全身摩擦をすることにしました。

効果はテキメンでした。目薬との併用で1日で痛みは止まり、1週間で完全に治りました。

この写真は私が使っている 健康たわし楽天 です。10年程前に買った物ですが、紐は初めから付いていました。マッサージ(皮膚摩擦)用のたわしだと思います。今では店で探してもなかなか売っていないようです。

私の身体は冷水まさつをしないと何らかのアレルギー性の病気になるようです。一生しなければならないのでしょうか。

2010年10月26日

今年の8月頃から、右膝に違和感を覚えて、段々と痛くなってきました。10月上旬には散歩で近くの山に登れない程になりました。右手の小指の第2関節には赤く結節ができていました。右膝の関節の内側は左と比べて少し腫れていて炎症が起こっているようでした。やはり、関節リウマチが再発したようです。

そういえば、いつの間にか、タワシを使わないで冷水摩擦をするようになっていました。10月上旬から、朝と夜に冷水シャワーとタワシで全身をこすることにしました。なかなか良くはなりませんでしたが、やはり2週間程熱心にタワシで摩擦をすると良くなってきました。

亀の子タワシと健康タワシで全身を痛いくらいにこすります。場合によっては少し血が出るくらいにやります。皮膚の表面が削れて粉をふいたような感じになります。やはり今回の件で、関節リウマチにはタワシの摩擦が良いことが証明されたようです。

2012年11月12日

4月4日に骨盤骨折で約1ヶ月入院しました。その後、歩けなくなってベッドの上で生活していました。当然冷水摩擦どころではありませんので、何もしていませんでした。

すると、6月頃から、左手の人差し指や右手の親指などの第二関節が赤くなってきて、朝起きた時に動きが悪く、少し痛みも出てきました。やはり、何もしていないと、関節リウマチが出てくるようです。

そこで、風呂には入らず、水で体を拭いたり、風呂場に行った時は冷水摩擦をするようにしてみました。毎日ではありませんでしたが、いつの間にか関節リウマチの症状は消えていました。

今では、毎日冷水シャワーと冷水摩擦とタワシ摩擦をしています。入院後には腹が出てきて、メタボ体型になっていましたが、体も筋肉質になり、体の動きが軽くなり、体調も良くなりました。

私の病気に対する考え方

病気になると現代の医学では、まず薬でと考えがちです。私はどうして病気になったのだろうと、いつも原因を考えるようにしています。原因を取り除けば病気は治るはずです。原因がわからなくても、病気の引き金となった要因くらいはあるはずです。病気が治った後で、その要因を取り除く努力をするようにしています。

私は風邪をひいたぐらいでは薬を飲んだことはありません。痛み止めも飲みません。原則的には解熱剤も飲みません。サプリメントも食べません。サプリメントを食べると本来体が持っている栄養の吸収力が劣るようになる気がするからです。

とにかく私は自分の体は自分で作るものだと思っています。自分の体が管理出来ないで、健康について議論をするのは本末転倒と言うべきでしょう。

皮膚は人体最大の臓器

皮膚は人体最大の臓器と言われています。総面積は成人で約畳1畳の広さがあると言われています。重さは表皮と真皮を合わせると2~3キログラムとも数キログラムとも言われています。比較的大きいと言われる肝臓や脳はせいぜい1.5キログラムですから皮膚は人体最大の臓器と言えます。外敵を防ぎ外界との緩衝材の機能を持った臓器ですから非常に重要なものです。

一般的に言って病気が治るのは、医者の処方する薬による場合もありますが、最終的には自分自身の免疫や元々体が持っている治癒する働きで回復していると思います。免疫力を強化すると同時に正常な免疫に戻すことで病気にかかりにくい体質にすることが大切だと思います。

他の臓器に比較して、幸いにも皮膚は手入れができる場所にあり、自分の意思である程度コントロールできる臓器と言えるのではないでしょうか。また肺や気管支や胃腸や咽喉や鼻の中や口の中は本来体の内側ではなく、元々は皮膚と同じく体の外側と考えられています。(人間の胚の発生の時を考えれば肺や胃腸は皮膚が変化したものというのがわかります)

皮膚を鍛え手入れをすることによって、皮膚に繋がっているこれらの臓器の調子も整えることができると考えられます。病気を治したり健康の増進には皮膚を鍛える事がいかに重要かがわかると思います。