修理写真集

断線不良の偏向ヨーク(DY)

断線不良の偏向ヨーク

NECテレビC-14R39の偏向ヨーク(偏向コイル、DY)が断線不良の写真です。中央部の銅線が断線しています。

試しに断線箇所を接続してみましたが、このテレビは他にも致命的な故障があり、修理は断念しました。

このような偏向コイルの不良はあまりないのですが、もし偏向コイルが不良かどうかを判定するには、偏向コイルを抜いて動作させて水平コレクタパルスを測定すればある程度はわかります。また偏向コイルの抵抗値でもある程度はわかります。

フライバックトランスが不良の時の水平コレクタパルス波形

水平コレクタパルス波形

ナショナルテレビTH-32GW1のフライバックトランス(FBT)が不良の場合の水平出力トランジスタのコレクタパルス波形です。

正常な場合はパルスとパルスの間の平坦部に何もありませんが、これは平坦部に少し波形が現れています。

このような波形が観測出来るのは一瞬であり、テレビは約1秒でスタンバイ状態になってしまいます。デジタルオシロスコープのトリガーをノーマルにして、垂直の電圧と水平の掃引とトリガーレベルを適切に設定して観測します。

フライバックトランスの不良でなくても、フライバックトランスから取っている電源の整流器や平滑コンデンサの不良や、その負荷の不良でもこのようになるので、それらの不良ではない事を確認してから、フライバックトランスを交換します。

エアコンの室内ファン制御ICの不良

室内ファン制御ICの不良

サンヨーのエアコン SAP-253WVDの室内機のファンが回らない故障で、室内機のプリント基板に付いている、ハイブリッドICの不良写真です。

メーカーに基板を注文しましたが、約束の納期が来ても入手出来ませんでした。「ファンが回らないならICの在庫はあります」との事でした。

ファン楽天 が回らないとは一言も言ってないのにあやしい。同じような故障がたくさんあるのではないかと疑いました。

新しい部品はプラスチックで固められていました。ますますあやしい。

元々放熱の必要なICが付いた放熱用のセラミック基板に電解コンデンサを一緒に取り付けるという設計方法に問題があるように思います。どこのメーカーでも似たようなICの不良が多いように思います。

ニッカド電池コネクタの腐食

ニッカド電池コネクタの腐食

ニッカドの電池を入れたままで、放電したまま長い間放置すると、このように電池より離れた部分でも腐食することがあります。

使わない時は、時々充電するか、電池を抜いておきましょう。

インバータ照明器具基板の故障

インバータ照明器具の基板の破損箇所

インバータ照明器具の基板の破損箇所です。まず何かの原因でFETがショートしてそれに接続された抵抗とICが切れたものと推定されます。

インバータの照明器具は5年から10年程使用すると、このような故障が大変多いようです。こうなると、他にも部品が悪くなっている事が多く、基板ごとの交換になります。
2002.03.25

基板の半田割れ(浮き)の写真

基板の半田割れ

テレビの故障個所の拡大写真です。プリント基板の裏側の部品の半田付け部分です。半田が割れて切れているのがわかりますか。

この写真はS社の電源リレーの足の部分です。これはまだわかり易い方です。実際の修理ではルーペを使っても見えないような故障がかなりあり、修理技術者泣かせです。

長年の使用で、発熱と振動によりこのようになるのです。

このようにならないような設計方法は、部品の足の直径より穴の直径を大き過ぎないようにします。この例は大き過ぎです。更に信頼性のある設計では、ここにハトメ(基板に付ける金属の輪)を使用します。