ぶらさがり健康法

 「ぶら下がり健康器」という言葉を聞くと懐かしい響きがする人も多いと思います。昭和50年代(1980年頃)に流行したぶらさがり健康法は、日本体育大学教授の塩谷宗雄氏によって提唱され、 健康雑誌に掲載されて、猫も杓子もという状態になりました。

 その後この健康器は急速に廃れて、どこの家でも置き場に困るようになりました。この「ぶらさがり健康法」は効果が無くなったのでしょうか。私はそうは思いません。とても効果があると思います。


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鉄棒で、体の痛みと肥満を解消

 仕事は電器店経営、重い家電製品を運んだ翌日に、首が回らなくなる事がしばしば。

 数年前、自宅に鉄棒を設置し、朝夕二回、ぶら下がり十秒、懸垂五〜十回、ぶら下がったまま下半身を前へ直角に曲げ静止十秒を続けている。

 それ以来、首が痛くなる事が全くなく、他に運動はしてないのに筋肉質の体になり、体脂肪率もぐっと減った。体の調子もすこぶる良い。


これはPHP誌「私の健康法」2000年11月号に掲載された記事です。

2008年8月現在 懸垂は朝夕10回ずつしています。20回以上ならいつでも出来ると思います。

 私は階段の上がり口に鉄棒を取り付けました。Φ32mmのステンレス棒に手すり用の金具で取り付けました。

 取り付け金具は3ヶ所以上にして下さい。回り止めのビスも付けて下さい。

 ここなら普段は邪魔にならないし、階段の上がり降りの時目につくのでぶら下がるのを忘れないと思います。

 これは廊下の端の部屋の入り口に鉄棒を取り付けた例です。取り付け金具は4ヶ所です。壁の中に大きな木材があり、強度のある所へ取り付けして下さい。

 今更、 ぶら下がり健康器 を買わなくてもこのように家に鉄棒を付けておけばいつでもぶら下がることができます。


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ぶら下がりの効果

 元々人間は獣のように四本の足で歩いていたのですが、直立するようになってからは二本の足で歩くようになりました。その為、肉体的に多く不具合が出るようになりました。

 背骨は重い頭を支えなければならないし、腰椎の下部には体重の主要部分が掛かります。人はこうした体に起こる変化を骨と筋肉の力で支えるようになりました。その為、長時間同じ姿勢を続けていると、背中から腰にかけて、骨や筋肉に疲労が加わります。

 背骨の中には、脳からの神経が通っています。背骨が変に曲がることは、背骨の中の神経を痛めたり、神経の働きを悪くしたりして、体の様々な器官の機能を悪くすることがあります。

 ぶら下がり健康法は、こうした背骨のゆがみや潰れを治したり、筋肉を付けたりして、体の諸機能を回復する効果があります。

 また、人間は手を上に上げたり、猿のようにぶら下がったりする動作をあまりしなくなりました。その為、肩の関節の運動不足から、四十肩や五十肩になり易くなりました。

 肩の関節は動かさなければ固まってしまう傾向があります。毎日ぶら下がって四十肩や五十肩の防止に努めましょう。腕の筋肉の増強にも効果があります。

逆さぶら下がり健康器について

 最近、 逆さぶら下がり健康器 なるものが市販されているようです。かなり高価なものですが、これは逆立ちとあまり変わらないかも知しれません。

 足首を支えてぶら下がるので、逆立ちとぶら下がりの両方の効果があると思います。逆立ちが一人でできない人には良いかも知れません。

 本体がシーソーのようになっていて、足首を固定しておいて重心を移動させてクルリと上下が逆さになるようになっています。その角度は垂直の逆立ち状態から少し斜めになる状態まで調節が可能です。




振幅変調波形
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