レム睡眠行動障害の原因と治療

睡眠中に寝言を言ったり、手足を激しく動かしたりする人が時々あります。これはレム睡眠行動障害という病気です。NHKのためしてガッテンで放送していた内容をまとめてみました。

レム睡眠とノンレム睡眠

人の睡眠は、睡眠中に眼球が動くレム睡眠(浅い眠りで夢をよく見る、REM、Rapid Eye Movement)と、眼球が動かないノンレム睡眠とを約1時間半周期で繰り返しています。

眠りにつくと、まず深い眠りのノンレム睡眠状態になります。体はあまり動かず、はっきりとはわからない夢を見るようです。簡単な寝言を言うこともあり、歯ぎしりをする人もあります。

睡眠開始後約1時間半後にレム睡眠状態になります。この場合は、はっきりした夢を見ることが多いようです。普通の夢を見るのはこの時です。レム睡眠中は脳から体を動かす指令が遮断されています。この遮断スイッチがある為に、夢によって体が動いたり、言葉を発することはありません。

このスイッチがあることで、脳は、睡眠中に支障なく記憶の整理などを行なっているそうです。

レム睡眠行動障害とは

レム睡眠中(浅い睡眠中)にこの遮断スイッチがうまく働かないと、夢に合わせた激しい寝言や激しい寝相になるようです。これをレム睡眠行動障害といいます。

日本の中で約50万人の人がこれに罹っているそうです。50歳以上の男性に多い病気です。アルコールが影響すると症状が悪化するようです。 認知症楽天 やパーキンソン病の前兆とも言われています。

私も時には激しい寝言や行動があるようです。言葉には、はっきりと出ないようです。私は、はっきりと言っているつもりなのですが、言語中枢が寝ているのか、ちゃんとした言葉にはならないのです。よくあるのは、マムシや熊のような猛獣に襲われた夢です。襲われてもう絶対絶命という時に、大きな声と共に足蹴りやパンチをやってしまいます。

レム睡眠行動障害の原因

レム睡眠行動障害の原因は、脳幹にある脳と体をつなぐ(スイッチの役目をしている)神経の病気と考えられています。

その要因は、加齢による「αシヌクレイン」というたんぱく質の蓄積だと推測されています。「パーキンソン病」や「レビー小体型認知症」とも関連があるようです。

次の場合の多くはレム睡眠行動障害と思われます

レム睡眠行動障害の治療方法

まず、原因を調べるには、睡眠中に脳波と筋肉の緩み具合を調べるPSG検査を行います。費用は、3割負担の保険適用で、約1,5000円です。

もし、「レム睡眠行動障害」と診断された場合は、抗てんかん薬やパーキンソン病の治療薬等で治療をします。この薬による治療を行なうと、約8割〜9割の人に効果があるそうです。つまり、はっきりした寝言や、手足を激しく動かしたりすることが無くなるようです。