海棠祭り(かいどうまつり、吉祥寺)

矢掛町上高末の羽無地区の曹洞宗吉祥寺では、毎年4月の第2日曜日に金毘羅天大祭と海棠祭りが行われています。家が近所でも私は海棠祭りには一度も行ったことがありませんでした。今年は雨でしたが、初めて出かけてみました。

吉祥寺の金毘羅天大祭と海棠祭り

吉祥寺の金毘羅天大祭と海棠祭り

2010年4月11日の日曜日の午前10時〜午後3時に、矢掛町上高末羽無の吉祥寺で金毘羅天大祭と海棠祭りがありました。開催日は毎年4月の第二日曜日と決まっています。

私の祖父が存命の頃に、我が家は曹洞宗吉祥寺の檀家になっていたので、その後の法事等で私は何度か吉祥寺を訪れたことはあります。今回は久しぶりの訪問でした。

この写真は本堂への正面入口付近(山門)です。桜は満開で海棠は5分咲き程度でしたが、蕾も美しく鑑賞には十分でした。

花海棠(ハナカイドウ)とは

実の大きな「実海棠」(みかいどう)に対して、これは花が美しい特徴があるので「花海棠」(ハナカイドウ)とも呼ばれています。中国が原産のバラ科の落葉低木で、花木として庭木や盆栽などに利用されています。

海棠の花は元々は一重咲きですが、一般には八重咲きの苗木が販売されていて栽培もされています。花柄が細長く垂れるところに特徴があります。蕾は紅色で、花が開くとともに花弁の色が淡紅色になってきます。

八重桜に似ていて、桜より少し遅く開花して、ソメイヨシノの桜の花より赤みを帯びています。開花前には赤く膨れたつぼみが垂れ下がりとても綺麗なものです。

吉祥寺(矢掛町羽無)へのご案内

所在地 岡山県小田郡矢掛町上高末4050 (美川の羽無地区)
交通 第三セクター、井原線矢掛駅から北へタクシー(車)で約10km、約25分。
電話 矢掛町総務企画課 0866-82-1010
地図 吉祥寺(矢掛町羽無)付近の地図

矢掛の街から美山川(小田川の支流)に沿って北上すると、鬼ケ岳ダムの少し手前で、美山川の支流に沿って右折します。渓流沿いの人家の無い細い山道をしばらく行くと、忽然と開けた山里が出現します。そこが羽無(はなし)地区です。

吉祥寺は永享11年(1439年)に創設された 曹洞宗楽天 のお寺で、歴史のある古いものです。

曹洞宗吉祥寺本堂と海棠の木

吉祥寺本堂と海棠の木

吉祥寺の本堂前に以前は、樹齢300年を越す樹高8mの海棠の古木がありましたが1991年の台風で倒壊して、今は二代目の海棠が本堂の前で、この写真のように大きく育っていました。

本堂の前では、テントの中で餅つきをしていました。ついた餅をきな粉に付けて配っていましたので頂きました。

今年は天気があいにくの雨で、演技やカラオケは本堂の中で行なっていました。重要無形民俗文化財の「備中神楽」の矢掛社、子供神楽の熱演もあったようですが、午後から農作業をしなければならないので見ずに帰りました。

本堂の前の鐘楼

吉祥寺の本堂の前の鐘楼

この写真は本堂の前の鐘楼です。小さなお寺にしては立派な鐘がありました。

吉祥寺の背後の山の頂上(標高約400m)には金毘羅天があります。これは吉祥寺の鎮守として正徳2年(1712年)に建立されました。拝殿の間の絵天井は矢掛町の重要文化財に指定されています。江戸時代中期の狩野素朴の作と伝えられています。

この金毘羅天から更に北に行くと、矢掛町で一番高い山となっている高滝山があります。

駐車場での模擬店

吉祥寺の海棠祭、特産品の販売等の模擬店

本堂のすぐ下の駐車場では、焼き鳥、手打ちうどん、ヤマメの塩焼き、特産品の販売等の模擬店で賑わっていました。海棠の苗木の販売もしていましたので一株購入しました。この下の道端でヨモギ餅の販売もしていましたので購入しました。

雨が降っていたので人影はまばらでした。テントの上の花は桜です。桜と海棠の取り合わせが美しいでしょう。