i-gotU 超小型GPS GT-800proの特徴と使い方

本格的なナビゲーションシステムではなく、徒歩や自転車やバスでの旅行に、簡単なナビがあると便利です。特に、目的地までの方角と距離が表示されれば、間違うことなく目的地に行くことができます。この目的で超小型GPS,GT-800proを購入して使用してみました。

GPSとは

GPS(Global Positioning System)とは、全地球測位システムとも呼ばれています。元々、アメリカ合衆国が軍事用に打ち上げた約30個の人口衛星を使って、その地点で受信できる数個の衛星からの電波をGPS受信機で受信して、その電波の到達時刻の差から、その地点の地球上での位置を知るハイテク技術です。

GT-800pro GPSレシーバーの特徴

電子コンパスと直行ナビ画面 GPS衛星の補足状況の画面や移動した軌跡画面 GT-800proは、i-gotU ブランドのMobile Action Technology社製の超小型で高感度の GPSレシーバ楽天 です。電子コンパスや気圧高度計、加速度センサーを内蔵しています。更に、1.4インチのLCDディスプレイを備えていて、GPSデータロガーとして20万ポイントの記録ができます。

GT-800proの画面表示の代表的なものは、この図のようなものです。他にも様々な表示が可能です。とても全部は紹介できません。

GPS衛星の補足状況の画面や、画面の上を北として移動した軌跡も表示できます。縮尺も変更できます。

位置の精度は良い時でプラスマイナス1mです。稼働時間は最大で約50時間ですから、2〜3日の旅行には追加充電しなくても使えそうです。

各種の設定と使い方

GT-800-proの写真 各種の設定画面 GT-800proは、この写真のような形をしています。腕につけると、大きな腕時計より少し大きめです。電源を入れるには、右側の電源/メニューボタンを長押しします。

使用中に電源/メニューボタンを長押しすると、このような別のメニューページを呼び出すことができます。

POI消去とは、記録されているPOIレコードを消去できます。この時、ルートプランナーで記憶させたPOIは消去しませんので、安心してください。

このメニュー中に、電源オフや、バックライトを常に点灯させるか、消すかの選択もできます。ディスプレイでメイン画面に表示する表示画面を指定できます。歩数計感度やオートポーズ、高度表示のキャリブレーションもできます。

ここでは説明しきれない程の設定画面があります。見ればわかると思います。添付ソフトの@trip PCの中に使い方のヘルプ画面があります。

電子コンパス、直行ナビゲーションとして使う

方位センサー、直行ナビ画面 一般のGPSレシーバーは、移動しているなら方向が表示されますが、このGT-800proは、電子コンパスを内蔵しているので、停止した状態や、GPS衛星からの電波が受信できない場合でも方位や目的地への方角を知ることができます。但し、電子コンパスを校正する必要があります。

ユーティリティソフトの@tripのルートプランナーでGoogleMap上にポイントを作成してGPSレシーバに記録させると、その登録地点への直行ナビを行うことができます。この画面のように、目的地への方向と距離が表示されます。目的地の数メートル以内までは簡単に行けます。登録地点の名前は任意に変更できます。日本語表示も可能です。

ルートプランナーでは100地点まで(POI番号001〜100)位置を記憶できます。目的地までの中継地点を順番に登録しておけばルートナビゲーションとして使えます。移動中でもGPSログ点数表示画面で、電源/メニューボタンを軽く押すだけでその地点を追加登録できます。この場合のPOI番号は101〜999となります。ルートは1ルートのみ登録可能です。

ただひとつの難点は、目的地までの距離の表示文字の大きさが小さいことです。車を運転しながら、この数字を読むのは高齢者にとっては無理です。目的地に着く時間や高度差は私は必要だとは思いません。これを削除してでも、目的地までの距離を大きく表示して欲しいものです。

山岳地帯ではうまく位置表示ができないとの情報がありましたが、私が使った限りではそのようなことはありませんでした。急な山道でも、木が生い茂った道でも、位置の精度も高度の表示もうまくいっていました。

大阪へ行く高速バスの中で使ってみました。トンネルの中では目的地への方向は表示しませんが、トンネルを出るとすぐに表示しました。また、高層ビル群の中をバスで移動している時でも、空があまり見えないのに、ちゃんと表示していました。なかなか感度が良いようでした。ちょっとした旅行の友として、楽しく使えそうです。

GPSランニング/サイクルコンピューターとして使う

画面上に速度、距離、時刻、平均速度、最大速度、経過時間、歩数、高度、方位、軌跡等を表示できます。SportAnalyzerというユーティリティソフトが付属していて運動トレーニングの管理ができます。

自転車にも取り付けできる部品が付属していますが、自転車に取り付けると振動の影響が心配です。腕時計のように腕に取付ける方が良いと思いました。

GPSデータロガー他として使う

データーロガーとして一定間隔(1〜60秒)で、最大20万点の軌跡を記録できます。添付のユーティリティソフトでパソコンに取り込んで地図上に軌跡を表示することができます。デジタルカメラで撮った写真の時刻と地図上の位置の照合も簡単に行えるようになっています。

高度計として気圧高度計を内蔵しています。高度の校正はGPSでの高度が表示されるので、それに合わせて高度をセットします。加速度センサーにより歩数計としても使用できます。また、ストップウォッチとしても使用することができます。

電子コンパスの校正(キャリブレーション)方法

電子コンパスの校正方法画面ルートナビとして使っていると、電車の中や建物の中などで、突然電子コンパスが動作しなくなることがあります。磁気の乱れが影響しているのかも知れません。

GT-800 Proの電子コンパスの校正方法は、本体を持って「8の字」形に2回動かせとのことです。しかし、何度やってもうまくいきませんでした。

インターネットでキャリブレーションのやり方の情報を探してみました。本体にストラップを付けて、頭上で水平に円を描くように回転させると、キャリブレーションができるようです。私もやってみましたが、うまくできました。

しかし、いつもストラップを持っているわけではないので、他の方法を考えました。それは、買い物のビニル袋を使う方法です。ビニル袋の中に本体を入れて、頭上で振り回して数回、回転させてやります。この方法だと、ビニル袋は簡単に手に入るし、ビニル袋の中に本体を入れるので、紐がちぎれたり、本体を何かに当てて壊したりする可能性が減ると思われます。

電子コンパスの校正を何度も試すには、リセットする必要があります。上矢印ボタンと電源/メニューボタンを同時に5秒位押すとリセットされます。一部の設定がリセットされるだけで、ルート情報やPOI情報は消えませんので安心してください。