防犯ベル装置の設計と製作

住宅用防犯ベル装置の設計製作と実用化記事です。防犯ベル装置の市販品はありますが、戸締りが出来ていない時は、どのドアが開いているのかわからない事。セット中に出入りする為にはベル解除の鍵が必要で、結局玄関又は勝手口の防犯装置は解除したままという場合が多くなり勝ちです。

防犯ベル装置の製作方法

泥棒(空き巣)の絵

市販の防犯ベルは価格の割に機能が少ないので、私はこれを作ることにしました。個人的に製作されるのでしたら自由に利用して下さい。

防犯ベル装置の回路図

防犯ベル装置の回路図

防犯ベル装置の操作、使用方法等

防犯ベル装置の製作の注意点

防犯ベルの設置者は、この管理を自己の責任で行なってください。もし盗難事故が起きても、私は一切関知しません。

この装置はリレーの自己保持機能を利用しています。自己保持されたリレーの回路を切ると、もう元には戻りません。もしどこかで線を切られてもベルは鳴ります。回路が単純なので故障や誤動作が起こりにくいと言えます。これを考えるのに苦労しました。一旦回路ができてしまえば簡単な回路なのですが。たぶんどこにもないと思います。

電源は14.5Vの安定化電源を使いましたが、200mA〜500mA程度の12V用のACアダプタ等が使用できると思います。D4のLEDはAC100Vのパイロットランプです。D1は停電時の逆流防止用です。R2の680Ωは常時充電用です。電源とバッテリによって変更してください。SW2は急速充電用です。

停電用電源は12Vの自動車用バッテリでもOKです。

9VリレーはナショナルのVTRに使ってあったものです。VSY2032という品番です。電圧と抵抗値がかけ離れていなければ何でも使えるはずです。R3の39Ωはリレーや電源電圧によって変更してください。リレー電流調整用です。

SW11〜SW21は特定のドア又は窓のみ無効にしたい時ONにします。SW111〜SW121はOFF型防犯SWで、各ドア又は窓に取り付けます。この配線が一番大変です。私は新築の時、あらかじめ入れてもらいました。

D11〜D21は戸締りができていないドア又は窓の表示用です。

D121は防犯ベルをセットしてから出入りする所の外から見える位置に取り付けしてください。SW201は同じく出入りする所の内側に付けて出入りする時一時的に解除する為の、一時点灯スイッチです。SW202はその増設用のスイッチで、これは外側の見えにくい所に付けてください。押したらランプが点灯してブザーが鳴るだけですので見えてもかまいませんが。この100Vブザーは音量が調整できるものです。

この100Vのランプは、既設の玄関灯や勝手口灯を利用した方がすっきりするでしょう。

簡単な回路でうまく動作するように設計しました。これ以上シンプルにはできないと思います。もし可能なら教えてください。

ガラスを割られて空き巣に侵入された店舗

入口のドアのガラスを割られて空き巣に侵入された店舗の例です。このような事にならないように防犯ベルを取り付けましょう。(Oct.2001)

防犯ベルと装置の内部

防犯ベルと装置の内部の写真

箱の中の右の黒いのが安定化電源です。緑の線の束は各ドア又は窓からのOFF型防犯スイッチからの配線です。この配線を家中に配置するのが一番大変です。私は新築の時に全部入れてもらいました。安く配線することができました。

左の上から戸開き警告ブザー、プリント基板、ニッカド充電池、ナショナルのマルチレンジタイマーです。

このマルチレンジタイマーについては、後でPICを使って同等な動作をするものを作りました。別ページを作成していますので参考にしてください。

箱の表面には、防犯ベルをセットするスイッチ2個と、特定の部屋だけ一時的に防犯ベルを解除するスイッチ群があります。箱の横には電源スイッチと充電を切替えるスイッチがあります。


開き戸用OFF型防犯SW 二枚戸用OFF型防犯SW

開き戸用(左)と二枚戸用(右)OFF型防犯SWです。

この防犯スイッチは高感度型でマグネットと本体がかなり離れていてもうまく動作します。